姉の結婚 (7) (フラワーコミックスアルファ)

著者 :
  • 小学館
4.02
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本棚登録 : 1161
感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091361134

作品紹介・あらすじ

アラフォー男女の真剣ラブストーリー

元同級生の医師・真木誠との不倫関係を解消し、県の観光プロジェクトのリーダーとして忙しい日々を送る岩谷ヨリ。一方、ヨリと結婚するために妻・理恵に離婚を持ちかけた真木は、妻から妊娠していることを告げられる。衝撃の事実を前に、それぞれの生き方と選択はーー1?

感想・レビュー・書評

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  • 動揺するようなことがあった時にとりあえず自分のテリトリーに入って落ち着くあるある。

  • 一見、幸せな家庭にも苦しみはある。苦しみを乗り越えるために、新しい家族を作るのかもしれないとルイ子から感じた。
    「姉の結婚」は全体を通して 痛み 苦しみ が多く描かれていて、この巻はとくに大きな苦しみがいくつもあった。だけど、痛い 苦しい だけじゃなく 優しい 強い もちゃんと見えていて、だから私はこの作品が大好きだ。早くヨリに幸せになって欲しいと強く思った第七巻。

  • 有能な女性っていうのは大変だなぁ…とも思っちゃったり。中崎県PRプロジェクトのために奮闘するヨリだけど、県職員の中年男に嫉妬されたりね。うっとうしいよね…でもありがち。

    真木は、いよいよヨリとの結婚を決意。
    けれど、奥さんから妊娠している、「あなたの子」と伝えられる。でも実際は、奥さんは不倫相手のところへ行って、「あなたの子だから産みたい」と伝える。不倫相手はけんもほろろ…ひどすぎる……。

    ヨリは本当に真木のことが好きなのね~。
    だから、あの作家先生がホテル内に入ってきても、最後まで出来なかったんだなー。思わせぶりでホントに酷い女とは思うけど。笑
    あぁ、幸せになってくれるといいな、ヨリが。

    いちばん響いたのが、少女漫画を読んでいた頃は「両思いがゴールだった」って表現。その先にこんなに選択肢があるなんてね…って。本当にその通りだと思っちゃった。

  • アラフォー独身女性を取り巻く恋愛事情第7巻。収まる処に収まりそうな流れになって来た。

  • 全てが大きく動いた巻。真木夫婦の言い争いが、初めてこの2人が真正面からぶつかった場面で印象的。特に子供が出来たことが残念という発言に怒る真木。父からの愛情が欲しかった真木にとって見過ごせない言葉だったんだろう。

    ルイの問題が表に出て、父の気持ちを知ることが出来たヨリ。両親という一番身近な結婚を見て、結婚に希望が持てない気持ちも理解できるが、それを父親に伝えるのも残酷に思う。

    姉妹がいるとなんで姉ばかりとか、妹ばかりという気持ちを持つことは誰でも経験しているだろう。こうやって客観的に見ていればお互いのことを理解できるけど。実際にはなかなか。

  • ネタバレ 物語としては、全く動かないように見えた巨大な車が、ついに大きく動いた巻。愛だけでもない、子供の存在だけでもない、見栄だけでもない、安心だけでもない、積み重なった歴史だけでもなく、罪悪感のようなものだけでもない。それら夫々、さらに他の要素がごった煮のように詰め込まれる結婚。が、ヨリの場合は「好きよ」、これに尽きるのだ。結婚の在り様を、幾組かの夫婦や愛人関係の葛藤を通して描いてきた本作は「結び」に向けて走り出したが、どんな結末よりも「好き」の温もりを見せた本巻の独白シーン程盛り上がりはしないのではないか。
    しかし、「おんな」としてのヨリの危うさ、無防備さは、余程の男でない限り許容できないと思う。仮に、夢幻堂の行動とそれに対するヨリの行動(部屋に入れる)を是とするなら、パートナーの浮気は許容するというのでなければ、均衡を失する。

  • うおおおおおやっと!?やっとなの!?!?

  • 決意したあなごは強いのです。

  • 京都国際マンガミュージアムにて読了

  • “両思いがゴールだと思ってたゴールの先が
    こんなにいろいろあるとはね(虚ろな笑み)”
    こういう台詞があるかあるからファンタジーの片鱗にリアリティを感じ、独身貴族達の心をかっさらって行く
    リュックの話しをした時は大人ならではの嫌な感じを出してきたがつまるところコレだ•••

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著者プロフィール

鹿児島県出身。1988年『待っているよ』でデビュー。代表作は『娚の一生』『姉の結婚』。

「2018年 『キスする街角』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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