風光る (39) (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091386670

作品紹介・あらすじ

疾風怒濤の渡辺新選組、最新巻39巻登場!


大ヒット作、新選組グラフィティ最新巻39巻登場!!

徳川家を武力で壊滅させたい薩摩に対し、不戦の意を示す慶喜。
しかし、度重なる薩摩の挑発に業を煮やした旧幕閣を抑えきれず、
慶喜は開戦を下知する。
勝利を誓って沸き立つ新選組。
戦力的にも旧幕府軍が圧倒的優位に立っていたが、セイは一抹の不安を
覚える。

そして、ついに鳥羽街道で両軍が対峙するのだが・・・!?

感想・レビュー・書評

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  • 歴史で起きた事実に
    この物語なりの
    味付けをしてくれる
    エピソードが面白い
    何が起こるかだけでなく
    何を起こしていくのか
    楽しいだけでは終わらない時代だからこそ
    どんな時にも人はいたのだから

  • 江戸も戦場になりそうな情勢に。三田の薩摩藩邸が焼き討ちに。そして鳥羽伏見の戦いの開戦。近藤さんは戦場には出れず。一時優勢も敗退。井上源さんの戦死。一番乗り、と山崎さん。こっちに来ていたのね。お印とお刀を携えて、泰ちゃんは辛かったろうに。
    それに続いてまさかの大将の敵前逃亡…江戸に帰るって…あれはいったい何だったんだろう。本当に。いろんな説があるけど何だったんだろう。
    山崎さんが倒れてしまった…

  • 庄内藩による薩摩藩邸焼き討ちは、
    フィクションによっては挑発にのって馬鹿なことをしたように描かれることもありますが
    当時の江戸では相当薩摩のやり方にストレスが溜まっていたようですし
    喜んだという描写になっているのが風光るっぽいなと思います。
    新選組が水盃ではなくて祝酒だと言っているのも興味深いです。

    滝川さん関連の話などがやはり史実に基づいてきっちり描かれていたなと感じます。
    この辺りになってくるとそもそもどれだけ端折っても史実が盛り沢山なので、事実の羅列になりがちなのは
    多くの歴史物に見られる傾向です。

    それでも、彦根などの裏切りの様子をもう少しじっくり描いて欲しかった気はします。
    寝返る理由やそれを受けての絶望感などを読みたかったです。

    井上泰助さんについてあまり史実を知らないのですが、
    これはどの程度史実に基づいているのでしょうか?
    あまりにも泰助のキャラクターがうざいのが気になります。
    井上さんが撃たれたのが自分のせいだと思いこむのならまだわかるのですが、
    周囲も対応からしても泰助のせい、という感じになっていますし、
    となると泰助のせいでまた人が死んだ、ということになります。
    流石に子供だから、と流せる範囲ではありません。

    田村銀之助は12歳、泰助は11歳のはずですが、見た目や言うことを聞かなさからしても
    とても11歳には見えません。
    現代の11歳でももっと大人ですし、当時なら尚の事もう少しきちんとしていたのではないでしょうか。

    私は叔父の首を持ち帰ろうとする美談としてしか泰助さんのことを聞いたことがなかったので
    ちょっとびっくりしました。

    田村銀之助がかなりクローズアップされていますし、
    野村利三郎と相馬主計も度々出てくるので、セイちゃんはやはり土方さんについて箱館まで行くということなのでしょうか。

    現代人に比べてこの当時の人は虫の知らせなど
    感が良かったとは思うのですが、
    沖田さんがまるで千里眼というのも
    ちょっと、またですかという感じがしてしまいました。

    近藤さんがあまりに泣きすぎなのと、
    沖田さんが「土方さんと神谷さんが似てる」と度々言うのもちょっと飽きてきたかなと。

    特に近藤さんはあまりにも、真っ直ぐというよりは
    これではお馬鹿さんに見えてしまうのでがっかりです。

  • とうとう開戦してしまった…
    総司の命はどこまで持つのか
    その後のセイはどうなるのか
    これからの怒涛の展開を早く見たいような見たくないような

  • 前巻のおみのさんに続き、山崎さんが倒れるラスト。
    源さんも亡くなってしまい、総司の病状は悪化の一途。
    ここから先は悲劇ばかりだと知っていればこそ、総司がセイを後ろから抱きしめる胸キュンシーンすら、もう辛くて仕方がない。
    だって、もう、鳥羽伏見だもんな。
    慶喜公、江戸に帰っちゃったもんな。
    はぁ、辛すぎる。
    そして、泰助と銀之助が源さんの御首と刀を埋めるしかなかったと涙するシーンは、一緒に泣かずにはいられなかった。
    あんな子供が命の重さに耐えている、幕末って、やっぱりすごい時代だよな。

  • 幕末の新撰組を女性隊士視点で描く39巻目。

    本巻は江戸薩摩邸放火から鳥羽伏見の戦い、大阪城退去までが描かれています。
    オリジナル隊長の井上の死など史実と知っているものがどう描かれているかが一つの興味のポイントですが、可もなく不可もなくという感じでした。
    登場人物の中でスポットが当っていたのが隊士の山崎と幕府軍艦館長の榎本で、特に榎本の描写が面白かったです。
    慶喜の大阪退去の心情は次巻で明らかにされるのか気になるところです。
    激動の歴史の渦中にいるので、おせいは完全に傍観者的な立場で、幕末純愛漫画とはいえない状況が続きますね。

  • 洋服がどんどんと増えていくなぁと思いつつも、時代が動くのが残念に思いながらも時は過ぎていく。
    あぁ、沖田さんが…。

  • 表紙は仲むつまじく微笑みあう総司とセイちゃんのイラスト。だが、本を開くとついに新選組がグラつき始める泥沼の戦いに突入していく。鳥羽伏見の戦いの開戦。史実は知っているだけにページをめくるのがつらい。源さんの戦死。源さんの首を持ち帰ろうとする、2人のチビ隊士が初めて「命の重さ」を知る姿が切ない。新選組の良き時代は終わった。これからますます読むのがつらくなるのは分かっているけれど、総司とセイちゃんの不器用な恋愛から目を離すことは出来ない。もはや一心同体の二人に、どうか安らげる着地点をと願う。

  • 総司が動かないと、あんまりおもしろくないです。

  • 源さん・・・・・・。

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著者プロフィール

日本保健医療大学保健医療学部准教授

「2017年 『保健の実践科学シリーズ 学校看護学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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