ソラニン (2) (ヤングサンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091510761

作品紹介・あらすじ

●主な登場人物/井上芽衣子(東京での社会人2年目にして会社を辞めた23歳。秋田出身。種田と同棲中)、種田成男(デザイン事務所で働くフリーター。福岡出身。学生時代の軽音仲間と趣味でバンドを組んでいる)
●あらすじ/5日間の失踪後、自らが幸せであることを噛みしめつつ芽衣子の待つ自宅へとスクーターを走らせていた種田は、不運にもバイク事故を起こしてしまった。スクーターとともに道路に横たわるその脳裏には、なぜか大学卒業を間近に控えた1年半前の日々が甦ってくる。そして、そんな日々を懐かしく思い出す種田は考えるのだった、「早く家に帰ろう」と…(第15話)。
●本巻の特徴/バイク事故で逝ってしまった種田。残された芽衣子、加藤、ビリー。淋し過ぎる新生活の中で、種田のギターを手にした芽衣子は…!? 僕らの青春狂想曲、感涙のフィナーレ!!
●その他の登場人物/ビリー(本名・山田二郎。種田のバンド仲間。実家が営む薬局で働く24歳)、加藤(種田のバンド仲間。大学6年生)、アイちゃん(ショップ店員。加藤と付き合っている)

感想・レビュー・書評

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  • 教科書や 余韻えぐ過ぎてめっちゃ泣いた

  • たまに読みたくなる漫画で、昔の自分を思い出させてくれる作品です。

    これからどう生きていくのか、好きなことをしていたっていいじゃないのか、など現実との葛藤を当時自分は新入社員の時にこの漫画に出会ったので、心にものすごく響きました。
    夢に捨てきれず、現実の波に乗り切れずと不安な毎日でしたが、今になって思うと、それも「人生」で自分にとっては良かったのではと思いました。それを乗り越えることによって、一段と強くなっていくんだなと思いました。
    所々、心苦しいところは出てきますが、将来に悩んでいる人や新入社員になってもがいている人には、ちょっと前に進んでみようかなという思わせてくれるのではないかと思います。

  • 久々に読んだら涙が止まらなかった。
    現実を受け入れようと葛藤して自問自答する種田が、手に入れた幸せに気付いて絶望する種田の想いが、もうねじきれるくらい苦しい。
    種田がいない世界で折り合いをつけて生きていかなきゃいけない芽衣子やビリーたちの切なさが苦しい。
    そして何よりこの作品には夢と未来を輝くものとして見上げていられたあの頃の自分がいて、もう戻れない時間があってそれが切なくてたまらない。
    今の自分はどうですか?今の自分に満足してますか?って問いかけてくる作品。

  •  『ソラニン』は、中高のとき抱いてた感情を思い出させてくれる。あの頃のことを忘れて、感情が擦り切れてる今の自分に少しの悲しさを感じつつ。でも、読むと、胸の辺りがざわざわするから変わってないなって安心もする。大人になりたいのか、子供のままでいたいのか自分でも良く分からない。だからこそこの作品に心動かされるのだと思う。
     映画館で『ソラニン』を見たとき、それはフジファブリックの志村さんが亡くなられたときと近かった。そんなこともあって不覚にも映画館で号泣した。卑怯だよね、死んじゃうなんて。

  • また、泣いた。。

  • 自分はマイノリティのレールをそのまま歩むのか
    本当にやりたいことはそれなのか
    大切なことは何か
    幾つになっても変わらない成し遂げたいことは何か
    とても悲しい話だけど、今の自分に響くものがたくさんあった。

  • ぜひ、映画と併せて読んでいただきたい作品です。

  • この青春物語にはまったくもって胸が震わされるぜ!

  • 種田の馬鹿。普通死ぬかよ。
    でもこういう想いを抱えてる人はきっと多いんだろう。
    でも死ぬかよ。馬鹿馬鹿。馬鹿。
    衝動的な選択だったのかもだけど、
    芽衣子とのこれからの日々と天秤にかけるようなものではない。まあ死ぬつもりじゃなかったのかな。辛い。
    そしてそこから立ち直りはせずとも、
    立ち上がってく芽衣子が痛々しくて悲しいよ。
    頑張れ芽衣子。種田のことなんか忘れちゃえ。
    一生記憶しつつ、忘れちゃえ。悲しい。

  • クソ泣く

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著者プロフィール

1980年生まれ、漫画家。1998年、デビュー。日本の青年誌漫画を牽引してきた作家のひとり。主な作品に、『ソラニン』『おやすみプンプン』『うみべの女の子』『零落』など多数。『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』を連載中。

「2019年 『漫画家入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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