RAINBOW (13) (ヤングサンデーコミックス)

著者 : 安部譲二 柿崎正澄

• 小学館 (2006年5月2日発売)

作品紹介・あらすじ

●主な登場人物／水上真理雄（マリオ。湘南特別少年院・二舎六房を脱走。プロボクサーとしてデビューを果たした）、前田昇（スッポン。二舎六房の仲間。闇屋から足を洗い、金貸しに転身）、遠山忠義（ヘイタイ。二舎六房の仲間。現在は自衛官）、横須賀丈（ジョー。二舎六房の仲間。小さな音楽事務所に所属する歌手の卵）、松浦万作（キャベツ。二舎六房の仲間。極道に入門するが組を追い出され、プロレスラーに転身）、野本竜司（バレモト。二舎六房の仲間。法律家を目指して勉強中）
●あらすじ／メグを連れ戻そうと現れた養父・前畑を見て逆上し、割ったビール瓶で刺そうとしたジョー。だが、その間にキャベツが立ちはだかり、凶器の瓶はキャベツの身体に突き刺さってしまった。二度とジョーを刑務所に行かせまいと反射的に動いたキャベツだったが、その傷は予想以上に深く、知り合いの医師の手術でなんとか一命は取り留めるが…!?（第128話）
●本巻の特徴／プロボクサー・マリオの快進撃とは裏腹に、メグには前畑の魔の手が近づく!! メグを守るため、痛めつけられたバレモトの仇を討つため、前畑が雇った3人の“相撲くずれ”との喧嘩に出向いたマリオ、ヘイタイ、スッポンの運命は…!?
●その他の登場人物／メグ（ジョーの妹。すさんだ生活を送っていたが、兄と再会して人生を再スタートした）、リリィ（小さなバーを営む女性で、二舎六房の仲間たちと親しい。以前は米兵相手の売春婦をしていた）、前畑（メグの養父。孤児院から買い取ったメグを陵辱し続けた）、田中（福本組のヤクザ。キャベツに命を助けられた）

感想・レビュー・書評

[ちぴゆきさんの感想 · 2021年11月17日]

養父をビール瓶で殴りつけるが、ジョーをムショ行きにさせたくないキャベツが間に入り、重症となる
メグは一人で養父の元へ蹴りをつけに行こうとするが、ヘイタイに止められ彼の胸で泣く
マリオの最強ボクサーへの道
ボディのみで勝ちをもぎ取る
しつこい養父は恐ろしい相撲崩れの用心棒を連れてやってくる
バレモトは平和的解決を望むが、ボコボコにされる
マリオ、ヘイタイ、スッポンで相撲崩れに挑むが、やはりボコボコにされる

[stkmdfさんの感想 · 2019年5月3日]

この漫画の悪役はほんとしつけー。

[よっぴーさんの感想 · 2015年3月12日]

この漫画好き！

[はこさんの感想 · 2011年7月11日]

途中で読むのがしんどくなる。もう、すごく悲しい。

[やまてさんの感想 · 2006年9月14日]

仲間が辛いことに直面したときに、自分のことのように受け止める仲間たち。
お互いの夢が叶うことを心の底から望んでいる仲間たち。
二舎六房の七人のような関係を友達と築けたらいいな、と思った。友達にも読ませよ！

著者プロフィール

安部譲二

一九三七年東京生まれ。麻布中学在学中に安藤組に入る。日本航空のパーサー、クラブ経営、ノミ屋などさまざまな職に就く。一九八六年、刑務所での体験を綴った『塀の中の懲りない面々』で作家デビュー、ベストセラーとなる。『絶滅危惧種の遺言』『もう、猫なしでは生きていけない。』ほか著書多数。二〇一九年九月二日逝去。

「2020年 『愛してるよ、愛してるぜ』 で使われていた紹介文から引用しています。」