- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091532817
作品紹介・あらすじ
▼第1話/復讐の果て(1~3)▼第2話/忘れられた歌(1~3)●主な登場人物/藤本賢吾(武蔵川区役所・戸籍課の“イキガミ”配達員。自らの職務に誇りを持ちつつも、一方で疑問を感じている)、石井課長(藤本の上司。かつては“イキガミ”配達員をしていた)●あらすじ/国民に生命の価値を再認識させることを目的として制定された法律「国家繁栄維持法」。この法律の名のもと、1000人に1人の確率で国民に注入される特殊カプセルは、対象者が18~24歳の期間に破裂し、その者の命を奪う。そして、そんな「死」の24時間前に対象者のもとへと届く死亡予告証こそが、通称“逝き紙(イキガミ)”と呼ばれる一枚のカードである。武蔵川区の“イキガミ”配達員・藤本賢吾が、今回届ける対象者は…!?(第1話)●本巻の特徴/自分は24時間後に死んでしまう…そんな理不尽な事実を突きつけられた若者は残された時間をどう生きるのか!? 第1~3話ではイジメによる深い傷と憎しみを持つ若者に、そして第4~6話ではミュージシャンへの夢を追い続ける若者に、それぞれ“イキガミ”が届く。●その他の登場人物/鴨井洋介(母親と2人暮らしの若者。高校在学中に酷いイジメを受け学校を中退、フリーターをしていたところに“イキガミ”が届く)、田辺鳥男(ストリートミュージシャン「コマツナ」のボーカル。音楽事務所にスカウトされ、ソロでメジャーデビューすることに)、森尾秀和(「コマツナ」のコーラス&楽曲製作担当。鳥男とのコンビが解消したことにより、プロへの夢を捨てる)
感想・レビュー・書評
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内容はおぼろげながら知っていたが、読了してその重さをさらに感じた。嫌いなストーリーではない。「20世紀少年」のような権力と反体制という図式を思い浮かべてはいるが、主人公は体制側の人間。洗脳され切っていない彼の迷いと、イキガミを渡された余命1日しかない人間の最後の過ごし方が、本書を面白く読ませるキモなんだな~
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・設定が安っぽい
・極限を描く為の手段をイキガミとかいう支離滅裂なツールに頼っているせいで全く魂は揺さぶられない
・全てが白々しい -
自分に来たらと想像すると怖い
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星新一で似たような話があったような気もしますが、こちらは注射で既に殺せるようにしているところが違います。
こんな法律がまかり通った国で大人しく暮らせるわけねーだろ。 -
国家繁栄維持法で縛られている世の中の設定。「24時間以内に死にます」という逝き紙が届く。いやな漫画だと思いながら気になって読んでしまう。あり得ない法律で翻弄される余命24時間の人間の受け止め方、過ごし方に考えさせられる。自分だったらどうするかな?
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幼いころから『死』を『意識させられ』ながら生活させられて、あるとき、突然死の宣告をくだされる。アタリマエになっていることとはいえ、けっこうクルもんです。死に関しては。
「イキガミは、本人が最後の一日をどう生きるかによって、“逝く”紙にも“生きる”紙にもなるんですから」
斬新といいますか、姥捨て山の簡易版といいますか。 -
西新の喫茶店で読む。ミューコミが推薦していたので、読んでみました。作家の力量は抜群です。画力、構成力ともに一流です。ただし、この設定は、好きになれません。
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2012年6月22日予約。予約順位1位。2012年6月26日借りてくる。パン吉ちゃんのレビューを見て。