WESTWOOD VIBRATO (1) (サンデーGXコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 82
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091572301

作品紹介・あらすじ

南アフリカを舞台に音楽と心の癒やし旅。

南アフリカ・ケープタウン。
そこに世界最高峰の技術を持つ楽器修理の専門家が住んでいます。
どんな楽器でも依頼人のリクエストに応えて修理するスゴ腕のマイスターは、なんと西アフリカ出身のうら若き女性。
「WESTWOOD VIBRATO」というそのアトリエこそ、義足の天才楽器修復士コーネリア・ボボ・ウォッシャーの仕事場なのです。
彼女の手にかかった楽器たちは、依頼人の心をも癒やし、彼ら想いを届けるためにアナタを小旅行へと誘います。
コーネリアの紡ぐ心の旅へ、ようこそ。
かつての内戦によって左足を失った彼女、頭部にもいまだに被弾したまま、そのカケラが埋まっています。痛みや発作を越えて、彼女は闘います。争いのない世界が実現することを夢見て。
だからこそ、この物語を読んだ人は、コーネリアが起こす小さな奇蹟の目撃者となるのです。
あなたも目撃者になりませんか?
この本を手にしたとき、アナタは目撃者となり、アナタの心をも癒やす旅が始まりまるのです。


【編集担当からのおすすめ情報】
『新暗行御史』で日本デビューした原作者・尹仁完氏。国や言語や世代を超えて、共感を得て末永く残ってゆく作品。
とても難しいリクエストでしたが、3年越しでようやく実現しました。世界中の人に読んでもらいたい。音楽の聞こえる作品です。

感想・レビュー・書評

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  • 南アフリカはケープタウンを舞台に、ひとりの楽器リペア職人である女性が様々なクライアントと織り成す心の交流を描いた作品。
    楽器のリペアという事もあり、音楽的話題も豊富です。個人的にはナチのフリューゲル奏者の話が良かった。
    基本的に一話完結型で読みやすいですが、少し社会的な背景・ストーリー展開が多めかも。

  • 楽器の修理工が、依頼された楽器を通じて、持ち主の人生に触れる話

    なのだが、良い話にしようとして、つまらない話になってしまった例。
    絵も下手で、見どころがない。

  • 華のない漫画。

    土のような、大地のような漫画。

  • 80年代から90年代頃の少女漫画を思い出す作風で新鮮でした。
    心情や線が繊細で楽器をmotifにして紡ぐ物語が面白かったです。
    pianoしか興味のない私にとって、他楽器は勉強になります。

    コーネリアに、能力だけでなく包まれた優しさに惹かれます。
    illust担当の方、可愛らしい名前ですね!女性らしくて素敵です。

  • ハングルでいう「恨」(ハン)について、僕はハングルも学んだことが無いし、どのようなものかと押し付けてくる人の話を聞いたり読まされたりしたが、どうもそういうものではないのではないかと思っていたが、マイナスなものだけでなく肯定的なものも含んでの有り様を表すものとしてコミックの中で描かれていて、このコミックを読むことで理解が出来たなどと言うつもりはないが、しかしよすがの一つにはなるのではないかという気がした。
    描かれているのはバロック音楽ではないのだけど、まさに通奏低音とでも言いましょうか。

  • 音楽は人生に花を添えるもの。楽器は人生に寄り添うもの。世界がもっと愛と平和に満ちていたらいいのに。

  •  楽器にまつわる不思議で優しいお話ですが、やや絵がお話についていけてない感じがします。もうちょっと重厚な方向か、透明感を出す方向かどちらかに行って欲しい…かな?

  • 聞き手が若い美人のねーちゃんで楽器にまつわるアレコレ話。
    思った以上におもしろい!というわけではなかったのがちょっと残念。
    楽器修理工の活躍が目だたなすぎる半面、修理を依頼する側の思い出が前に出すぎてあくまで修理工が聞き手に徹しているため、インパクトに欠けるというかなんというか。
    普通に楽しめました。

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