- Amazon.co.jp ・マンガ (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091670021
感想・レビュー・書評
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本当に本当に大切に思っていたひとから、突然連絡が無くなる。電話もメールも通じなくなる。……何かとても辛かった思い出を引きずり出される作品でした。作品の結末はとても残酷で、でもこんなことも現実には起こりうるかもしれないと思わせる。この作品集には、作家がこの世界に抱いている不安、諦念、マイナスの感情が、そして、現実を生きていく人間の弱さと強さが、とつとつと語られている気がします。
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『栗林かなえの犯罪』に続けて読んだ吉野さんの短編集その2。殺したいくらいの感情や罪の衝動を覚え、実際に事に及ぶくらいならこれらの短編を読んだ方がいい。短編でも強烈な物語を多く生み出した吉野さんの早過ぎる死が本当に惜しい。
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6つの短編。どれも良いけれど、特に表題作が好き。主人公の心情変化の表現に唸らされた。
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ぐっさりくる。
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ホラー短編集のようだ。
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鋭利
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狂気とそうでない境目は何処にあるんだろうか。
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攻撃力が低くなっていた頃の。ミステリアスで面白いけど。この作家に「己の影」を描かせたら右に出る者はいないと思うよ。
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全1巻、短編集