電波の男(ひと)よ (フラワーコミックス)

著者 :
  • 小学館
3.80
  • (92)
  • (116)
  • (140)
  • (8)
  • (2)
本棚登録 : 1023
感想 : 87
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091670298

作品紹介・あらすじ

高校時代、アマチュア無線が唯一の楽しみだった冴えないサラリーマンの大河内寿三郎(おおこうちじゅさぶろう)は、顔も名前も知らないかつての交信仲間の女性を忘れられずにいる。そんなある日、社内の間違い電話から、彼女によく似た声を聞き…。ちょっとワケありな男女の恋を描いた恋愛傑作集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 短編集。
    毎回思うけれど、西さんの描く女性は清楚、家庭的、しとやかという言葉がよく似合う。なのにきちんと色っぽい。

  •  読了。
     短編が3つ。この人の作品好きなのかどうなのかわからん。

     仕事の都合で会社に泊まってるのにすれ違ったら汗臭かったと言われたらきっと辛い。私なら辛い。

    という感想が一番だった。
    (230725)



  • 読み終わった今一番印象に残っているのが、本編ではなくて作者が「西」という字について触れている表紙の袖。病んでいるなあ、私は。

  • この本、発売直後に本屋で見かけて以来探していた。
    黄色の目立つ表紙、無線機をここまで書き込んでいる細かさと素敵な眼鏡男。
    この数日後に「娚の一生」に出会い、同じ作者だったと知って即買いしなかったことを激しく後悔した。
    内容は思ったとおり、ダメな男か女が強い相手に押されたり引っ張られて幸せになるパターン。だいたい同じようなパターンだけど、画で魅せてくれるのでハッキリと別エピソードだと思うから不思議だ。
    あとは動きのある髪と、つぶらな瞳で笑わない口元。
    これが一番ツボらしい。

  • 大人のラブストーリー。
    ふわっと 幸せ

  • 中心人物がコンプレックスがある一癖ある人物で面白い。最後ハッピーエンドなのも好き。

  • 2007年刊行(初出年同じ)。男女の危うく、微妙な距離感を描く短編3本。女の自意識(良くも悪くも)の描き方が、上手いなぁと。これは著者の作品を読んだとき、いつも思うところだが、本作もその例に漏れず。

  • なんというか大人な話ですな。描かれている感情が大人!
    無線の話が可愛かったー。

  • ドライブシーンでウテナを思い出す

  • メガネ男子好きにはたまらない、3つの恋愛短編。どこかファンタジーっつうか、ご都合主義な展開ではあるものの、そこを逆手に取ってる感じがうまいです、西さん。ちょっとずれると滑稽で陳腐になりそうなところを、ほどよくコミカルに描きながら独自の世界観に仕上げるところがすごいな。西さんの描く男性、どこか偏屈で不器用で、変なとこ真っ直ぐすぎるのに妙にセクシーで、たまらんです。
    「海の満ちる音」は、この後に発表される長編「姉の結婚」を彷彿とさせられた。合わせて読むと面白いかも。

全87件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

鹿児島県出身。1988年『待っているよ』でデビュー。代表作は『娚の一生』『姉の結婚』。

「2018年 『キスする街角』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西炯子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×