海街diary 7 あの日の青空 (フラワーコミックス)

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著者 : 吉田秋生
  • 小学館 (2016年1月8日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091670731

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海街diary 7 あの日の青空 (フラワーコミックス)の感想・レビュー・書評

  • 終わりの近さを予感させる7巻でした。ずっと気になっていた、あの人やこの人の過去。幸と佳乃の新しい恋。すずの進路。さらに深みを増した物語、四姉妹それぞれが一皮むけた気がした。そして、彼女たちのパートナーもね。互いを思いやりながら、そっと寄り添うことの優しさがあったかくって、時にものすごく切なくって、毎度毎度涙が滲むのだ。
    ただただ優しくあったかいだけじゃない、この作品のよさは人生のビターな面もしっかり描いていること。当然ながら人生一筋縄ではいかない。理不尽な出来事、ほろ苦い別れ、いつまでもくすぶり続ける後悔。苦しんで苦しみぬいた末に、どんな景色が見えてくるのか。そんなことを今回もすごく考えさせられた。
    「生きることの先に死があるんじゃなくて、死はいつも影みたいにそばにあるんだって」
    胸の底にストンと落ちるセリフ。吉田秋生さんの誠実さを感じさせられる。こんなに、生きるということを丁寧に描いた作品にはなかなか出会えないのではないかと思う。シビアな問題も躊躇なく描いているのに決して重苦しくならず、瑞々しくて、時々ユーモラスで。鎌倉の美しさに彼女たちの喜怒哀楽が溶け込んで、何度でも読み返したくなるのだ。
    色々な問題が落ち着いていくのだろうか…と思いかけたところで、ムードメーカーの千佳も転機か。どうか、皆が幸せになりますように…と願わずにはいられない大好きな作品、今後の展開から目が離せません。

  • 家族の繋がりに加えて、4人姉妹それぞれの大切な男性(ひと)との繋がりが描かれている。どちらかというと静かに進んでいく話なのに、登場人物一人ひとりのひたむきで真摯な想いが、胸に響いてきて感動する。大好き。
    そして、そういう人の輪の真ん中に必ず美味しい食べ物が在ることが、この漫画の大きな魅力だな、と感じる。
    海を見ながらコロッケパン食べたいな。
    マサラ茶、今度飲んでみよう。

    次巻が楽しみ。ちかちゃんが幸せになりますように。

  • 姉妹の恋愛部分が大きく動き出して、このまま上手くいくんといいなと思っていたら、思わぬ展開が・・・。

    今後どうなってしまうんだろうか。
    早く続きが読みたい。

  • 地に足のついた日常がしみじみ素晴らしい。

    この物語の名脇役はやっぱり鎌倉の街だなと思う。
    姉妹でランチする店がかぶったり、登場人物皆どこかでつながってるんじゃないかというぐらいの小さなコミュニティ。
    一歩間違うと息苦しさにつながりそうだけど、この物語では温かさを感じさせる。

    続きが楽しみ。

  • 姉3人の恋がそれぞれに動き出し、なんか物語の終わりに向かっている印象。
    幸と佳乃は新しい恋を始め、千佳は店長との恋に“結果”が出そう!?
    すずと風太は、卒業したら遠距離になりそうだけどどうするんだろう。

    山猫亭のおっちゃんの言葉が重い。

    「おばちゃんに話すはずやったんや
    いつでも話聞くて 言うてくれてたんや
    けど 話聞いてくれるいう相手はもうおらん
    せやから見てみい あんたなんぞに話してしもたやないか」(P.113)

    話聞いてくれる人を失った人の言葉だから、坂下にも届いたんだろう。

  • いつでも話を聞いてくれる人がいる
    いつもそばで見ていてくれる人がいる
    自分を信用して弱音を吐いてくれる人がいる
    一緒に暮らしてくれる家族がいる

    だから強くなれる、新しい未来に踏み出せる

    四姉妹の毎日が幸せであったほしい
    と心から思う

    どの彼も良い人で、好きだなー

    チカちゃんのこと、すごく心配
    すっごく気になるので
    次の巻が、もうすでに読みたくてたまらない
    でも大人しく待ってます
    1年くらいだって、わたしは待てる!(←言い聞かせてる)

  • 一巻一巻のんびりと待てたこれまでの展開と違って、今回は次巻が待ちきれない感じ。早く出て欲しい!

  • 一気にいろいろ進んだなぁ。
    佳乃ちゃんの恋がいちばん気になる・・・というかドキドキする。よっちゃん自身が抱えている前の恋への想いや、課長の過去、そしてそれらとはまた違うところから湧いてくる、お互いへの淡い気持ち。
    一目ぼれとか、なにかハッキリと分かる出来事があってとかそういうんじゃなく、いつの間にか生まれている恋心・・・。複雑だけどピュア。いいなぁ。

    ”「こんな日」が 案外嫌いじゃない”

    いい言葉。

    もう一つのヒット「男ってバカに引きずられンのよ!」(笑)名言!

  • いつもいつも
    読み終わるのを惜しむかのように
    ゆっくりページをめくり、読み終わる。
    そしてまた
    じっくりと、読み返す...。

    そんな作品です。

    8巻が待ち遠しい。。。

  • それぞれが思い止めていた感情が一気に動き出した。そんな感じの7巻でした。

    すずちゃんの決断に涙し、それぞれの恋の行方に涙し、チカちゃんの不安な気持ちにまた涙して、なんだか私、四姉妹を見守る母のよう。

    それにしても風太、いい男だね。

  • 各人各様、良い事もあれば、そうじゃないコトもある。
    色々な重みは、振り切らなきゃ前に進めないよね。。。

  • 【最終レビュー(既読冊数カウントなし)】

    ゲオレンタルコミック貸出にて。

    前巻(第6巻)既読から

    約・2年9ヶ月ぶり。かなり間隔が空いていました。

    思い入れがある作品なのに、何故、こんなに時間が経っていたんだろうと…。

    先週チェックした

    〈CREA・最新号―鎌倉さんぽ特集―〉

    この時、いつの間やら、自分の中で時が戻るかのように

    『海街diaryの鎌倉の光景』が重なりあい、自然と再び溶け込んでいて…

    このタイミング=季節柄にちょうどいいなと思い『きよしこ』と同時進行でチェックしていました。

    加えて、これまでのアーカイブ全て(既読レビュー記載済)を見返しながら、この経緯でようやく、自分の中でこの作品への

    『深い思い入れがあったこと』

    『映画化=是枝裕和監督の存在』

    ここまでの思い入れは感じられなかったと。改めて実感していました。

    以下のアーカイブを踏まえながら、既読レビューを…原作本との出会いから

    [4年8ヶ月の流れの中で]

    *1巻:蝉時雨のやむ頃

    12.12.13

    http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4091670253

    *2巻:真昼の月

    12.12.13

    http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4091670377

    *3巻:陽のあたる坂道

    12.12.14

    http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4091670407

    *4巻:帰れない ふたり

    12.12.14

    http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4091670482

    *5巻:群青

    13.2.11

    http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4091670539

    *6巻:四月になれば彼女は

    14.11.18

    http://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/409167058X

    ◇7巻―各章毎の既読レビュー―

    [同じ月を見ている]

    メインは、四女・すずの心情変化。

    三姉妹との居住の勧めで鎌倉へ出向いた時を振り返りながら、彼女自ら掘り下げていく

    『内面から滲み出る想い』を上手く引き出していく描写。

    それを『月の道』に例えながら

    せつないながらも、どことなく爽快感が漂う『空気感』が伝わる中

    前触れも先入観もなく、自然に『心地よい気持ちよさ』を感じ取りながら。

    +:不器用ながらも、四姉妹のやりとりの楽しさの中にある『滑稽さ』も絡み合うことで

    『硬軟のバランスのよさ』が更に引き立っていました。

    [パンと女子と海日和]

    次女・佳乃の勤務先の信用金庫の上司が抱える『都市銀をやめた謎の背景』が引っかかっている

    彼女の心情と共に描かれていく『新たな成長の一歩』

    四姉妹の行きつけの食堂がメインの舞台。

    長女・幸。すずを通しての顔見知りの病院の同僚との関係が、少しずつ近づいていく過程。

    そんな中でも、四姉妹の食卓を囲む和やかで、味わいよさのある

    『和気あいあいの雰囲気』

    も同様に、しっかりと描写されている光景。

    『程よい距離感を上手く描いている空気』

    言葉が少なくとも何気なく伝わるのが

    この作品のよさとして、好きな理由のひとつであるのだから…

    [あの日の青空]

    佳乃の上司(男性)が抱えていた

    『過去の闇雲として埋もれていた、やり切れない心境』

    ここで、食堂の新たな店主となった男性を目前に

    全てが公となっていく展開。

    彼を支えていく佳乃の想いと共に…

    これが、この巻の『一番のポイント』と言い切れる内容。

    加えて、長女・幸と病院の同僚が、ある患者さんを通しての

    せつなく、歯がゆい想いを共有する中で、更に距離が近づき…

    四女・すずは、京都の観光名所を巡る修学旅行のエピソード。

    それぞれが、新たなるささやかな発見と共に、また少し前に歩みを進めていく。

    展開の流れが、早くもなく遅くもないところ。これまたいいんです…

    [遠い雷鳴]

    香田家の梅の木(=『映画:海街diary』でのワンシーンとして)での収穫の場面。

    すずと、サッカーチームの親しい面々と共に収穫するエピソードが中心。

    映画の中でも描かれていた

    〈この光景のひとつひとつ〉

    今一度思い返しながら、何気なく見えながらも、それぞれが存分に楽しみを共有していく、互いの気持ちよさ。

    『微笑ましいと…』

    観てるだけでも、そう、自然と感じていたことも。

    +雷にまつわる、何気ないながらも核のある『云われある言葉』

    +長女・幸が語る、育ての母親代わりだった

    〈祖母(教師)に対する、深みある想い…〉

    季節柄をバックにしながら、一人一人の心情を、上手くバランスよく乗せていく

    〈雰囲気描写=究極に際だっていること〉

    この巻においても

    『鮮明・明瞭に伝わってきたこと』

    自分の心身で、確かなものとして、しっかりと感じ取ることができました。

  • 四姉妹それぞれが大きく動く第7巻。ほとんどの伏線は回収され、たぶんあと1、2巻で完結するんだろう。
    この巻読んで、映画版の失敗が改めてよくわかった。
    この作品の登場人物はみな非現実的なほどにクリーンで物分かりが良いのだけど、それがかろうじて成立しているのは、吉田秋生の硬質な線にマンガ的誇張が加わった微妙なバランスがあるからこそ。そのおかげで一種のファンタジーが成り立っているところ、映画版はなんの操作もせず表面的なかたちで実写に落とし込んだから、なんか空疎なものになってしまった。
    漫画と映画とではフォーマットも文法も違うのだから、安易な実写化はいかんのですよ。

  • 姉妹それぞれの恋が実るかどうか佳境を迎えた。
    名作感がますます高まる作品になったと思う。

  • 8巻まで読了。鎌倉を舞台に四姉妹や周りの人々を描く。「同じ月を見ている」すずの決心、「パンと女子と海日和」幸姉とヤスの前進&それぞれの恋、「青の日の青空」課長と山猫おっちゃんの過去、「遠い雷鳴」チカちゃんの秘密。

  • この巻の第2話で少し作画が乱れたような気がした(佳乃さんこんな表情したっけ?とかそういう)ものの、全体としてとても魅力的な物語が続く。よくある恋愛物に堕してしまいそうな瞬間、が何度も何度もあるんだけど、そこで堕ちてしまわないのがこの作家の力なんだろうな。あくまでもリアル、人間ひとりひとりの感情に無理がない。それだけにチカさんの今後が気になるねー。

  • 読了:2017/3/4

    今回なんかみんな饒舌だなぁー。山猫亭の福田さんが過去を坂下課長に話すシーン、坂下課長と佳乃さんのシーン、そんな唐突に大量に話し出したら相手引いちゃうでしょう、とか思ってしまった。

  • 課長には酷なようだけど、「自分に出来る事なんて限られてるっしょ。後から『自分のせい』なんて思うのは思い上がりってモンだべさ」という言葉を思い出した。
    それはそれで正鵠を得てるよなって思う。

  • 読了。心を鷲掴みにされる漫画であった。続きを読みたいが、既刊はここまでだ。次巻は、あと半年以上先か。長いな。

  • それぞれの人生の岐路!みんな成長しているところにほろりとさせられる.

  • 今回はがっつり恋愛モード。四者四様の恋愛模様があって、それぞれにキャラも違う姉妹で、相手の男も様々で、画一的な話に陥っていないのがいい。恋愛モノには不可欠の、妊娠の件もいよいよ入り込んできて、この先どうなることやら。

  • 映画化前からゆっくり読んでて、やっとここまで来た。物語も時がゆっくり進むけど、四姉妹はそれぞれに揺れ動き、出会いも別れも様々ある。この巻のラストでたった波紋が、次読むときにはどうなっているのだろうか。

  • 恋って良いよね、やっぱり。

  • 本巻では、すずの進学が決まり、喫茶店のマスターの好アシストで幸と佳乃の失恋後の恋が進展。といったところでの千佳ちゃんの**の話。美女ぞろいの4姉妹の中で、ただ一人ブサイク(?)。脳天気・マイペースなようで、多分家族の関係では一番切ない思いをしているはずの千佳ちゃん。若き日の夢・情熱の落とし物をとりにネパールを再訪する元登山家のスポーツ店主との間に、青空が見えますように!と願わざるをえない。やはり傑作である。

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海街diary 7 あの日の青空 (フラワーコミックス)の作品紹介

海街ファン待望の最新7巻、発売です!

中学最後の年を迎えたすずに、静岡の高校から舞い込んだ
”サッカー特待生”の誘い。
受けるかどうかなかなか決められず悩むすずに、寄り添う風太だが・・・。

一方、すずの姉たち3人も、それぞれ恋の悩みを抱えていて・・・!?

初夏の風が吹く鎌倉の街を舞台に繰り広げられる、
大人気シリーズ最新7巻!!

海街diary 7 あの日の青空 (フラワーコミックス)はこんなマンガです

海街diary 7 あの日の青空 (フラワーコミックス)のKindle版

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