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- / ISBN・EAN: 9784091750129
感想・レビュー・書評
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一巻にあったようなインパクトはなくって、ゆるい感じのネタが多いかなぁ。
と言いつつ、じわーっと怖いようなネタもあり。表題作のやすらぎの館なんかは、これがドラえもんとかだったら、あらまぁしょうがないな、みたいなラストだけど、劇画タッチだと妙に不気味でどうなるんだこの後、ってなるのが不思議。
誘拐犯のウサギもなかなかインパクトあって発狂後が結構怖い。そういやブチ切れたドラえもんもなかなかスゴイ顔してたわよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昭和58年7月20日 初版第4刷
・一千年後の再会
・ヒョンヒョロ
・わが子・スーパーマン
・コロリころげた木の根っこ
・ミラクルマン
・大予言
・老雄大いに語る
・光陰
・幸運児
・やすらぎの館 -
古本市にて購入。
ヒョンヒョロこわい。 -
再読。
有名な、「ヒョンヒョロ」収録本。ぼくも大好きな作品です。このウサギは、映画『ドラえもんのび太のブリキの迷宮』に登場したタップに、どことなく似ている。かわいい。
表題作「やすらぎの館」も凄まじいと思う。大型セットの中で巨人症の妙齢女性に母役をやらせ、大人たちに幼児退行を促す。
郷愁、狂気、慈愛を凡て混ぜたようだ。
この異色短編集シリーズはどれも名作力作で、持っていて損はない。藤子先生の掲げたSF(すこし、ふしぎ)を実感できる。
それに『ミノタウロスの皿』以外ならごく安価で購入できる。(まあ『ミノタウロスの皿』だって市場価格で2000円弱くらいだから、安いものだ)