- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091780454
感想・レビュー・書評
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女性が消滅し、実験目的で管理される地球が舞台の漫画第5巻、完結です。
全ての終わりが始まります。
メイヤードの悲しい真実と愛、キラの選ぶ結末、綺麗に纏まっています。
生き残った登場人物と地球の幸せに期待できる最終巻でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ただのウーマンよ
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マルグレーヴは自分の劣性遺伝子を残したくないために愛を与えなかったのか…
不毛な世界かもしれないが、グリンジャとアシジンとキラで一つの家族を形成しているラスト…感無量だ。 -
完璧に覚えてしまっているけど、数年ぶりに読み返す。
傑作中の傑作。
未来、男子しか生まれないと言う不毛惑星になった地球。
子供は「マザ」という虚像である唯一の女性が産み与える。
古代的な集落・部族社会であり、一部の上層および外部の人々が管理する。
管理社会、遺伝子、宗教、歴史、暴力、子宮、実験、正しきこと、愛、絶望、運命、再生。
考えると色々深くて哲学的なのに、全くそういったことがなく、物語として実に素晴らしい。人間ってやつが描かれている。愛嬌もある。
キラやグリンシャやアシジンがそれぞれを思う愛。
ナースタースとメイヤースの関係。
その他の登場人物たちそれぞれの思い。
この漫画に触れるよりもずっと前から、毎月毎月受精するはずの卵を殺しているような思いを持つことが年に数回あった。
生命とはなんぞや?
宇宙とはなんぞや? -
メイヤードに泣きました。
後期萩尾作品では傑作…?