阿房列車 1号 (IKKI COMIX)

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  • 小学館 (2009年2月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091790361

阿房列車 1号 (IKKI COMIX)の感想・レビュー・書評

  •  細かいところまで、原作を忠実に再現してあります。それでいて、私が原作ではよく分からなかったシーン、例えば、売り切れの一等車が電話一本で2枚とれる、阿房記念に硬券を持って帰る、のところは図で書いてあるので理解できました。
     ヒマラヤ山系さんは、実物は知りませんが、マンガでは私のイメージ通りの人でした。

  • 乗ってそして帰ってくるのが目的の電車旅行記。
    旅行というか移動というか、、、。そのためにお金を借りて、従者を付けたりしてる。
    妙な顔つきの主人公も文章に合っていてとてもときめく。
    私が電車を好きな理由は、乗るだけで勝手にどこかしらに連れて行ってくれることと、窓が大きくて外が見えて、そしてその風景がどんどん変わるのを見見られるところ。
    最強なのは、ガラガラの電車にゆったり座って外を見続けることですよなあ
    なんと楽しいことか、、、、!!!
    いつの間にか寝るのもよい。
    電車に乗りたくなりますなー

  • 『阿房列車』はひねくれ者百閒先生のかわいらしさが豪華絢爛な文章で綴られているギャップに魅力があるのですけれど、それは例えば内村プロデュースを映画館の大画面で観るようなもので、若干の気疲れがあるのも否めません。次々に繰り出される博学能文の屁理屈から一度目を離してしまうと、
    今までどこを読んでいたのか見失ってしまうこともしばしば。そこでコミカライズです。絵がつけば場面の移り変わりがわかりいい。場面さえ分かれば、あとはどのような屁理屈をこねているかを思う存分楽しめる。なるほど、これは適切な手段だ、と思ったのですが、中身を読んで想像以上の出来にびっくりしました。一條裕子さんの絵が、本当にぴったりなのです。これはすごい。細部に光るコマ割りや繰り返しを用いた小ネタの数々。愛読書になりそうです。

  • 一條裕子に絵を描かせるって思いついた時点でこの本、勝ち、だと思う。
    がんこだけどおちゃめなおっさん描かせたらすごい。
    ヒマラヤ山系の茫洋ぶりと、掛け合いの変な間が絶妙に上手い。

  •  内田百閒の『阿房列車』を一條裕子が(かなり忠実に!)漫画化。「絵にするとこういうことになるのか」と笑ったり、しんみりしたり。百閒先生が可愛らしいおじいちゃんになっています。『ノラや』も一條さんに描いて欲しいなぁ。

  • うわ!そうそうこれこれ!原作読んでる時の私の頭の中を完全再現!まさにこれが阿房列車!という、説得力があります。小説だけを読んでいたときのことはもうあんまり思い出せません。この漫画を読んでしまった今、これこそが私の中の阿房列車です。もういっそ、コミカライズされたものという印象も薄いほどに。

    間違いなく内田百閒の阿房列車でありながら、確実に一條裕子の漫画なのがたのしい。化学反応してる!

  • 以前読んだ「鉄学」概論(http://booklog.jp/users/morotake/archives/4101345805)の冒頭で、戦後、用事があって鉄道を利用するのではなく列車に乗ること自体を目的に旅をする鉄道文学の最初として紹介されている、内田百閒氏のシリーズの漫画化で、まだ内田百閒氏の本は読んでいないがその魅力がよく分かる内容でした。

    昭和25年ぐらいのことだと思いますが、当時の列車や沿線風景が漫画なのでよく雰囲気を表しているのと同時に、内田百閒氏や同行するヒマラヤ山系氏のコミカルなやり取りとか頑固であまのじゃくな性格がとても面白いです。また旅の仕方も今で言う青春18きっぷ愛好者みたいな感性で進んで行くのもすごく共感できます。

    この漫画版のシリーズを読んだ後に内田百閒版も読みたくなると思います。

  • 内田百閒の「阿房列車」をご紹介しましたが、その「まんが版」がありました。
    漫画家は一條裕子さん。
    現在、1号と2号があるようです。
    百閒先生とヒマラヤ山系君の列車旅を、原作に忠実に漫画化してあります。
    とは言え、漫画ですから、独特の間があって、また面白いです。
    例によって「なんにも用はないけれど汽車に乗って大阪へ行って来ようと・・」特急「はと」で出かける「特別阿房列車」から始まります。

  • チョイヒネクレオヤジな百閒先生とつかみどころのない山系君、その他登場人物たちがとにかくかわいい!

    オール手書きな絵柄に風情がある。

    漫画化が成功した作品だと思う。

  • 内田百間の紀行文『阿房列車』のシリーズをマンガにしたもの。
    つまりは列車での旅の描写なのですが、これが面白いのです。

    「用事がないと云う、そのいい境涯は、向こうへ着いたら着きっぱなしと云うわけには行かないので、必ず帰ってこなければならないから、片道しか味わえない。」とかいうわけの分からない理屈に妙に納得しつつ、その列車の旅が進んでいきます。

    珍しい大謀網という漁法を見せると云われて、「今さら見聞を広めたりしては阿房列車の標識に背くことになるので、まあやめておこう」などという具合に、気ままかつへんてこりんな旅です。

    これを読めば、すっかり拍子抜けして、気負った毎日がばからしくなること請け合いです。

  • まだ、テツが一般的ではなかった、戦後間もない時代のテツである、内田百?の随筆を元にコミック化。
    百?先生の旅は、ひねくれてはいるもの、排他的ではなく、ヒューマニズムに溢れていてあたたかい。
    鉄道ファンであろうが、鉄道ファンでなかろうが、おもしろく読める。

  • 近代漫画家とか言いたい一條裕子の絵の間と百鬼園先生の文章の間が異様に一致しすぎている…。他の作品も描いて欲しい。

  • 淡々とした随筆に絵をつけてくるとは!というインパクトがある作品。ただし次号以降も同じパターンは辛い。

  • 一条裕子による内田百閒の「阿房列車」の漫画化作品。
    百閒の文章、滑稽味ををそのまま絵の中に落とし込んでいる。
    声を立てるような笑いはないが、じんわりと可笑しいテツ漫画。

  • 内田百閒『阿房列車』のコミカライズ版。シンプルな絵柄で百閒の作品世界を十分に再現しています!漫画ではあるけれど、百閒独特の文章をコマの中にも多く取り込んでいるので文字は多め。ゆっくり楽しみたいシリーズです。

  • [購入時]
     箱入りはやめてー。

  • 読みたい本。

    内田百ケンの「阿房列車」の漫画化。
    原作は読んだことあるけど、マンガも楽しそう。

  •  無類のおもしろさ。
     内田百間さんの鉄道随筆を、漫画化したもの。
     百間さんの頑固な文章が、漫画によく消化されていて、実におもしろいものになった。

  • 再読。原作のユーモアを絶妙な「間」で表現している。見開きページの画も素晴らしい。
    惜しむらくは装丁がイマイチ。箱はいらんから安くしてくれー。

  • 《内容紹介
    現代のテツブームのルーツ、内田百間の名随筆『阿房列車』を、レトロチックな描画で人気の一條裕子が完全漫画化。大ヒット作『鉄子の旅』『月館の殺人』に続き、IKKIテツ三部作の真打ち登場!!

    内容(「BOOK」データベースより)
    「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行ってこようと思う」鉄道紀行文の古典であり、何よりも「列車に乗る」ことを第一とした点では最高の作品とも云われる内田百〓(けん)の名作を漫画化。当時の列車、駅、景色、百〓(けん)先生とヒマラヤ山系君を、一條/裕子が活き活きと描き出す。》

    p.128【「@熱海の寝台列車二段ベッド」(内田が下段・ヒマラヤ系君が上段)
    《「上段から どぶ鼠が天井裏に這い上がりごそごそしえいるような音がしてくる。うとうとして、天井の上は鼠が一ぱいいる様な気がし出した。いらいらし掛けたが、その儘寝てしまった。」》】
    p.161【「@御座所の狐」:鹿児島
    ★右:どぶ鼠のヒマラヤ系君 
     左:死んだ猫に手をつけて下げた様なボストンバック
    ★《「旅館の玄関で脱ぎ捨てた靴のざまが甚だよくない。全くのぼろ靴である。死んだ鼠の毛をむしり掛けた様で気が引けたが、止むを得ない。大きな顔をして上がって行った。」》】

  • 夫はたいへんな百間ファンで、鉄道も好きなようです。

  • 「わさび」の一條裕子さんの最新作。
    「あほう」列車です。
    装丁も凝ってます。
    「青春18切符」で、ノロノロと
    旅行するのが好きな人向きです。

  • ほわんとした
    頑固な
    おとな。
    これほど手に負えないものはないと思います。

    「けん」が出ない。

  • エッセイコミック風になってて読みやすかった。
    百?先生はそのまんま百?先生で、ヒマラヤ山系氏もイメージそのまんま。
    2号〜が楽しみです。

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阿房列車 1号 (IKKI COMIX)の作品紹介

「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行ってこようと思う」鉄道紀行文の古典であり、何よりも「列車に乗る」ことを第一とした点では最高の作品とも云われる内田百〓(けん)の名作を漫画化。当時の列車、駅、景色、百〓(けん)先生とヒマラヤ山系君を、一條裕子が活き活きと描き出す。

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