浪費図鑑―悪友たちのないしょ話―

著者 :
  • 小学館
3.72
  • (37)
  • (58)
  • (45)
  • (12)
  • (4)
本棚登録 : 756
感想 : 75
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091792341

作品紹介・あらすじ

これは「浪費」ではなく、「愛」です。

2016年末に発行された文芸同人誌『悪友』。
現代のオタク女性たちが、どのようにお金を使い、対象に愛を注いでいるのかを赤裸々に綴ったこの本は、Twitterを中心に話題になりました。

そんな話題の同人誌が、この度書籍化!
アイドル、俳優、声優、同人誌、舞台、コスメ、ホスト…などなど、何かに熱い「愛」を注ぐ女性たちの匿名エッセイはもちろん、「トクサツガガガ」の丹羽庭先生による描き下ろしコミックエッセイや、アイドル好きが高じてアイドルの振付師になったタレント/振付師の竹中夏海先生へのインタビューなど、新たに内容を増補し、更に深く、多角的な「愛」の形を表現しています。

また、2000人を対象に採ったアンケートでは、衝撃の真実が発覚!?貯金額や手取り、クレジットカードが止まった話…などなど、なかなか人におおっぴらには言いづらい、オタク女性たちの真実の姿が描かれています。

「あ~この気持ち、分かる分かる!」と頷きたいあなたも、「最近の若いもんはどんな風にお金を使ってるんだ…?」と興味本位なあなたも、是非、お手にとってみてください。

【編集担当からのおすすめ情報】
あなたの周りにもいませんか?「○○オタク」な女性…。
職場では一切ナイショにしているけれど、週末は推しのコンサートで日本全国飛び回ってます!な人だったり、逆にインターネットで見かける「この人、毎週毎週いろんな舞台を見てるけど、お金の出所はどこなんだろう…」な人だったり。

そんな女性たちが、対象に「愛」を注ぐために、いったいどれだけのお金をどう使っているのか。この本は、完全匿名のエッセイとアンケートで、彼女たちの真実の姿を暴きます。

他人にとっては「浪費」に見える彼女たちのお金の使い方。でも、それはれっきとした「愛」なのです。
まったく新しい真実の「愛」の形、お楽しみください!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 趣味に関する浪費について、免疫があると思っていたけど・・・・!思った以上でした!課金マウンティングなんて初めて知りました。

    浪費する動機や理由、浪費して得られるものはそれぞれ違うけれど、その内容のインパクトはどれも秀逸にエグいです!

    ヲタが経済を回しているのかも、と思える一冊。

  • 端から見たら何でそんな事にお金突っ込んでるんだっていう疑問の理由が浪費当事者によって書かれているから、その心理状況ってこうなのか~ってのが分かってすごい面白かった。後半のアンケート結果もリアル。そして自分だけじゃないんだって勇気出たw

  • 「自分はまだマシだ!」と安心したり、「わたしの嵌った沼の深みはこんなもんじゃねぇ…!」と戦々恐々したり、めちゃくちゃリアルなホラーだった。
    ジャンル違いのヲタ友に布教しようと思う。

  • 好きな物に一直線で、ガツガツ行く女性たちのお話。読んでて元気が出てくる(気がする)。

    私はここまでハマることはなくて、お金が無くなるのが怖いのでハマらないように注意し続けている。
    でも実質気になったものは無料で見れる範囲ならどこまでも検索して見るし、お金を出さないってだけでハマり具合はそんなに変わらないのかも。
    生活費を削ってでも浪費するお話を聞いて引く感覚と、そこまで純粋に追いかける行動力への羨ましさが重なってなんとも言えない気持ちになった。

    クレジットカードの限度額まで使うとか、リボ払いするまでは恐ろしくてしないけど
    ここまで振り切って「好き」に真っ直ぐなのは眩しいと感じる。

  • 図書館で借りた。
    推しは推せるときに推す!!
    ヲタクはみんな輝いていてうらやましい。

  • 読んでて、凄く楽しかった!声にして笑ったお話もあるし、『わかるー!』ってかなり共感出来たお話もありました。この本読んで、強く思ったよね。「こういう人達が経済回してる」。こんなに熱中出来ることがあるのが、羨ましいと感じました。計画的に自分の趣味を満喫したいと思います!

  • 20代後半のアラサーが1番元気かも。
    若いしそのうち結婚できるだろうし稼いだ金は全部自分の為に使えるし。
    親は元気だし自分も元気だし。
    きっと年取っても上手く生きていける気がする。
    なのでアラフォーアラフィフアラ還の浪費図鑑みてみたいなぁ!

    ちなみに私もまさにこれくらいの年頃にジャニーズにどハマりしてコンサート全通アイドル雑誌全買い海外公演も行っちゃってました。
    でも周り全員そうだったから特に浪費してる感覚なかったし今も楽しい思い出として残ってるし全く後悔してません。

    きっと皆後悔しないでしょう。
    だって楽しかったもんね。

  • 書店で見かけて草生やしながら手に取りましたが、レジまで付いてくるとは思わず、浪費、そして読了しました。

    初っ端で出てくる女が「あんスタで浪費する女」で、書き出しが
    「「同人175スレ」というめちゃくちゃに悪趣味なスレッドをご存知でしょうか。」
    で始まるという、このパワーワードのオンパレードっぷりにまずノックアウト。何浪費したかとかそういうのどうでもいいレベルでキャラの濃いラインナップ。この濃さは浪費してるからキャラ濃いのか、元からキャラ濃い上に浪費までしているのか。ともかくお金は大事に使ってください。老後用だけじゃなく、身体を壊すとか会社が突然潰れて失業とか予期せぬアクシデントに襲われた時の備えのためにも!

    しかし、都内の女多いな。都会は浪費の誘惑が多いんでしょうか?! 羨ましい!……もとい気をつけないとっ!

  • 推しのえっちな絵が見たいという原動力
    ここまでのめりこめるものがあるというのがある意味羨ましい。

  • この世には理解できないことが多いに違いないと思わされた。

全75件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

劇団雌猫
平成元年生まれのオタク女子4人組(もぐもぐ、ひらりさ、かん、ユッケ)。編著書に『浪費図鑑』(小学館)、『一生楽しく浪費するためのお金の話』(イースト・プレス)など。

「2023年 『世界が広がる 推し活韓国語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

劇団雌猫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×