- Amazon.co.jp ・本 (482ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091792709
作品紹介・あらすじ
原稿を美しく再現したプレミアム版登場!!
少女漫画界の永遠の色あせない名作『ポーの一族』の原稿を著者による修正を経て現在の最高の技術で全てスキャンし直し、モノクロ原稿を美しく再現することを目指したプレミアムシリーズです。カラーページも再現します。B5判サイズで初掲載時の感動と衝撃をお届けします。(下巻と同時発売)
<上巻 収録予定作品>
・ポーの一族
・すきとおった銀の髪
・ポーの村
・グレンスミスの日記
・メリーベルと銀のばら
・ペニーレイン
・リデル森の中
・はるかな国の花や小鳥
・一週間
【編集担当からのおすすめ情報】
萩尾望都さんの画業50周年を記念して、名作『ポーの一族』を大きく美しく再現しました。作品の予告カットや物語の時系列がわかる年表も収録しています。ご自宅で心ゆくまでポーの世界を堪能してください。
感想・レビュー・書評
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新しい血を、いけにえを手に入れるためにさすらっているバンパネラの一族であるポーの一族。
その一族に育てられポーの一族として生きなければならなくなった兄妹。
兄のエドガーと、妹のメリーベル。
そしてメリーベルの替わりにポーの一族となったエドガーの同級生のアラン。
歳をとらないポーの一族。
エドガーは17歳のまま100年生きています。
過去と未来が前後することもある連作短編集です。
このコミックは、昔、小学生だった時に夏休みに従姉のお姉さんの家に泊まりにいくと、お姉さんの部屋に置いてあって、そっと借りて少しだけ読んだことがありました。
お姉さんは東京の自由学園という全寮制の学校に入っていたので家にいませんでした。
ずっと読みたいと思っていたコミックですが、念願かなってやっと読めました。
私がお姉さんの部屋で読んだのは『すきとおった銀の髪』というメリーベルとチャールズという少年の初恋と25年後の再会のお話でした。(読んだらはっきりと思い出しました)チャールズの思い出の中の少女は25年経っても少女のままでした。チャールズはメリーベルをメリーベルの娘と勘違いして、メリーベルは再び去る。という美しくも哀しいお話です。
むかしむかし
メリーベルが言ってた
兄さん
わたしたちは
いつまでも
子どもでいられるの
だから
いつまでも
はるかな国の
花や小鳥の
夢を見ていて
いいのね
ーって
とても幻想的で、なんだか郷愁を誘う懐かしい話だと思いました。 -
前半まで読む。面白いのだが 少女漫画の画は見続けるのが難しい
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十三歳の時は十四歳になりたかった
十四歳のときは十五歳になりたくなかった
狂おしいまでに十四歳のままでいたかった
エドガーたちの年齢を超えたくなかった
『ポーの一族』初めて読まれたんですね。
うちの本棚にもずーーーっと取っておいてあります。
「むかしむかしメリーベルがいって...
『ポーの一族』初めて読まれたんですね。
うちの本棚にもずーーーっと取っておいてあります。
「むかしむかしメリーベルがいってた」の独白も覚えています。
永遠の名作ですよねえ(*´ェ`*)
『ポーの一族』はレビューにも、書いた通り子どもの頃、従姉の部屋で一巻だけ読んで、ずっと続きが読みたい話だったのですが、私はコ...
『ポーの一族』はレビューにも、書いた通り子どもの頃、従姉の部屋で一巻だけ読んで、ずっと続きが読みたい話だったのですが、私はコミックは、別マ系ばかりで、他社のものを買うという発想がなく、親にあまり、コミックをたくさん買わせるのも、無理で、ずっと憧れたままでした。
今回、嫌だった、大腸内視鏡検査を受けた自分へのご褒美に、思いきって買いました♪
「むかしむかしメリーベルがいってた」ってかなり、有名なセリフだったのですね。
そうとは知らず、レビューに引用するなら、ここしかないと思い、書き写しました。
私はまだ、読んだばかりですが、私も永遠の名作だと思います。