- Amazon.co.jp ・本 (56ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091792747
感想・レビュー・書評
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西原理恵子が状況し大学に通っていた時の話。
メランコリックな、センチメンタルな話
ダメな男とつきあって、水商売しながら明日の見えない生活をする。
というのは、女流漫画では意外とよくあるタイプの話だと思う。
その日常をカラーのエッセイ風の漫画で表現しているのが、当時としては面白かったのではないか。
いまや、サイバラ節というのは確立されたジャンルのような趣なので、新鮮さよりも、大家が自分の青春時代をウェットに振り返っているかのように見えてしまう。
良くも悪くも自伝風なので、成功を収めた(?)サイバラさんが書いたというよりも、誰でもない未来があるとも思えない一女性がいました。というようなフィクションの方がグッとくるのでは。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
漫画だったので読みやすかった。上京の大変さを知る手がかりになる、そんな本。
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サイバラさんの自伝。この人は苦労してきてるからこそ小さな幸せを大切にできる。 「次はなにをかいたらしんどいひとはわらってくれるかなぁ」
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試写会が当たったので、観てきました!!
この夏公開の映画、北乃きい主演、『上京ものがたり』!!
(※DVD化されるまでここに記録しておきます。)
私はもともと育ちは埼玉(≒東京)かつ実家なので、上京って感覚はピンとは来ない。はっきりと断れない主人公・菜都美とはあまり似てもいない。だから、すごーく共感したか、と問われれば、違う、といえる。
ただ、この映画、夢を追う菜都美を叱咤激励し、温かく見守る、先輩ホステス・吹雪がかっこいい。
――最下位には最下位の戦い方がある
吹雪のような人になりたい、と思わせる。
ネタバレになるので書かないけれど、ほろりと泣かされるシーンもある。
可愛らしく健気な吹雪の娘、沙希。彼女が『絵、描いて』と、差し出すシーンは切ない。そして、夢を追う菜都美にどれだけ勇気を与えたことか。
がむしゃらに頑張る菜都美の姿、それを見守る人々。頑張ろう、と思える作品。 -
1ページ目から夢を突き放していくのでショッキングで面白かった。
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落ち込む(笑)
"あこがれの街トーキョー"の薄汚れたところ。
きらきらしてて活気があってお洒落で華やかで…
っていうイメージの裏にある泥臭〜いえげつな〜い辛気くさ〜い、
できれば一生関わりたくないような生活。
作品全体を覆う陰気な雰囲気。
私の抱いていた西原理恵子のイメージとはちょっと違った。
(他の作品あんまり読んでない)
きらびやかな分汚いところはめちゃくちゃどす黒いんやろなあと。
大都市東京。カオストーキョー。
それにしても、
田舎の人が劇的な変化を東京に求める感覚はやっぱりちょっとだけしかわからない。
とりあえずやみくもに東京行きたがる娘さんにはこの本読ましたらいいよ親御さん。 -
女の子や上京者はちょっとだけこんなだったり、こんなじゃなかったりする。最初に読んだときは痛かったけど、二度目はもう少し受け止められた。自分が客観視できるようになったってことかな。
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22/4/1 85 いいひとだ
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この人の本は強烈だからあまり読めない・・・