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みんなの感想・レビュー・書評
主人公、立花ユキの幻想と現実を時間が止まったようなタッチで描かれている。スーパースター、IQの正体など知りたくて引き込まれて読んでしまった。
いちばんすきなマンガ。
小説でも、イラストでもない、マンガというジャンルの意味が分かるよ。
第一回ノーベルまんが賞受賞予定。
僕は脳みそがカチカチに固まって内臓がドロドロに溶けた大人だ。
繊細で鋭敏な感性。
僕もユキのように、年を取るにつれて感受性が死んでいくのを感じていた、焦っていた、大人になってしまった今もあの頃の感受性を尊く思う。だからこそユキにマコトがいてくれてよかった。そうでなければ、悲しすぎる。
時間軸の交錯とか色々あって難解な印象だけど、描いていることは鉄筋と同じ。でも鉄筋よりも心情描写が丁寧、というかもう鬼気迫る。
よくあるサブカル?系のグロい絵よりもずっと、狂気に晒された絵。
相変わらず少年のピュアネス。
「くうきが 黒く なって くるのが……
よるがきた しょうこ」
この感性が欲しい。
大人になるにつれてなくすものってなんだろう?
いつなくすんだろう?
想像とか妄想じゃない子供にしか見えない
もう一つの世界とかそんな話。
おしいれの冒険を思い出した。
とにかくね、装丁がカッコイイから買えばいいよ
終盤めくるのが怖くて怖くて仕方なかった
ストシーンの自転車で疾走する笑顔のユキが印象深い
松本大洋の描いてきた「茂雄」「シロ」「ペコ」「ユキ」は一貫して共通する部分がある。この世のどんな価値観にも流されない、社会にあるあらゆる煩わしい関係性とも無縁で、ひたすらピュアである。そういう人物をヒーローとして描いている。「花男」「クロ」「スマイル」「マコト」側は、その柔軟なヒーローたちに必ず救われる。この人はずーっと同じテーマを描き続けている気がする。
ペコ、シロ、花男と松本大洋の描くヒーローはみんな感じるママに生きていて、流れの中にいて身動きがとれない者には、彼等が本当に輝いて見える。
これはもう、装丁の素晴らしさに負けて手にいれましたね。
内容は、なかなか難解。
やっぱり鉄コンと比べてしまうと物足りなさを感じます。
宝物のようにいつもそばに置いて読みたい本。
子供だった頃の感性を思い出させてくれる。
子供のときは確かに見えて感じていた大切なものが、成長するにつれて常識や経験の底に埋もれてしまう。
埋もれることにも慣れて何も感じなくなってしまう。
しかし、それは確かに自分の中にあるはずのもの。
その埋もれたものにアクセスする方法を持つことで、埋もれたものを時々掘り出してやることができる。
時間とともに埋もれてしまっても、その掘り出す作業で何度でも「腐敗」を防ぐことができる。
この本はその「アクセスする方法」になってくれるはずだ。
説明を省きたくなるけど、実は単純明快
小さい頃は見れた、感じられたモノが見えなくなる瞬間
大人になっていく過程
それを松本大洋は"腐っていく"と表現した。
それはつまり、大人は腐っていて、自分もそのうちの1人だと認めた訳だ。
でもあらゆる人は感じているハズ
純粋な少年の間だけ観れた貴方たちのヒーローを 作品に見事に投影し、圧巻のカメラワークとハイセンスなカット割で纏まられた傑作
このテのテーマが好きです。
松本大洋はじめて読みました。
ちょっと弱いかもしれない…もっと細かくて、細部までかいて欲しいかも。。重さが足りない。
書き下ろしだからかな、筆が迷ってのが見える。決めているところはサ〜と流れて、そうじゃない所は歩き辛い感じ。
描写は独特でいいと思う!けどテーマがバラバラしてて、おっとっと?となりました。
450ページに及ぶ松本大洋渾身の描き下ろし作品です!!祖父江慎さんによるケース入りのブックデザインも含めて「手許にずっと置いておきたい宝箱のような作品」となったと思います。大洋氏自身も執筆後、「描き下ろしは人にはお薦めしない」と語っていたように、正直、2年半くらいに亘る制作期間は、結構しんどかったです(僕自身は描いてないので、物理的には楽をしていたのですが…ただ、精神衛生上はよくなかったです)。名作映画を観るように、好きな部屋で、ゆったりとした椅子に座り、好きな紅茶でも啜りながら、この作品世界に飛び込んで心行くまで浸ってほしいと思います!! ちなみに、“IQ”を下から煽って、飛行機が上空を横切るカットは、数ある大洋漫画の名場面の中でも、鳥ハダものの出来だと思います!!
漫画で泣いたのは、この作品がはじめて。
今でも本棚にこの子はいて、たまに思い返して読んでみるんだけど
全然泣けなかったりして、思春期ってやつは感傷的で自虐的でやっかいな魔物だったなぁと思う。
だけど思春期に、この子に出会えてよかったなぁと思う。

書きたいことはよくわかる。成長を恐れて社会から外れたものを見る少年。対立したり理解しきらなくても、それを引き戻す友人(希望のある社会へのつながり)。ある意味単純なテーマを、繊細に描いていて作者すごいな...





