QUOJUZ 1 (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091801708

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  • 進学を期に離れて暮らす父の家に厄介になる幹生と、父不在の家に暮らす美人異母姉妹たちとのいやらしくも楽しい生活。
    全2巻。

    スピリチュアルメッセージで、前世の幹生が言っている、「人生ぬるま湯の中にいるのが一番」「女はいっぱいいた方がいいよ」っていうのが幹生をはじめとするこの漫画にでてくる「男ってやつ」なんでしょう。
    異母姉妹に肉体をもて遊ばれたり、下着でいたしたりなど、こんなのいけない!と思いつつ、実はこの終わりの無い泥沼を「大好きになっちゃってる」だらしのなさ。彼女である千葉サンをまともになるために残す狡さなどをさらっと混ぜてきて、でも全部美味しいとこ持ってこうとする狡さは無くて、幹生が可愛く思えてしまう。
    女性も、むっちむちでむしゃぶりつきたい様なセクシー、明るくて、たくましくて我がままで、でもいじらしくて、そういう清濁混合な人間像が本当に魅力的。人物描写が本当に上手いなあと思います。
    QUOJUZ(コジューツ)というタイトル文字は当て字なのかなあと思うのですが、字面がジューシーなイメージがあり、この一つ屋根の下的楽園を表すのに適してるように勝手に感じてます。
    嫁(彼女)ありきの小姑(コジューツ)だから、誰も欠けちゃいけないんです。みんなで一緒じゃなきゃ駄目なんです。
    こんなわいわい、楽しい振り回され方、したい。

  • 美人でキョヌーなお姉さんやら妹やらと同居。
    一見ラブコメの王道的展開なのに超コメディ。
    読まず嫌いしてたけど凄い面白かった。

  • 現在連載中ハルコさん。
    前回連載の鬼虫はシリアスでしたがこちらは明るいエロ。
    最初はまあこんなもんかな、感覚でしたがミキティに女装癖が出た所で物凄い僕の中でハルコさんの女が上がりました。いやすでにものすごい上がってるんですけど。
    特筆すべきは三女すもものゴスロリファッション描写の適当さ。
    女性作家が普通ゴスロリファッションを描くとレースとかフリルを趣味のままにすっごい細かく描いたりして、逆にそういう点で性別が分からない作者の性別判断が出来たりするのですがハルコさんと三宅乱丈はすっごいフリルを必要最低限て感じで適当に描きます。
    全くの憶測ですが両作家とも美人でモテる魅力的な成熟した女性なんじゃないかと思う。

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著者プロフィール

柏木 ハルコ(かしわぎ はるこ)
1969年、千葉県生まれの漫画家。千葉県立東葛飾高等学校卒業、千葉大学園芸学部卒業。1995年『いぬ』でデビュー。
代表作に、2008年映画化された『ブラブラバンバン』、そして2018年7月からドラマ化された『健康で文化的な最低限度の生活』。

柏木ハルコの作品

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