恐怖: 楳図PERFECTION! (1) (ビッグコミックススペシャル)
- 小学館 (2006年3月30日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091802774
作品紹介・あらすじ
▼第1話/800年目のミイラ▼第2話/悪魔の24時間▼第3話/雪女▼第4話/吸血面▼第5話/コンドラの童話▼第6話/孤独なヨット▼第7話/恐怖の館▼第8話/イヌ神▼第9話/白い右手▼第10話/魔性の目▼第11話/枯れ木▼私のUMEZZ体験
●あらすじ/みやこ高校の2年生・荒井エミ子は学校新聞の記者。ある日、友人の神無月京子と古本屋を訪れるが、京子は降霊術について書かれた本を手にすると、足早に帰ってしまう。それから数日後、京子たち神秘会のメンバーが降霊術を実行すると聞きつけたエミ子は、同じ新聞部員で憧れの人・夏彦とともにその様子を探りに行くが…(第1話)。
●本巻の特徴/楳図かずおデビュー50周年記念企画“UMEZZ PERFECTION!”の第5弾が、全2巻で登場! 1966年から1970年にかけて『月刊平凡』で連載された、高校生記者を主人公としたオムニバスシリーズ。みやこ高校の新聞部に所属するエミ子と夏彦が体験する、背筋も凍る恐怖の数々とは…!?
感想・レビュー・書評
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高校の新聞部に所属する生徒たちが恐ろしい出来事に遭遇する短編連作。
初出は1966~1968年の『月刊平凡』と、メチャメチャ古いのですが……
のっけからバンバン恐ろしいことが起こります。
学校新聞のネタにしようなんてレベルじゃありません。
昔、雑誌の読者投稿に
「姉さん事件です!――って、そんな事件ばっかりのホテルに泊まるのはイヤだっ!」
という、某マンガ&ドラマを揶揄する小ネタがあったけど、
私だったらこんな部活は嫌だな(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2012年9月23日読了。恐怖漫画短編集、新聞部の二人が出会う恐怖体験の数々、その頻度と奇妙さは名探偵コナン君や金田一少年の学校生活に匹敵するな。かつて少年時代に通った床屋の待ち時間に彼の漫画を読み漁って恐怖に震えたもんだが、大人になった今では独特の絵柄・構図には惹きつけられるものがあるが怖さは感じないな・・・表紙と巻末の中川翔子による解説が興味深い。
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持ってるのは違う版だけど、とりあえず。楳図作品は人間の心の闇を扱ったものが多く、それにおどろおどろしい絵がつくから、なおさら怖いのだと思う。
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一話完結の短編集である『怪』と『恐怖』も死ぬほど読んだ。特に『恐怖』に収録された「うばわれた心臓」と「とりつかれた主役」の二編。この恐ろしさと面白さは一生忘れられないと思う。
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全2巻
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これをあのボーダーのおじさんが書いてるのか…と思うと感慨もひとしお。
まぁ感慨などいらんという説もあるが。
笑えるよ。 -
怖い。
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初期の楳図作品ということで、少女漫画っぽい場面も見られます。しかし圧倒的画力はさすが。しっかり怖いです。