美味しんぼ: 牛肉の力 (6) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 182
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091807564

作品紹介・あらすじ

「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!

▼第1話/江戸ッ子雑煮(カマボコ)▼第2話/卵とフライパン(オムレツ)▼第3話/春のいぶき(フキノトウと川魚)▼第4話/真冬の珍味(イカの肝の塩辛)▼第5話/辛味の調和(ワサビ)▼第6話/日本のコンソメ(吸い物)▼第7話/牛肉の力(ステーキ)▼第8話/究極の作法(箸と作法) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/江戸風の雑煮を取材するべく、火消しの頭を訪ねた山岡とゆう子。ところが雑煮に必要なカマボコの名店がつぶれてしまい、他店では添加剤まみれのカマボコしか入手できない…この現実を知った頭は失意から寝込んでしまう。そこで山岡が手作りで「本当のカマボコ」を作ることになる(第1話)。▼三流の大衆食堂の店員・上田は、才能と自信はあるのだが、店主のやる気のなさに料理人としての夢を失っていた。彼の作ったオムレツを見た山岡は「本物のオムレツを食わせてやる」と、上田をある店に連れていく(第2話)。 ●本巻の特徴/料理や食材ではなく、文化としての「食器」に注目し、箸の製法・作法を取上げたのが第8話。「美味しんぼ」の中でも異色な作品といえる。 ●その他の登場キャラクター/「寿司とも」主人・夏子(第5話) ●その他DATA/裏表紙写真~Tボーン・ステーキ〔調理/八王子・うかい亭〕

感想・レビュー・書評

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  • 前半は、山岡の食の見識による見事な問題解決が見られるが、後半は雄山に完敗。山岡もまだまだ雄山には及ばないようだ。今回の雄山は、以前と比べて俗物感が薄くなっているような...。しかし、食い物だけでこれほど様々な問題に対処できるとは、非常に興味深い。

  • 登場する似非グルメがみんな悪党すぎて草も生えない。

  • ・お雑煮は、地方によって具が違う。本物の蒲鉾は添加剤や化学調味料は使わない。
    ・卵はにおいが移るので専用のフライパンで焼く。
    ・冬の中でも我慢強く、魚や吹きは生きている。山の生気を私に与えてくれる。
    ・ワサビの心を分かるようで嬉しい。ワサビは皮をむいてサメ肌でこすると一番良い。
    ・下等なものと思い込んでいる人は、本物の味を知らない。全ての食べ物には時期(旬)がある。
    ・ワサビは醤油には付けない。
    ・鰹節を作るのに、5年間、昆布は2,3年かかる。
    ・昆布を入れて10分金努めて取り出す。再加熱して鰹節入れる。火を止める鍋に沈み始めたらガーゼ2,3枚を使
    い、こす。
    ・食事に目的意識が必要。18歳と25歳同じメニューは駄目。タンパク質の食べ過ぎは死亡太りになる。分解する
    時アンモニアや尿素が出て、尿の量が増え、大事なミネラルもでる。
    作法で食べた時は箸先があまり汚れない。

  • マンションで読む。この時期は面白いです。絵は荒削りです。ストーリも雑です。でも、魅力があります。

  • お箸の作法。

  • うまそう…実際には食えないものが多いけど。

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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