岳 (4) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 903
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091812070

作品紹介・あらすじ

▼第0話/択一(前編)▼第1話/択一(後編)▼第2話/山の番人▼第3話/再生▼第4話/ケルン▼第5話/命力▼第6話/警鐘(1)▼第7話/警鐘(2)▼第8話/警鐘(3)

●主な登場人物/島崎三歩(海外の山々を登り、故郷に戻り民間の救助ボランティアをしている)、野田正人(長野県警の警察官。山岳救助隊チーフで、三歩の幼なじみ)、椎名久美(野田の部下で山は初心者。今ひとつ山を好きになれずにいる)、ザック(三歩のアメリカ時代の山岳救助チームメート)
●あらすじ/北アルプスを登山中の男子学生が、大キレット北端で滑落遭難してしまった。強風で救助ヘリが飛べないなか、三歩はひとり現場へと急ぐ。だが時を同じくして、キレット南端で中年女性が滑落したという連絡が新たに入り、現場に近い三歩が、ふたつの事故の救助を託されることに…(第0話)。
●本巻の特徴/悪天候の時などに三歩が頼る「昴エアレスキュー」の牧は、素早い対応と確かな技術を持つ男だが、遭難者には厳しい言葉を浴びせる。救助隊員・久美は、その理由を知るため彼のヘリに同乗し、救助に向かうが…!? 全3話からなるエピソード「警鐘」など、三歩の大きな愛に心打たれる全9編を収録!!

感想・レビュー・書評

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  • 三歩さんの活躍は当然凄いのだが
    久美さんも本当にすごいと思う。

    極限状態においては命の選別が行われることもある。
    切り捨てられた方は当然辛いし、
    切り捨てることになる側も辛い。
    少しでも早く助けられる、近くにいる方から
    という判断基準は公平なのだろうな。

    山関連の話を見る度、恐ろしい場所でもあるが
    非常に美しい場所だと改めて自然の凄まじさを感じる。

  • 山がすごいってか、三歩がすげーや。

  • 此の巻を読んで、3巻の感想にも書いたけれど、救助を依頼して、救助隊が遅れたり、遭難者が死んだコトに対して遺族が暴言を吐いたり、暴力行為に及んだりするのは、お門違いだと思う。如何に、世の中をナメてるか、里が知れるという行為だよ、其は。如何に、安易な考え方で、山に足を踏み入れているかが、解る。「バカは死ななきゃ治らない」とか「バカは死んでも治らない」とか言う、お願いだから、死ぬなら、一人で首吊って死んで。

  • 民間ヘリコプターが救援に行く、やはり一癖以上ある奴がヘリにいるのは当然でしょう。また、新たな魅力的なキャラが出てきましたねぇ。

  • 山にいるときに
    どこまで山でいることを認識し意識しその行動が取れるのか
    山ではなく
    建物に守られている町にいるときには
    感じられない
    自分が今生きていることと
    もしかしたらすぐに死ぬかもしれないことを
    どうしても考えないわけには行かない
    困っている人がいたら
    助ける
    助けられる人には限界もある
    その中で
    どれだけ
    助けられる人を増やすか
    生きている人を一歩でも生きようと思えるか
    誰かに助けられるためではなく
    生き残り
    進んでいくために

  • 命の選別。
    辛い選別。

  • 命の選別

  • 旦那さんが死んだ山に三歩が登ってそれを奥さんと娘が見に来る話があるんだけど、あのとき乗ってたヘリコプターは、無料なの…?
    救助でもないのに警察がヘリコプター出動させてたけど…?それがちょっと気になりました

  • 「警鐘」は第3巻とは逆に、久美隊員が遭難ヘリ牧の遭難者への厳しい対応に違和感を覚える話だが、救援者も命がけで救出にあたっていることを考えれば、せめて遭難者自身が自力で生きようという気持ちが無ければやるせないのも当たり前。「拓一」では、同じ山での遭難が2件同時に起こり、救援者が一人だけで、どちらかを後回しにしなければならない場合、その選択の基準となるのは・・

    ▼第0話/択一(前編)▼第1話/択一(後編)▼第2話/山の番人▼第3話/再生▼第4話/ケルン▼第5話/命力▼第6話/警鐘(1)▼第7話/警鐘(2)▼第8話/警鐘(3)
    ●主な登場人物/島崎三歩(海外の山々を登り、故郷に戻り民間の救助ボランティアをしている)、野田正人(長野県警の警察官。山岳救助隊チーフで、三歩の幼なじみ)、椎名久美(野田の部下で山は初心者。今ひとつ山を好きになれずにいる)、ザック(三歩のアメリカ時代の山岳救助チームメート)
    ●あらすじ/北アルプスを登山中の男子学生が、大キレット北端で滑落遭難してしまった。強風で救助ヘリが飛べないなか、三歩はひとり現場へと急ぐ。だが時を同じくして、キレット南端で中年女性が滑落したという連絡が新たに入り、現場に近い三歩が、ふたつの事故の救助を託されることに…(第0話)。
    ●本巻の特徴/悪天候の時などに三歩が頼る「昴エアレスキュー」の牧は、素早い対応と確かな技術を持つ男だが、遭難者には厳しい言葉を浴びせる。救助隊員・久美は、その理由を知るため彼のヘリに同乗し、救助に向かうが…!? 全3話からなるエピソード「警鐘」など、三歩の大きな愛に心打たれる全9編を収録!!

  • 「岳」第1巻で書きました。そちらをお読みください。

  • 「択一(前編)」「択一(後編)」「山の番人」「再生」「ケルン」「警鐘 1」「警鐘 2」「警鐘 3」を収録。

    救助ものっと辛気臭いとこがあるのだけど石塚真一ならではの起伏で読ませる。同時に事故が起きたときにどちらから先に助けるか。単純に近くから。「警鐘」のように少し長くなるとまた面白くなる。厳しい牧さんの登場が締める。

  • 北アルプス穂高連峰大キレット 頸椎骨折 長谷川ピーク アラスカのセイントエリアス 谷村山荘 明神 三ノ沢岳 アックス=ピッケル 上高地まで一気に降りちゃうよ コジョ太 長崎っ子 平和祈念像 百聞は一見にしかず 滝谷・ドーム西壁 ケルンを積む 梓川 山は墓場じゃねえんだぞ 昴エアレスキュー 遺書 雪洞 脅せ。徹底的に死を意識させて登らせろ。 ホワイトアウト ラクーン=アライグマ?

  • 北アルプスを登山中の男子学生が、大キレット北端で滑落遭難してしまった。強風で救助ヘリが飛べないなか、三歩はひとり現場へと急ぐ。だが時を同じくして、キレット南端で中年女性が滑落したという連絡が新たに入り、現場に近い三歩が、ふたつの事故の救助を託されることに…(Amazon紹介より)

  • 地味ながらも、読ませる作品。心にじんわりと響いてくる。

  • -

  • 島崎三歩が活躍する本格的山岳マンガ。
    とても良いですよ。

  • 4巻

  • 稜線を歩きたい。

  • 0-1話(前後編) 北アルプス穂高連峰大キレット 二人組 滑落
    2話 北アルプス 単独 疲労遭難
    3話 北アルプス 穂高岳
    4話 北アルプス 北穂高岳 B沢 単独 滑落遭難
    5話 北アルプス 奥又白谷 C沢 単独 崩落
    6-7話(前後編) 北アルプス グループ 雪山遭難

  • 主人公三歩が一所懸命、楽しく、生きているのが良い。

    私は何かに打ち込めているのだろうか。

  • 人は何かを抱えて山を登るのですね。
    第4巻も命が輝いています。毎回感動の連続ですね!
    同時に救助の要請があって、どちらかしか救助に行けない。そしておそらく片方しか救えない・・・。こんな状況になったら何を優先したらよいのでしょうか?その答えがこの巻に!
    山を登るうえで必要なことは「シンプルに考える」ということかもしれません。自然に従うということなのかもしれないですが、その中に自分の命、他人の命も含まれています。都会では味わえない「平等感」に魅了されるのでしょうね。
    また、今回登場する「牧さん」がいいキャラですねー。これだけ存在感があって、救助で重要な役割を担っているので、今後も登場してくれるでしょう。

  • 「孤高の人」とは毛色が違うが、三歩(主人公)も単独行で登ることが多い様だ。

  • 茨城、長野などを舞台とした作品です。

  • 映画のヒットのせいか、古書店では全然入手できなくなってしまったので、この巻から新本…
    でも相方もハマっているので、なるべく相方の懐を当てにしようと思うよw

    ところでクミちゃん、成長したね!(≧∇≦)

  • 山怖いって思ってしまう。それを踏まえた上でも山の素晴らしさも伝わってくるのだけれどね。

  • 話を重ねるにつれ、作者の力量が上がっていくのが分かる。楽しい。

  • 272

  • 山は知っている

  • 山に登るということは、頂上を只目指して制覇すればいいだけではないらしい。人生に似てるのね。

  • 【岳】は、本当に面白い!唯の山岳レスキューの話だけでは無く、人間ドラマがある。
     同じ山岳救助隊をしているHatakichiには、うなずける所が多々ある。
     DVD化しないかなー?

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著者プロフィール

アメリカの南イリノイ大学、同国サンノゼ州立大学在学中にロッククライミングの虜になり、日本に帰国後、その経験を元に『岳 みんなの山』を描き始める。2001年、『This First Step』で、第49回小学館新人コミック大賞一般部門に入選。『岳 みんなの山』で、2008年3月に第1回マンガ大賞を、2009年1月に第54回(平成20年度)小学館漫画賞一般向け部門、2012年12月に第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞

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