美味しんぼ: 激闘鯨合戦 (13) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 155
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091814036

作品紹介・あらすじ

「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!

▼第1話/激闘鯨合戦・1~5(鯨料理)▼第2話/料理と絵ごころ(オコゼ、鮎、スズキ)▼第3話/柔らかい酢(鯖ずし)▼第4話/涼風そうめん▼第5話/あわび尽し▼第6話/にんにくパワー ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/とある鯨料理店で、山岡たちと海原雄山がたまたま同席してしまう。雄山は冷凍の鯨の刺身を出した店主を叱責するが、その時、店に捕鯨反対団体が乱入してくる。意外にもその中には山岡たちの友人、ジェフの姿があった。かねてより捕鯨禁止運動に憤りを感じていた山岡は、ジェフを説得するため、ひいては日本の食文化を守るために立ち上がる(第1話)。▼山岡たちは大原社主に誘われて訪れた料亭で、主人の跡取り息子を紹介された。この息子は「料理は職人の仕事。経営者は総合芸術である料理を監督するために、むしろ書や絵画など芸術の道を究めるべき」という考えを持っていた。だが彼が描いた絵の個展会場で、山岡はその絵を一見して嘲笑する…(第2話)。 ●本巻の特徴/海外からの様々な圧力で壊滅状態になりつつある、日本の捕鯨。動物愛護、自然保護、経済・外交問題、そして日本の文化…多くのテーマを内包するこの問題に、ひとつの解答を示したのが、表題作ともなっている第1話である。 ●その他の登場キャラクター/ジェフ・ラーソン(第1話)、京極万太郎(第1話)、角丸副総理(第1話)、唐山陶人(第3話)、ゆう子の祖母・たま代(第4話) ●その他DATA/表紙写真~鯨の尾の身の刺身、さらし鯨、鯨赤肉の寒天よせ胡麻酢かけ〔調理/新宿・樽一〕

感想・レビュー・書評

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  • 捕鯨問題はなんといいうか、非常にベタな内容だったと思うが、面白かった。ジェフはあんな簡単に考え方を変えるとは...。唐山先生に領子さん、小泉局長も久しぶりの登場だった。この頃の作画が一番好きだったかなあ。

  • ・鯨が手に入らなくなる状況を覆すための努力をお前はしたのか?
    ・食文化が異なるから野蛮と決めつけることこそ野蛮である。クジラは日本の文化。
    ・千年以上かけてわしらの祖先が工夫を重ねてきた。賢かったら殺してはいけなくて、賢くなかったら殺していいの?
    ・人間は業か生まれつきの罪か。そういうものを背負ったとても悲しいいきもの。
    ・クジラは増えているが、アメリカが乱獲している。反捕鯨で日本にプレッシャーを与えているだけ。クジラはどうでもいい。外交カードのみ。 ・ゆがんだ目的を持つ団体。
    ・人形芝居(文楽)クジラのひげで操っている。
    ・養殖の魚は、自力でえさを探さないからあごが未発達で口もとがらない。スズキは生けじめするから、キズある。
    ・黒酢は手がかかる。出来上がりに1年かかる。合成酢は殺菌効果も弱い。
    ・ソーメンの麺は熟成が必要。2,3年はかかる。
    ・梅干を裏ごしたダシがよい。
    ・ニンニクは火をとする甘くておいしい。
    ・ニンニクスープ:ニンニク、牛脂、鶏がら、わかめ、塩、こしょう、ごま油
    ・アワビのステーキ。

  • マンションで読む。

  • 美味しんぼで唯一これだけもってる。鯨肉について書いてある話。鯨は食べてよいのか??と考えたり…

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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