MASTERキートン DISCOVERY6 (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091816962

感想・レビュー・書評

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  • 初版

  • アイルランドの話、改めて勉強になります。
    ってこれまた恥ずかしいですけれども。

  • 読む度に読みごたえがある。
    テーマや舞台がバラエティに富み、
    知識もロマンもある。
    マイノリティや弱者の視点が目立つ
    ささやかな反逆・逆転にカタルシスを覚える。

    冴えない中年教師の覚醒を描く「秘めたる宝」は、
    女子高の雰囲気・水晶のトピックが、
    なんとも言えずノスタルジック。

    「青い鳥消えた」はミステリ仕立て。
    何か恐ろしいことが起きる予感、
    忍び寄る不安感にゾクリとさせられる。

    「白い雪とノアの箱舟」は、
    ノアの箱舟伝説をテーマにしたもの。
    心に傷を負い、神を信じない男に起きる奇蹟。
    物語の力を感じさせる。

    英国国内の紛争を描く「偽りの三色旗」は、
    キリスト教のプロテスタント・カトリックの
    対立と合わせ、
    イギリスの複雑な国内事情を教えてくれる。
    ここでも戦いを憎む物語の力が光る。

    「セーフハウス」は兄弟と家族の問題を、
    思春期の雰囲気と
    魔女や妖精・おまじないと絡ませ描く。

    「化け猫荘の人々」は、
    同じアパートメントに暮らす人たちの
    人間模様が悲しく微笑ましい。

    「アザミの紋章」は家系のロマン。
    夢見がちな人なら身に覚えがある空想かも。

  • キタ!太平父さんの今までのところ最高傑作、「化け猫荘の人々」。

    動物と人間愛との顛末を描くにはSAS仕込みの特殊能力はちとおおげさ。おとんの品の悪いニンマリ顔の方がしっくり来る。

    とはいえ他にも秀作ぞろい。「偽りの~」前後編、最後のシーンはついしんみり。「青い鳥消えた」の巧妙さには舌を巻く。「秘めたる宝」は大人の香り。

    よい。

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  • なんか、どっかの作家先生が、
    「MASTERキートンは アイルランド系の名前であるダニエル・オコンネルとイングランド~日系のハーフであるキートンが一緒に仕事をしているので大変素晴らしい」
    とか褒めてた。それはさうなのだが、その作品ではIRAのお姉さんでオコーナーさんも出てくるのである。
     アイルランドの他のスコットランド(なんかスコティッシュケルトの方も暗いらしい)の人は、どこでもやって行けるさうである。なので本作での悲劇のをっさんは、アレなのである。うむうむ。

  • 『偽りのユニオンジャック』
    思いやる気持ちを大切にしたい。

    『アザミの紋章』
    私も、にっこりしました♪

  • 学校の先生の話ときれいな写真の話が好き

  • 初めて MASTER KEYTON を読んでみたけど、
    一話一話に重みがあって、面白かった。
    それぞれの回ごとに、人間ってなんだろう、と
    思うようなところがあり、どんどんと読んでしまった。

  •  昔読んだときスルーして,今ならわかるディテールに気づくことがやはり多いな。立看に描かれた「造反有理 三里山空港阻止!」「○○君虐殺抗議!」とか…。
     娘の百合子はなんだかよくプラカードもってプチ運動してる…。変わった子だなぁ。

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