- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091817006
感想・レビュー・書評
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トレドの『祈りのタペストリー』
エルトリアの『幸運は雨と共に』
どちらも言葉を語らない“絵”が主役詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ダニエル。。。
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初版
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戦争に良いことなど一つもないということですなぁ。。。
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さあ早くも10巻。
「仮面の奥」は一種のサバイバル術もの。
ただ今回マスターとなってその技を披露するのは、
かつて正義のヒーローとして一世を風靡した男。
彼の仮面の下にあるのは一体どんな顔?
「緑のフーガ」こそ正真正銘のサバイバル術もの。
キートンの面目躍如。
そこにあるものだけで見事に危機を脱する。
「イシスの呪い」は考古学絡みのミステリ。
論理的推理と科学で説明できないもの
との混ざり具合がいい。
「ブルーフライデー」は、
探偵事務所のボス・ダニエルのお話。
時々、恋愛ものが挟まれるのが、
また幅を広げるんだよな。
悲しい恋ですが・・・
「勝利の陰に」は湾岸戦争絡み。
人として拠って立つものは何かが問われる。
「ウイスキーキャットの村」は猫が主人公。
ノスタルジックでとぼけた感じがいい味出す。
またまたキートンの父登場。
「祈りのタスペトリー」は西洋と東洋を結ぶ物語。
スペインの古城と京都の祇園祭の関係性とは?
かなりの確率で泣かされる。
「幸運は雨と共に」も考古学絡み。
成功者ではなく、
困難に立ち向かう者を応援する眼差しを感じる。 -
本巻のオススメ一話を選択すれば、やはりサブタイトルどおりの「ブルーフライデー」となるか。ときどき登場する英国の相棒ダニエルはここまで読んだところでも素性の明かされていないちょっと気になる登場人物。で、ようやく彼にスポットライトの当たったお話が登場する。その顛末やいかに…
でも他のお話もすてがたい。「ウイスキーキャットの村」ではエジンバラのスコッチ博物館に行ったのを思い出したし、「祈りのタペストリー」では最後に祇園祭をみたのはいつだっただろうなんて思索にふけった。「イシスの呪い」に出てくるイシス像はそれなりの魅力がなければ話として深みを増さないし、そのあたり浦沢氏はきちんと仕事をしている。
いいね、ひきつづき。 -
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1から10巻まで
うーむ、基本的には「パイナップルアーミー」とまったく同じなのだが、やっぱりストーリーの作り方がうまい。絵本のなかの謎かけや東欧の暗部などところどころに「モンスター」につながっていく要素が出てくるのも興味深い。あとやっぱり外国人の顔の描き分けがうまいなー。20030323 -
ウィスケ・ベサはなんとなく良い。
『緑のフーガ』ちゅったらなぁ、これでな、トラバントっちゅうへぼい車があって、どういふ風にへぼいか、ダメな自動車かちゅうのをなぁ、いろいろやった後で、然るべき危機にトラバント特有の構造でなんとかせるっちゅう話を見てな。旧東側の自動車はさう言ふものなんだ、と思っとったら(イカ信州の新聞に関する非難が延々) -
やはり面白いですね。味のある漫画です。。
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美術人情アクションミステリー。
酒の頼み方がナンパの王道。 -
明日は休みだ。 今夜はつきあえよ、キートン。
ああ。
サム、リクエストだ。
“ブルーフライデー”をやってくれ。
(CHAPTER 5 ブルーフライデー) -
ブルーフライデー
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本書をきっかけに、僕は考古学(特に本書の物語の核となる「西欧文明ドナウ起源論」)や東西冷戦構造に、一時期かなり興味を持ったものです。主人公の平賀・キートン・太一の経歴、リアルにありえない〜!と思いつつも、格好良いので問題なし(ただし、たまにおっちょこちょい)。友情と愛情が詰まった最終回は特に名作ですね。
浦沢作品の中でも特に人物描写が優れていて、登場人物の誰もが魅力的です。