美味しんぼ (101) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 142
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091817204

作品紹介・あらすじ

▼第1話/親の味・子の心(前・後編)▼第2話/食の安全(1~7)

●主な登場人物/山岡士郎(東西新聞社文化部記者。膨大な食の知識を持つ「究極のメニュー」担当。ゆう子と結婚し、双子の父に)、山岡ゆう子(旧姓・栗田。東西新聞社文化部記者。士郎とともに「究極のメニュー」を担当)、海原雄山(「美食倶楽部」を主催する希代の美食家。実の息子・士郎とは反目している)
●あらすじ/山岡家に待望の第三子が誕生。団・近城・中松など、山岡の友人たちの一家にも子供が誕生した。一同は祝いの席で盛り上がるが、そのことで隣席にいた子供ができないことに悩む夫婦を傷つけてしまう。後日、この代田夫妻が洋食店を営んでいることを知った面々は、罪滅ぼしのため、みんなでその店へ食事に出かけるが…(第1話)。
●本巻の特徴/添加物・農薬・家畜飼料の抗生物質…現代の食が抱える問題を一挙解決! 表題作「食の安全」他、全2編9話を収録!!
●その他の登場人物/飛沢周一(東西新聞社文化部記者。「究極のメニュー」の次期担当候補でもある)

感想・レビュー・書評

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  • 自分が食べているのがトンコツラーメン擬だった事に衝撃。
    安さを追求した末での食品の安全と未来を提示した極めて重要な巻。

  • 「日本の食の安全性は"0.16%"のようにほとんどゼロ」
    さて自分はこの出発地点から食の安全性の改善に向けてどう関わっていけるか。

  • Date:19:43 2009/09/30

    ・ブドウ糖果糖 ・・・アメリカ産とうもろこし 遺伝子組み換え?
    ・中国産 平地 0.1Ha 都市戸籍 農地戸籍 

    ・添加物成分
    黄色4号:石油
    コチニール色素:カイガラムシ
    銅クロロフィル:カイコの糞の天然色素
    アスコルビン酸:ビタミンC

    ・消費者が望む利点のために、一括表示、キャリーオーバー

    ・慣行農法 都道府県HP
    各県が決めた農薬使用回数を公開している

    新潟コシヒカリ20回
    群馬キャベツ 26回
    熊本トマト   61回 

    ・必要な情報が消費者に届かなくなっている
    新聞週刊誌はそのときに売れるテーマを通して紙面をつくる
    大事な問題を時間をかけて追及することはない

    ・有機JASについて
    有機ガイドライン 1992- 世界に通用しないとの指摘。JAS法で有機農産物の規格制定 2000-。 全面改正 2006-

    ・ナチュラルシード 石井 日本でつくられている90%以上が中国・タイなどで作られた種。品種改良した種は原則的に農薬と化学肥料を使う状態で育つようにつくられているから、無農薬有機栽培にすると収量もあがらず病害虫の被害にあいやすい。

    ・東北牧場 九十九ひろこ

    ・農食環境ジャーナリスト 矢崎栄司
    有機農産物 0.16%。米3割は産直になっている

    ・向島園 静岡県藤枝
    農業=命の輪
    無農薬 木の病気の葉を選んで虫が食べてくれる   ★「ニンジンの奇跡」著者と同じ見解

    ・長野佐久 もりもり 農場
    新規就農 親身になってくれた県が長野 里親制度

  • ここから、食を勉強してます。

  • テーマは「食の安全」

    一方的に批判される「中国製」について疑問を投げかけている。
    食の安全が脅かされている昨今,その原因は消費者にもあったということがよく分かる。
    今までの読者でなくても,この本は買って是非多くの人に読んでほしい。

  • 《農薬と添加物。安倍司著『食品の裏側』(『なにを食べたらいいの?』(2009.01刊)も著)が登場し添加物使用の現状を徹底的に紹介。》

  • 第101巻のテーマは『食の安全』…今、最も懸念されている問題の一つが取り上げられています。
    現実に起こっていること、現在進行中のことが書かれているのです。
    食品添加物の神様と言われる安部司氏も登場し、現代の食事情に鋭く切り込んでいきます。

    「今、わたし達が食べているものはなんなのか」
    「なにが、どう不安なのか。なにを信じたらよいのか」

    非常に考えさせられる一冊です。


  •  言わずと知れた料理漫画のバイブル。
     時に??と思う事がありますが、今の御時勢
     食について語れるのはこれ以外にないと思います。
     そろそろ本棚が限界になってきています。

  • すごく参考になるけど・・これ読むともうコンビニ弁当食べれなくなりそうw

  • これは保存版です。山岡一家の話とかじゃなくて、食の安全というものを考えるにあたって、すごい教材です。
    しかし、食事っていうのは生活が苦しいとおろそかになるものですからね〜。カップ麺で生きていけますから、ぶっちゃけ。仕事と残業の育児の合間にそんなたいそうな食事なんか作れないし、お金もかけられませんよ、実際のところ。だからこそ、考えないといけないんでしょうが。

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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