Blow up! vol.1 (ビッグコミックス)

  • 50人登録
  • 3.58評価
    • (3)
    • (6)
    • (9)
    • (1)
    • (0)
  • 3レビュー
著者 : 細野不二彦
  • 小学館 (1989年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091820112

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

Blow up! vol.1 (ビッグコミックス)の感想・レビュー・書評

  • ジャズを志す大学生が、大学を辞め長い下積み時代に踏み出す。志を同じくする仲間との出会い、意に沿わない仕事、スランプなどを潜り抜け成功への道を辿っていく

    この作品は熱い。どうしようもなく熱い。しかもその熱さは非常に流行遅れなタイプの熱さだ。この作家の常として、風俗を取り入れようとするあまり、後になって描写が風化してしまうことを考慮に入れてないという点がある。その辺に目をつぶれる人でないとこの作品は笑い話になってしまうかもしれない。

    この作品は2巻で完結しているということもあり、作品内ではかなり速いペースで物語が展開していく。そうなると内容が浅く薄くがちだが、この作家独特のストーリーテリングの技量によって非常に読み応えがある作品になっている。そして、ジャズを題材にしながらも決してマニアックに成らず、夢を追う人の生き様という普遍的な物語に昇華している。もちろん漫画なのでハッピーエンドだが

  • プロのジャズミュージシャン(サックス奏者)を目指す青年の成長譚。各話のタイトルがジャズナンバーになっていたりして、ジャズっぽさを出していますが、ジャズそのもの、というよりも「音楽で生きていくということ」を描いた物語です。
    演奏で会話すること、最高のスタジオミュージシャンがソロデビューできないこと、興行屋としての矜持と蔑み・・・そのような音楽業界の酸いも甘いも(どちらかというと酸いが多いかも)を切り取った良作です。
    バンド活動をしたことのある人には共感する部分が多いでしょう。

  • S大4ビートクラブ出身・テナーサックス奏者の菊池オサム。彼が大学中退〜無職〜キャバレーのバンド〜アイドルのバックバンドという下積みを経て、ジャズミュージシャンとしての大舞台に立つまでの物語。


    菊池オサムの成長物語である。音楽への強い憧れ、不安・焦り・自己嫌悪・傲慢・卑小 、さまざまな矛盾を抱えて人生を歩む姿は、自分の人生に重ねて読めた。


    最後の方に、天才サックスプレイヤーにして夭逝した由井大明が登場する。オサムのライバルである。由井は日米混血だ。


    『何のために音楽をやるんだ?』


    由井は答える。

    『音楽だけがオレと故郷…親父の血をつなぐ』と。



    衝撃を受けるオサム。オサムには答えが見つからない。



    勘当されている実家に行けるように、オサムの兄が尽力する。


    しかし、オサムはジャズミュージシャンとして大舞台に立つ道を選ぶ。


    渾身の演奏、オサムは答えを見つけた。



    オレは自分の生まれた場所より一歩でも遠くへゆくために、音楽をやってきた!



    胸にグッとくる。



    そうなんだ…生まれてからいままで歩んできた道。前へ前へと歩んできた道。


    戻れない、戻らない。


    音楽だけが連れて行ってくれる場所へ行く!


    音楽が好きなひとならきっと感動する。そんなマンガである。



    あなたにも読んでほしい。

全3件中 1 - 3件を表示

Blow up! vol.1 (ビッグコミックス)に関連する談話室の質問

Blow up! vol.1 (ビッグコミックス)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

Blow up! vol.1 (ビッグコミックス)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

Blow up! vol.1 (ビッグコミックス)を本棚に「積読」で登録しているひと

Blow up! vol.1 (ビッグコミックス)はこんなマンガです

Blow up! vol.1 (ビッグコミックス)のKindle版

ツイートする