美味しんぼ: 韓国食試合! (22) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館 (1989年10月30日発売)
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本棚登録 : 146
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091820327

作品紹介・あらすじ

「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!

▼第1話/食品成分表の怪(タイ料理)▼第2話/豆腐勝負!!・前編、中編、後編(汲み出し豆腐、ザル豆腐)▼第3話/韓国食試合!・1~4(韓国料理、牛肉のたたき風焼肉)▼第4話/新ジャガの幸(ジャガイモ)▼第5話/カンテンと恋(トコロテン、カンテン黒蜜) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/パスポートを家に置いて外出したために刑事に連行されそうになったタイ人の留学生を助けた山岡たちは、後日、そのお礼としてタイ料理店に招待された。だが隣席の日本人客が、タイ料理の悪口を言い始めた。そして店主が「日本の野菜はタイに比べて味が落ちる」と嘆いているのを聞きつけ、「発展途上国のくせに大きなことをいうな」と暴言を吐く。そこで山岡は、日本の野菜の末期的な現状を彼らに教えることに…(第1話)。▼富井副部長が怒りだした。山岡たちが東西グラフの「世界味めぐり」の仕事にかまけて、「究極のメニュー」が一向に進展していないというのだ。谷村部長もその意見に同意。次回の至高のメニューとの対決に勝たねば、東西グラフへの山岡の協力を打ち切ると厳命した。山岡に降りられては困るまり子は一計を案じ、おチヨに至高側のメニューをスパイしてくれと頼むが…(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/中松警部(第1、5話)、京極万太郎(第2話)、唐山陶人(第2、4話) ●その他DATA/表紙写真~骨付カルビ〔調理/ソウル〕

感想・レビュー・書評

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  • この辺りから、少し政治色のある作品が出だしたところだろうか。
    この頃、結構韓国料理に興味を持ち、韓国料理店を色々と回った覚えがある。結局、韓国には旅行しなかったが、一度は行ってみたいものだ。
    しかし、今回の対決は士郎の勝利とはいえ、雄山の懐の深さゆえの勝利かもしれない。おチヨさんのキャラが良い。

  • タイ料理は ハーブと香辛料を使う。
    野菜を美味しく食べることがポイント。
    オトコたちは、発展途上国で、タイ料理をバカにする。
    日本の経済は世界一であり、科学技術が進んでいることを自慢し
    日本の野菜が 美味しいことを強調する。(飛躍だね。)

    そして、山岡は
    野菜の成分表で 40年前の野菜と比較して
    ビタミンや鉄が減少していることを指摘する。
    それは、農薬と除草剤の多用が原因という。
    40年前がよかったという。
    →ハウス栽培と品種改良も背景にある。

    豆腐料理。
    豆腐百珍。
    豆腐を美味しくいただくには
    くみ出し豆腐とざる豆腐。
    豆腐のおいしさを引き出すには。

    韓国料理で対決。
    カルビを食べる場合に 様々なタレの味で食べさせる韓国。
    タレと肉の味のバランス。
    それに対して、山岡は 牛肉のたたきを振る舞う。
    いかに 肉汁を閉じ込めるかだね。
    食文化が違うことを強調する。
    →和牛のルーツが、韓国だと言うのもないね。

    韓国がなぜ辛い料理が多いのか?
    までは、考察しないのだね。

    バブル全盛で、失敗した若き経営者。
    家族で 新ジャガを食べることが美味しいという。
    美味しさは 一流のホテルで、芸能人を呼んでやることではない。

    テングサから寒天のおいしさ。ところてん。
    最初から つくっていくことの 意味。

  • 今度こそ念入りに引導を渡してくれるわ!!
    豆腐勝負でここまで熱くなれる親子はいない。

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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