美味しんぼ: 真夏のソバ (23) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館 (1989年12月19日発売)
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091820334

感想・レビュー・書評

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  • 美味しいと言うことが、なぜそれが美味しいのか?
    と言うところまでなく 美味しいと感激している。
    なぜか、以前引き込まれた 物語が 平板に見える。
    自分なりに 美味しいとは何か を考えることで、
    ちょっと、違った視点が生まれたのかもしれない。

    仁木の美しいおばさんの 上から目線。
    おしつけることをいとわない性格。
    それを、土鍋茶碗蒸しとキャベツロールで納得させる。
    結局は オトコにリーダーシップをとってほしいと願っている。
    キャラクターの弱点を 食べ物で知らせる。

    財界の大物 大溝社長に ケンカを売る 山岡。
    外国人を採用しない姿勢を 改めさせるために。
    ふーむ。世界的な企業であれば、
    そんな問題は簡単にクリアーしているはずなのだが。
    日本人だけの発想でグローバル化できない。確かに。
    中華ハムの蜂蜜煮とタイの激辛トウガラシの組み合わせ。
    甘さと辛さのハーモニー。
    それが 外国人を雇うことになるとは、飛躍が。

    本当においしい梅干し。
    着色料と化学調味料と酢漬けでできた梅干し。

    カツオのたたき。
    かつをを獲る場合の方法によるカツオの傷み。
    結局は、血抜きが大切だと言っているが、当たり前では。

    ラムとマトン。羊肉を美味しく食べるには。
    ラクビーは やはり強靭で体重があった方がいい。
    日本人の体格が そうなれば 勝てる。

    イカの生干し。
    イカ釣りで釣ったイカがおいしい。
    それが、理解したからと言って、
    イカの生干しを購入するのか?

    夏のソバは タスマニア産がいい。
    季節の反対をうまく使う。

    マツタケとはもの土瓶蒸し。
    お互いのよさを引き出すことの大切さ。

    もやし。それは、手間がいる。
    フカヒレスープにもやし。シャキシャキ感。
    タマゴとモヤシの炒め物。

    とろばかり食べるのは 寿司を知らなすぎる。
    白身の味がわかって、はじめて 寿司の通になる。
    日本の文化がわかることに。
    タイ、ヒラメ、スズキ。白身の味の微妙な違い。
    タコの刺身を稽古台とする。
    山岡の受け売りを 簡単にするのは、いただけないなぁ。
    話を手短にするためなのか。
    ニンゲンが そう複雑でないのがいいのかも。

  • イカの沖漬け旨そう

著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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