美味しんぼ: 菓子対決!! (26) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
3.30
  • (3)
  • (3)
  • (20)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 147
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091820365

作品紹介・あらすじ

「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!

▼第1話/タイのタイ(鯛の頬の肉、鯛の胸ビレの肉)▼第2話/おめでたい病気( フカヒレ、タピオカ)▼第3話/グルメ志向(ゴマ豆腐)▼第4話/究極VS至高 菓子対決!!・前編、後編(干し柿、柿の羊かん)▼第5話/江戸の味(ネギマ)▼第6話 /世界を包む(カキの清蒸、ペキンダック、カバブ、プルコギ、ベトナム風春巻き、トルチーヤ)▼第7話/猿蟹合戦(柿の葉茶、握り飯、冷酒、焼きむすび、揚げむすび)▼第8話/カレイとヒラメ ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/今日は大原社主で行なわれる新年会の日。だが、大原にはひとつの懸念があった。大原の幼なじみである大河がやって来るのだ。大河は大金持ちで、大の食通気どり。子供のころからお互いに反目しあっていた仲だけに、新年会の料理にケチをつけにやって来るに違いない。やがてやって来た大河は案の定、見事な明石の鯛を持ってきて、最高の鯛料理を食べさせてやろうと自慢を始めたが…(第1話)。▼東西新聞文化部員・典子がどうやら妊娠したらしい。喜びにあふれる文化部だが、どうもつわりがひどいらしく、砂糖水とすまし汁以外は何も受け付けないという。ついには入院し、栄養点滴を受けるまでに悪化してしまった。彼女が食べられる物は無いのかと皆に問われた山岡は…(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/唐山陶人(第4話)、京極万太郎(第4話) ●その他DATA/表紙写真~干し柿の水羊かん〔調理/原宿・重よし〕

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今回も面白かった。
    しかし、この頃よく日本の経済力で諸外国の文化を金で買うとか、海外旅行でどこも日本人ばかりだとか話題になったことがあったな。
    相変わらず、士郎は食い物のことには冴えている。しかも体調改善やら政治の場、交渉人としての役割などほとんど万能ではないか。
    今回の菓子対決はなかなか読み応えがあった。今後の進展が楽しみである。

  • タイのタイ
    正月のおせち料理。
    社主の家で行なわれたが、幼なじみが金持ちに。
    そこに 大きなタイをもってくる。
    頬肉を食べるのだ。
    山岡は タイのタイを紹介する。トリビア。

    つわりで食べることができない三谷の妻。
    山岡が においがなくて おいしい料理を作る。
    フカヒレとタピオカ。

    料理評論家 が 美食•グルメブームで、
    なんのために 料理評論をするのか?悩む。
    東京では バブルの影響で
    フランス料理、中華料理。が食べることができる。
    そんな浮かれた状況に 落込む。
    山岡は ゴマ豆腐を すすめる。
    本当に必要なことは、食文化を伝えること。
    →これは、1990年のこと。時代背景がバブルに浮かれていた。

    菓子対決。
    菓子とは何か?
    干し柿から、菓子が生まれたという。
    →ちょっと、違うなぁ。
    菓子の源流は 栗から始まって、蜂蜜、小麦 となっていく。
    やはり 炭水化物の焼き菓子が基本でしょう。
    中国で古代から栽培されているが、
    6世紀の『斉民要術』でも干し柿の作り方の他、
    灰汁を使った渋抜き法が示されている。
    日本に柿が伝わったのは弥生時代といわれるが、
    文献では平安時代に干し柿の存在が確認でき、
    927年に完成した『延喜式』に祭礼用の菓子として記載が見られる。

    ネギマ
    マグロとネギを煮るのがネギマ。
    煮たネギのあついのは、注意を。

    包むとは。
    なぜ、ジャンケンで 石が紙に負けるのか?
    カキの清蒸、ペキンダック、カバブ、プルコギ、ベトナム風春巻き、トルチーヤ

    猿蟹合戦
    柿の葉茶、握り飯、冷酒、焼きむすび、揚げむすび
    香木でできた サルの彫刻。

    カレイとヒラメ
    第2志望の大学にしかうからなかった 社主の孫。
    カレイは ヒラメより低く評価されている。
    イシガレイ。
    季節によって カレイのおいしさがある。

  • 菓子対決!
    山岡さんの「奢ってやるから金貸してくれ」こそ究極のタカリ。

  • ほぼ全巻持っているけれども、出てくる多くの人が下品なところがイヤ。原作者の愛国心は私も共感できるけど、何かもっと違う表現方法ができないものか、と思う。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

雁屋哲の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×