美味しんぼ: 長寿料理対決!! (28) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091820389

作品紹介・あらすじ

「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!

▼第1話/残されたベーコン・前編、後編(ベーコン鍋)▼第2話/長寿料理対決!!・1~7(沖縄料理) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/今日は日曜日。荒川夫妻とピクニックに行くため、山岡たちはゆう子の家に集合した。だがそこに、ゆう子の祖母・たま代が泣きながら帰ってきた。たま代のボーイフレンド・大柱永一が行方不明になったというのだ。大柱の友人・黒柏が大柱の邸宅を訪れ、二人で激しい言い争いをした上、一緒に出ていってしまったらしい。たま代によると、二人とも彼女に思いを寄せているため、たま代を取り合ったあげくに黒柏が大柱を誘拐したに違いないという。二人が言い争った現場だという食堂に行くと、なぜかベーコンが残されていたのだが…(第1話)。▼大原社主が大腸のポリープのため入院した。そこに見舞いに来た週刊タイムの編集長が、病床の大原を見て「次回の究極VS至高の対決のテーマは、長生きのための料理ではどうか」と提案する。そこで山岡たちは、世界一の長寿地域である沖縄に注目。その食生活の秘密を探るため、沖縄へ飛ぶことになるが…(第2話)。 ●本巻の特徴/現地での豊富な取材を活かし、沖縄料理の秘密を7回にわたり展開しているのが第2話。食文化のみならず、シーサーなどの生活文化、そして白保のサンゴ礁を破壊する石垣島の空港問題なども描かれている。 ●その他の登場キャラクター/中松警部(第1話)、「岡星」主人(第2話)、唐山陶人(第2話)、京極万太郎(第2話) ●その他DATA/表紙写真~ゴーヤチャンプルー、ラフテー、クーブイリチー〔調理みやらび〕

感想・レビュー・書評

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  • 今回は、長寿料理を求めて沖縄へ。
    そういえば、この頃沖縄に行く機会があって、作品中の沖縄料理を食べてみたいと思ったことがあった。ソーキソバとかフーチバジューシイとかハマった気がする。
    今回は、自然環境の問題も含めてなかなか濃い内容の作品だった気がする。士郎の活躍がひかる。面白かった。

  • 沖縄のことが、たくさん書かれていて、とても良かった。。

  • ベーコン。
    ふーむ。ベーコンに夢中になる老人。
    肉食系老人。
    ゆう子のおばあちゃんも 魅力的なんでしょうね。
    豚肉のあばら肉から アブラの飛ばし方、
    香の付け方。くん製技術なんですね。

    沖縄長寿。
    今の状況でいえば、沖縄が 長寿国でなくなっている。
    なぜ、そうなったかの方が 重要だが。
    医食同源の食生活が 沖縄の中に深く根ざしていたが、
    一気に ファーストフード旋風に巻き込まれる。
    それほど、脆弱な食生活だったのだ。

    海原雄山は 貝柱、クコ、朝鮮人参の烏骨鶏スープ。
    フカヒレ スッポン鍋。
    豆苗の炒めもの。ニンニクの芽の炒めもの。
    ニョクマムとナンプラーとよばれる魚醤と中国納豆(トーチのことかな)
    栗のはいった玄米ご飯。(無農薬を強調)圧力鍋。
    ツバメの巣、氷砂糖を蒸して 冷やす。
    ツバメの巣は 海藻が材料で、ヨード、カルシウムが豊富。
    →唐山が 『贅沢な料理』と指摘する。
    確かに、雄山の料理は こんな風ではなく
    どちらかと言えば 山岡の料理に近いような気もする。
    立ち場が 入れ違っているような。

    唐山は粗食が 高僧の長寿になっているのではというが。
    長生き料理と言うものが 意味があるのかと問う。
    山岡は 素食を提案する。

    沖縄 惣菜料理。
    足てびち コンドロイチン
    ミミガー クルミ キュウリ カルシウム
    ワカメ ワケギ アオヤギのヌタ。セレン。エイコサペンタエン酸。
    アルギン酸はコレステロールの抑制。
    コンブの細切りとダイズの煮付け。
    カボチャ、ニンニクの薄切り バター焼き。
    赤ピーマンとトウガラシの葉をニョクマムで。
    ゆでエダマメをだし汁にしたしたもの。
    小アジ 唐揚げとタマネギスライス。
    イカの墨汁。タウリン酸。
    白身さかなのグラタン。
    三練り。オクラ、納豆、山芋。ペクチン。
    サツマイモ 炊き込み粥。
    締めとして ゴーヤチャンプル。

    ゴーヤが簡単に 変化してしまうなんて、
    やっぱり 窒素過剰なんだよ。

    ふーむ。まぁ。沖縄料理の再現ですね。

  • 長寿食、枝豆の出汁漬け

    バブルの頃のお話しは、愚かだけれど面白い。

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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