あずみ 48 (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
3.84
  • (12)
  • (14)
  • (17)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 137
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091823731

作品紹介・あらすじ

感動の名作、クライマックス!!

▼第1話/詭計▼第2話/殺生▼第3話/烈士▼第4話/凶弾▼第5話/叫喚▼第6話/出立▼第7話/隠里▼第8話/道程●主な登場人物/あずみ(精鋭の刺客として純粋培養された少女)●あらすじ/息のかかった忠長を将軍にすべく、次期将軍・家光と福島正則の謀殺を企む京極は、計画にとって邪魔者であるあずみに謀反の疑いをかけることで、その動きを牽制しようとする。一方、滞在する躑躅ヶ崎館内の不穏な空気から、福島の側近たちは自分たちが京極に陥れられたと気付き…(第1話)。●本巻の特徴/雨の中、京極一派による家光&福島正則暗殺が決行された! 大切な人を守るべく急ぐあずみ。そして長い旅路の果てに、彼女がたどり着いた場所とは…? あずみ第一部・ついに完結!!●その他の登場人物/京極貞麻呂(天海と対立する金地院崇伝の配下)、飛猿(甲賀忍者。現在は天海のために働いている)、豪山(かつて、爺・小幡月斎に仕えていた男。天海から、あずみを甲斐に案内せよという使命を受けている)、万(豪山の強さに惚れ込み、豪山を追いかけて来た、江戸の剣術道場の娘)

【編集担当からのおすすめ情報】
大ヒットした時代活劇大河ロマン!! 長き連載を終了し、あずみの長い旅が、終わりを告げます。映画、舞台と様々なメディアでも展開した作品の余韻を楽しんでください。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 第一部完。面白かった。本巻後半にあずみが飛猿に言う「権力を持った上の人間たちの、身勝手な野望や欲の為に…血を流し生命を散らすのは、いつだって下で利用される京極や、俺たちや、豪山殿なんだ!!どっちが正義もない!!」に集約されますね。気付くの遅すぎ(笑)。
    柳生宗矩、金地院崇伝は言わずもがなだけど、天海も酷い。あずみを高く評価してるわりには何もせず綺麗事ばかり。
    あずみの最後のセリフ「よーし!!帰るとするかあ!!」の意味が知りたい(笑)。
    本作はやはり初期の子供時代、家康暗殺頃までが特に面白かった。静音と忠音の恐ろしさに驚いた雪国編、あと、あずみの良きパートナーの千代蔵も素晴らしかった。

  • 遂に終わった...が、終わらせ方は難しかったろうなぁ。本当は、もっと早くに終わらせておくべき作品だったと思う。お疲れ様。

  • 地元レストランで数日粘り、48巻読み切る。
    悲しくておもしろかった。
    これでもかというくらい魅力的な登場人物が続々出ては死んでいく。
    あずみの孤独はずっと解消されず。最後の方は「あーまた仲良くなっちゃったよ」と感情移入してしまう。

    連載中の続編もだけど、おーい竜馬もきちんと読み返したい。
    と思いながらあずみの映画版見たら最悪。あー見なきゃよかった。

  • 22。あずみ強すぎ。みんな死んでしまう。歴史知らなくても楽しい。

  • ついに忠長を将軍にして権力を握ろうとする柳生・崇伝らの野望は実行に移される。京極が指揮する刺客が家光と福島正則がいる躑躅ヶ崎館に忍び寄る!あずみは二人を救い、事態を収拾できるか!?

    あずみは、実在の人物は史実にあわせて亡くなったり、もしくは何かしらの形で辻褄を合わせるため、今回の陰謀も成功はないというのが予想できてしまっていたので、今回も無事に事無きをえたという感じでした。ただ、京極の最期は無残でした。

    最終巻ということで、あずみは最後にどうなっていくのだろうと思っていたのですが、思ったよりシンプルに終わった感じでした。幕末編が始まっていますが、幕末編とはつながっているのかなあ。

  • 連載期間14年にも及んだ小山先生の大作。物語をどう終わらせるのかずっと気がかりだったけれども、第1部を終え、舞台を幕末に代えてしまったのに震えた。個人的には静音・忠音が出てくる雪国編あたりまでが何度も読み返したのでよく覚えている。登場してすぐ自爆した飛猿が、その後こんなに主要人物になるとは思わなかった。

    それにしても、小山先生の描く人物は、悪人と善人の顔の描きかたの違いが凄まじい(意識的にそうしている、と「お~い竜馬!」連載後の武田鉄矢との対談で言っていた)。

  • 最後の方はつまんなかったから最終巻は評価4だが、全体通すと最強。

    小学生の頃から読んでて、これとともに青年期まで育った。

    えぐいえぐい。

    舞台は江戸時代開始10年前後
    野伏せりが女性たちを犯して殺したり、拷問シーンあったり。
    幕府の汚い陰謀があったり。

    少女あずみが自分の正義に疑問をもちながら、それら悪人たちをぶったぎっていく。

    リアル武将たちが出てきて面白い。加藤清正、徳川家、宮本武蔵、金地院崇伝、服部半蔵、柳生宗矩……

    30巻くらいまでの伊達正宗編まではむちゃくちゃ面白い。
    それ以降は敵も魅力無いし、パターン固定されたし。

    新しい街へ行く→新たなる敵→仲良くなった村人・仲間が人質→その何人かは帰らぬ人に→許さん、ズバズバズバー!→悲しみを背負い去っていくあずみ→最初に戻る

    敵のセリフも固定
    敵A「へっへっへ、かわいい女じゃねえか」
    知能系「見た眼が少女とはいえ油断するな。奴は一人で宿場町の浪人70名ほどを一度に切り伏せたことがあるとのことだ」
    敵B「へっへっへ、そのくれえ俺達でもわけねえぜ」

    ズバッ

    敵達「ぐはっ馬鹿な!まさかこれほどの女がこの世に存在するとは~~」

  • マンネリに嫌気が差すが、細かい描きこみや、
    当時の生活臭を感じられるのは素晴らしいと思う。

  • ついに完結でした。感慨深い。
    もう少し大殺陣で終ってほしかったとこもある。「一部完結」ということで、また再開もありうる。
    サブキャラは殺されていくという設定で読むのがつらいとこもあって、少しほっとしたところもあるのですがあずみのキャラはすばらしくさびしくもありますね。

  • 舞台設定は所謂 " 戦乱の時代劇 " なので、歴史が苦手な人は受け付けないかもしれないが、1巻を読んで引き込まれたならば、きっとそのまま48巻まで行くだろう。試しに今、1巻をパラパラとめくってみたら、あっという間に読破だ。そして、2巻を手にせずにはいられなくなる。この状態が48回、繰り返されるのだ。こうして夜は更けていくのである。

全11件中 1 - 10件を表示

小山ゆうの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×