Dの魔王 1 (ビッグコミックス)

  • 小学館
3.79
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感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091825704

作品紹介・あらすじ

▼ジョーカー・ゲーム(1~5)▼幽霊(1~2)

●主な登場人物/結城(陸軍中佐。陸軍秘密諜報機関“D機関”の創設者。“魔王”と呼ばれた伝説のスパイ)
●あらすじ/大日本帝国陸軍中尉・佐久間は、参謀本部からスパイ養成所“D機関”への出向を命ぜられる。そこでは“魔王”と呼ばれる凄腕スパイ・結城中佐のもと、語学、変装、暗号術、はたまた金庫破りや拷問演習に至るまで、軍人への教育とは思えない訓練が課せられていた。そんなD機関のあり方に、筋金入りの軍人である佐久間は戸惑いを隠せなかったが…!?(ジョーカー・ゲーム/第1話)
●本巻の特徴/昭和12年。国際情勢が混沌を極める中、陸軍内に創設された秘密諜報機関“D機関”。そこで繰り広げられるのは、天才スパイ達による命賭けの騙し合い…! 最高峰ミステリー・コミック、待望の単行本化!!
●その他の登場人物/佐久間(陸軍中尉。参謀本部とD機関の連絡係を任ぜられる)、三好(D機関第一期のの少尉。有能な若手諜報員)、武藤(陸軍参謀本部の大佐。結城とD機関を嫌う)

感想・レビュー・書評

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  • 原作ジョーカーゲーム未読。コミック版は読みやすく、上手くコミカライズされているのではないかと思います。続きが気になりますが、まずコミックを楽しんでからにするか、原作に手を出すか、悩ましいところです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「悩ましいところです」
      私は先にマンガを読んでから、原作に進みました。それが良かったのかどうかは何とも言えませんが、どちらも充分楽しみました...
      「悩ましいところです」
      私は先にマンガを読んでから、原作に進みました。それが良かったのかどうかは何とも言えませんが、どちらも充分楽しみましたね!
      2012/12/28
  •  1-3まで(つまり全巻)読破。
     原作は読みたいだが、なんとなく原作に忠実に、作画担当の持ち味が出ている気がする。
     原作を理解し消化できている印象。 

     根っからの陸軍軍人がスパイに対して、
    「そんな卑劣なことは必要ない。天皇陛下がついているのだから我々の力をもってすれば敵を殲滅できる!」みたいなスゴい精神論を展開していましたが、なんか当時ありそうだな…と感じてしまいました。

  • 結城中佐のスパイで魔王な雰囲気は小説の方に軍配が上がるものの、漫画化が上手くいった例の一つかと思う。
    2巻以降、どの話を取り上げるのか、またはオリジナルストーリーに変わるのか、楽しみ。

  • 小説、アニメと違う、少し大人のようで
    コミカルな部分がある一冊。
    佐久間さんが根っからの軍人で
    クソ真面目すぎる上に、
    騙されやすいところがチャーミングに
    思えました。

  • アニメ未視聴。
    スパイ養成もので面白かった。
    仲間も信じず、出し抜かれないようにとっさに判断を下す頭脳ってすごい。
    1冊でわりとまとまっていたけど、続きも楽しみ。

  • 面白かったけど、原作を読んでオチがわかってたせいか、それほどワクワクしませんでした。絵が綺麗でした。

  • 映画化という事で再読。
    結城中佐のカリスマ性が凄い!映画版「ジョーカー・ゲーム」のコミカライズよりも、暗い内容。でも戦時中のスパイって実際こういうものですよね!?

  • 三好くんキャワイー

  • 全3巻。
    霜月さんの絵が好きでそこから見つけた漫画。
    面白かった。すんごく。
    ドキドキ。
    ジョーカー・ゲームっていう原作があるんだー。そっちも読んでみたいなぁ。


    「天皇が生きた神だと、日本人が平気で口にするようになったのはいつからか知っているか?
    …10年。
    20歳そこらの貴様にとっては大昔に思えるかもしれないが、たかが10年前のことに過ぎぬのだ。
    そのような同語反復(トートロジー)で仕込まれた今の天皇のあり方を問うて何がおかしい?
    貴様が何を信じていようが構わん。
    シャカだろうがキリストだろうがイワシの頭だろうがな…
    ただしー
    それが本当に自分の頭で考えた末に信じたものならばだ。」

    「死を選ぶくらいなら、どんな手を使ってでもその場を切り抜ける術を考えるべきだ!!」

  • 原作をわかりやすく。面白かったけど絵が好みじゃなかった・・・。

  • 「ジョーカー・ゲーム」のコミック版。上手く漫画化したなあ。
    思わず三好が佐久間に敬礼を返してしまうところは原作にはなかったシーンだけど好きです。続きも読んでみようかな。

  • 昭和の初めころのスパイの話

  • ジョーカー・ゲームの漫画化。表紙が好きです。一巻の巻末の中野学校の説明も面白かったです。全三巻を通じて二巻のロビンソンが一番好き。

  • 絵は綺麗だし、原作をうまいことフォローしとる。

  • 思わず敬礼するシーンがカッコイイです。
    出てくる連中が頭良すぎ。

  • 絵は綺麗だし、話のまとめ方も良かったです。
    凄くかっこよかったです!
    装丁も素敵です。
    キャラの視線が原作とは変えられてるのがあって、それにより予想外の展開みたいなのがちょっとなくなってしまっていたのは残念ですが、でも全体的には面白かったです。

  • ん?これ、続くの?

    まだ面白さの片鱗も見えず、原作ファンでもない私は付いていけるか不安です…。

    絵は綺麗です。ええ。

  • 昭和13年。
    『D』と称される秘密裏のスパイ養成所に、
    『魔王』と唱われる長がいた。
    彼を起点に情報収集・事態解決に動くスパイ達の物語。
    大日本帝国時代の情勢とそのスパイの在り方、
    少ない情報源での隠密行動、
    厳格さが漂うミステリー展開に痺れる。

  • 週刊ビッグコミックスピリッツ '09年第6・7合併号~第11号、第17号、第18号に掲載作品

  • “「…… 佐久間さん。 簡単に信じる方が 悪いと思いません?
    ここは スパイ養成所 ですよ?
    出身地、年齢、本名、 全てが秘密であり 知らせてはならない。
    ここでは「本当のこと」は 意味をなさないんです。
    佐久間さん。 一つ忠告しておいて あげますけど、
    軍事勅論にある 「信義」という言葉、 即ち「仲間」「信頼」 という通念は、
    “D<ここ>”では全くもって 価値がない。 むしろ命とりです。”

    スパイ機関の話。

    Thanks to K.H.

    “スパイ工作一つが、 戦争の引き金となる。
    戦争とは… 見えない幽霊たちの 化かし合いか…”

  • マンガを先に読んで、小説を読んだら、面白さ倍増だろうな~
    小説、ほぼそのまま、イメージも壊すこと無く良かったけど
    小説読んだあとなら、買ってまで読まなくて良いかも、買ってしまったけど・・・
    マンガ喫茶に置いてないんだよね~

  • 柳広司のジョーカーゲームのコミカライズ
    第二次大戦中、極秘裏に設立されたスパイ組織「D機関」の暗躍を魔王と恐れられる結城中佐を中心に描く。
    1巻では表題作のジョーカーゲームを収録。
    この話がD機関の異質さを顕著に表わしています。
    ミステリーのコミカライズが最近多いですが、昔に比べて格段に質が上がった印象です。
    志水アキの「魍魎の匣」もそうでしたが、原作のイメージに非常にあっていました。
    漫画家さんも作品を読み込んで書くんでしょうかね。

    「ジョーカーゲーム」「幽霊(ゴースト)」を収録

  • すごく面白い!
    ちょっと堅そうな内容かと思ったけどすんなり先に先に進む面白さ!
    スパイって少し前にロシアの美人女スパイが話題になったけど、遅れて僕も興味が湧いてきた!内容もさることながら絵もすごく上手くよかった(^^)

    BGM:☆宇多田ヒカル♪HYMNE・A・L'AMOUR(イム・ア・ラムール~愛のアンセム)ペプシCMソング!

  • 広がる霜月ワールド。

    ミステリー好きだなあ


    いつものクマが出てないので少し寂しい・・・

  • 小説の漫画化はバッカーノがトラウマでしたが、これは成功してると思います。
    絵柄がイメージにかなり近いです。
    原作ファンにもお薦めです。

    1~3巻所有。

  • 表紙買い。
    結果、読みいってしまいました。
    あと当時の世界情勢が垣間見ることもいいですね。

  • ジョーカー・ゲームのマンガ版。
    面白かったです。貸出可。

  • ジョーカーゲームシリーズがマンガになってると聞いて。
    絵は綺麗で世界観には合ってると思うけど、原作に忠実なのでやはり面白味が欠けるような…。

    2巻は買わないかも…。

  • ジョーカーシリーズのコミック版。結城中佐のビジュアルが見られて感激!!(表紙左の白髪のオジサマですvv)期待以上に絵が素敵なので、続きはもちろん購入予定です。

  • ジョーカーゲームのマンガ版。

    霜月さんの絵で見事に完成している。
    オリジナルシナリオにも挑戦していただきたい。

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著者プロフィール

一九六七年生まれ。二〇〇一年『贋作『坊っちゃん』殺人事件』で第十二回朝日新人文学賞受賞。〇八年に刊行した『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞をダブル受賞。他の著書に『象は忘れない』『風神雷神』『二度読んだ本を三度読む』『太平洋食堂』『アンブレイカブル』などがある。

「2022年 『はじまりの島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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