ギャラリーフェイク: 山水の星 (10) (BIG SPIRITS COMICS)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091830302

作品紹介・あらすじ

美術界を舞台に繰り広げられる、芸術をめぐるミステリー!

▼第1話/イタチの辰蔵▼第2話/頽廃(たいはい)都市(前編・ウ鍈ーン、中編・ベルリン、後編・ベルリン→ウ鍈ーン)▼第3話/TIN TOY刑事(デカ)▼第4話/山水の星▼第5話/Making ofthe “raisonne”(レゾネ)▼第5話/ロンドン編#1:レディー・サラ▼第5話/ロンドン編#2:Propose to you▼第5話/ロンドン編最終話:プレシャスレディー ●登場人物/藤田玲司(ニュ-ヨ-ク・メトロポリタン美術館元学芸員で贋作専用の画廊、「ギャラリ-フェイク」のオ-ナ-)、サラ・ハリファ(Q共和国の王族の娘で、フジタの秘書)、三田村小夜子(高田美術館館長) ●あらすじ/フジタは事務所に警察に追われているある男をかくまった。その男はイタチの辰蔵(たつぞう)という通り名で、美術品窃盗の常習者。ある日、辰蔵は仕事の依頼を断ったものの、大事な一人娘を誘拐され、仕事をせざるを得なくなった。その仕事とは…(第1話)。▼ある日、フジタのもとに、ドイツ人の画家、ギュンター・ブーフハイムから手紙が届いた。ギュンターは、5年前にウ鍈ーンで出会った共産党おかかえの画家であった。彼が描いた絵に感じるものがあったフジタは、絵を全て買ったのだった(第2話)。▼花園神社の骨董市を訪れたサラは、骨董品の部類に入る、ブリキのおもちゃを購入した。その様子を見ていた高倉刑事は、サラにそのおもちゃを譲ってほしいと言い出す。実は高倉刑事はティン・トイ(ブリキのおもちゃ)コレクターだった。高倉刑事の家を訪れたサラは、部屋に飾ってある写真に気付く。その写真は、ティン・トイコレクターなら憧れの一品であるという“ロビー”であった(第3話)。 ●その他の登場キャラクター/イタチの辰蔵(第1話)、高倉刑事(第1話)、ゲイバーのママ・いづみ(第5話) ●その他データ/世界の美術品~日連上人の秘法「十界蔓茶羅(じゅっかいまんだら)」(第1話)、エゴン・シーレ「死と乙女」(第2話)、ロボットのおもちゃ「ロビー」(第3話)、相阿弥「山水図屏風」(第4話)、ダーウィンの植物標本(第5話)

感想・レビュー・書評

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  • 副題は「山水の星」

    美術品窃盗犯とフジタ。
    ネオナチの陰謀。
    おもちゃ好きな刑事。
    宇宙飛行士とフジタ。
    レゾネ作製に携わるフジタ。
    英国でプロポーズされるサラにフジタは…。

    《ワタシ………インチキな今のフジタも……好きですから…》p.156。

    《だから、美しいと思ったものしか……そばにおきたくないんだ!》p.233

    (2005年06月19日読了)

  • ほぼ一話完結なので読みやすいです。フジタの蟹好きに共感…!

  •  美術をテーマに取り上げた漫画で、主人公の藤田の美へのあこがれ・探求・崇拝がわかりやすく、時には難解に描いてあります。
     一話完結なので、どこから読んでも読みやすく、おもしろいですよ。

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著者プロフィール

細野 不二彦(ほその ふじひこ)
1959年生まれ、東京都出身。大学時代からスタジオぬえで活動。大学在学中の1979年、『マンガ少年』掲載の「クラッシャージョウ」(高千穂遙原作作品のコミック化)でデビュー。
アニメ化された『さすがの猿飛』及び『Gu-Guガンモ』などのコメディ作を手がけたあと、青年漫画に進出。以降も『太郎』『ギャラリーフェイク』『ダブル・フェイス』といったシリアス路線の人気作を次々と生み出し、長年に渡り一線級の人気を誇っている。

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