本棚登録 : 
感想 : 
- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091832191
作品紹介・あらすじ
酔いどれ幇間の本格ミステリー漫画、初御目見得！
時代は昭和初期。東京向島の華やかな花柳界を舞台に繰り広げられる、本格ミステリー漫画が満を持して登場！
日本橋の大商店「和田宗」の次男坊・宗次郎は、”仕事よりも遊び”の毎日を送っているが、その座敷遊びで知り合ったのが幇間の舎六。この男、幇間のくせに大酒飲みで、気に入らない客には怒鳴りつけたりする鼻つまみ者だった。
だが、その実この舎六は天才的な頭脳の持ち主で、向島を舞台に起こる難事件を次々と解決していく！ 昭和版「ホームズ＆ワトソン」よろしく、舎六と宗次郎の2人が大活躍する8作品が入った待望の第1巻、とくとご覧あれ！
感想・レビュー・書評
-
コメント0件をすべて表示
-
青木 朋の名前と表紙の絵を見て、「幇間」って、おかま的ななにかだと思っていましたが違いました。
昔は、そういう男の芸者（？）が、いたそうです。今は、いないのかな。
いや、元お伽衆なので、やっぱり、そっち系？でも、秀吉のお伽衆だから、違うか。秀吉は確か、あの時代には珍しく女にしか興味がなかったらしいから（といっても、司馬 遼太郎の小説の情報ぐらいですが）。
まあ、男２人組の話なので、ちょっとそんな雰囲気も出しつつ、封建さんが、若旦那をたてながら、いろいろな事件を解決していくお話です。
太鼓持ちって、もともと、このことだったんだ。偉い人に酒場に拉致られていくことだと思っていました。
0
-
謎解き役が花街の「幇間」、お座敷を盛り上げる太鼓持ちという少し変わった設定の探偵物。謎解きにはあまり興味をもてなかったのですが、キャラクターに愛嬌があるのと昭和初期の風俗や街の描写が好きです。
0
-
名探偵はたいこもち！（笑）
昨今いろんな方が探偵やってますけど、
幇間さんってのは珍しいですね。
花街の粋と無粋と人情と裏側、
そんな中で展開される探偵劇が面白かったです。
そして、若旦那を立てることを忘れない舎六さん、
よっ、さすがは幇間！
0
-
若旦那！若旦那！！若旦那がとにかくぼんぼんでのほほーんとしててかわいい！！！ほんとに良家の子息～次男坊～！って感じで愛しい。かわいい……
そのぽややーんとしてる若旦那に悪知恵もとい名推理を授けちゃう不良幇間しゃらくさんもいい性格してます。ほんとは不良じゃないんだけどもいかんせん幇間っぽくないです。なんだか規格外！
そのうち噺家もでてきそうな雰囲気でわくわくです。とにかく若旦那かわいい。
0
-
酒癖の悪い太鼓持ちと、世間知らずの大店の次男、と云う何とも異色な取り合わせの人情推理物。
ぶっちゃけタイトル買いしました。はい。
正直、推理部分はそんなに期待してなかったんだけど、結構しっかりしてました。
しかし舍六は名誉や名声より、酒の方がいいらしい。
0
-
なんとなく、目が合ったので買ってみた。
舞台が昭和初期ということで、読みながら、この数年後に訪れる苦難の時代がそこはかとなく思い出されて、ちょっとどこか影が差すような気分になる。（わからん）
そういう重い気分は置いといて、謎解きはうまく物語りにはまっていると思う。
0
-
時は昭和の頭。人はいいが頭の回転は少し残念な若旦那と、幇間らしからぬ幇間の舎六の話。若旦那、一生舎六につきまとわれそうだけど、その方がいいかも。
読んでてミステリ部分より人情の部分の方が前に出てるように感じるのは、舎六のキャラクターのせいかな。
料理評論家の先生の話が好きでした。
0
青木朋の作品
この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。
