美味しんぼ: 究極の新居 (46) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 147
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091832863

作品紹介・あらすじ

「食」ブームを巻き起こし、アニメ、映画化された大人気コミック!

▼第1話/究極のスッポン料理・前編、後編(スッポン鍋、スッポン赤身・腸・肝臓の刺身、スッポンの空揚げ)▼第2話/牡蠣の旬(帆立てご飯)▼第3話/ハゼの教訓・前編、後編(ハゼの天ぷら、ハゼの焼きびたし、ハゼの刺身、ハゼの洗い、ハゼの照焼き、ハゼの椀)▼第4話/究極の新居・前編、中編、後編(マグロのヅケ丼、海老の天巻き、牛肉丼、あんかけ豆腐、イワシのツミレの揚げ団子、ジャガイモのウニの塩漬け添え) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)。栗田ゆう子(東西新聞文化部員・山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)。海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探究者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父) ●あらすじ/大原社主がまた、幼なじみの富豪・大河と喧嘩をしてきた。東京の料理屋では関西に匹敵するようなスッポン料理は食べられないと言われたのだ。悔しさのあまり大原は、山岡に京都支局に転勤して、スッポン料理の秘密をつかんで来るように命令する。一方、まり子の叔母・輝子も無理難題を押しつけてきた。東京まで2時間もかかる所に建つ自分の豪邸を、山岡に買えというのだ。大原といい、輝子といい横暴な命令ばかり下す周囲に頭にきた山岡は…(第1話)。▼披露宴の日取りまで決まっていながら、いまだに新居を探していない山岡たち。周囲に諭されようやく重い腰を上げたはいいが、そう簡単に条件にみあう物件があるはずもない。ようやく月島にほぼ理想どうりのアパートを見つけたが、大家が偏屈で「若夫婦はすぐ子供ができて部屋を汚すから貸さない」と言い出す。だが、そのアパートのビルの一階にある小料理屋で、山岡たちが食事をしていると…(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/道場六三郎(第1話)、はる(第4話) ●その他DATA/表紙写真~スッポンの赤身・腸の刺身、スッポンの空揚げ〔調理/ろくさん亭〕

感想・レビュー・書評

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  • この話を読むまでは、「室根山」(岩手県一関市室根町)という山は地元にあるちょっと高い山程度のイメージしかありませんでした。

    ストーリーは、大原社主と山岡の牡蠣の旬の時期でいい争いになり、そのために室根山を訪れることになるのですが、室根山のブナやナラなどの落葉樹の木々からもたらされる山の栄養素が、春の雪解け水とともに大川に流れ込み、それが唐桑半島のプランクトンの栄養になりその豊富なプランクトンは、牡蠣の栄養になっていくことだったのです。

    この牡蠣の旬はプランクトンをたくさん食べて大きくなった。「春」が旬なのです。

    室根山や大川には地元の漁師がブナなど落葉樹の植林行い自然を大切にしつづけています。

    海を豊かにするためには海だけではなく、山も大切にすることが大事なのだということを知った作品でした。

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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