- Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091836182
感想・レビュー・書評
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最終巻を読んで、また読みたくなったので再読。那子ちゃんにとっては受難の巻だけど、個人的には一番好きな巻だな〜。かよちゃん那子ちゃんの2人で大阪デートするシーンが特に好き。 何でも言い合えるのが友だち‥だとはやっぱりわたしも思わない。思わないけど、3巻を読んでから改めて読み返すと、言わないからこそ生まれるすれ違いはきつい。。言えない‥というのは、実は相手を「どうせ分かってくれようとしない、受け入れるだけの度量がない」と過小評価していることにもなるのかなぁなんて思ったり。
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1巻に続き帯コメントの人選がツボ。この巻は表紙の絵が示すように、ほぼ主役は那子っぺに。またかよちゃんが「がっかり」することの無いよう祈りつつ3巻を待とう。 http://twitpic.com/3vsk0e
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那子の感じる焦燥感のようなもの。「ああ、この感じはたぶん自分にも昔あったものだ」と思わせる。
学生時代を抜けても人間関係は相変わらず大変なんだけど、限られた場所で濃密に人と関わらないといけない高校生は、それこそ人にどう見られるかだとか、自分以外の人に対してどう振る舞うかといったことで頭がいっぱいで、確実にできること(勉強とか)も上手くコントロールできずにあせってしまう。確かにそうなのだ。
胸のすくような物語ではないけれど、少しだけ世界の広がった大人が読めば、まだ世界が狭かった頃を懐かしく思いだせる。複雑な若い人の心に寄り添って丁寧に語られていく筆致は、気高さすら感じさせる。
村上かつらさんという人もなかなか興味を引くマンガ家さんだ。 -
じんわり泣ける。かよちゃんの家庭事情がわかりそうな今後に期待
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はっ!とさせられるセリフがある。
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2011.2 那子ちゃんの、少し見栄を張って行かざるえない生き方なんとなくわかる気がします。
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淀川べりのあげ工場につとめるかよちゃんとバイトできてる那子ちゃんの物語。楽しくないのに楽しいふりをしてたら楽しんでると思われ。欲しくもないのに欲しいふりをしていたら欲しいと思われ。ただ、友だちなら、「お金がない」って言えたらよかった。そんなこと、友だちに言いたくないわっ、に、だったら、きっとどこ行っても同じやで、と言った那子母の言葉が心に留まり。
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痛い。べしょべしょに泣きたくなる感じに痛い。読み続けたい作品にまた出会った。