愛…しりそめし頃に… (1) (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 174
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091837042

作品紹介・あらすじ

これぞ藤子不二雄Aの青春記!漫画家を夢見る男たちの熱いドラマ

▼第1話/窓辺のともしび ▼第2話/ゆれ動くこころ▼第3話/神の人の近くに▼第4話/あざなえる縄のように…▼第5話/四畳半から宇宙へ!▼第6話/夢でしか逢えないヒト…▼第7話/手塚先生の代筆▼巻末特別付録ロケットくん●登場人物/満賀道雄(21歳の新人漫画家。高校の同級生の才野と共に漫画家を目指し上京。)才野茂(満賀と共に、トキワ荘で漫画への夢を追っている漫画家)●あらすじ/昭和31年。トキワ荘では、満賀道雄、才野茂、石森章太郎など、漫画青年達がそれぞれの夢を抱いて共同生活をしていた。トキワ荘に来たばかりの頃は、夜通し灯が消えることがなかった満賀の部屋だが、最近は灯も消え気味…(第1話)。▼毎晩忙しく漫画を書いている赤塚や石森に比べ、月に8ページの連載しか持っていない満賀は少し落ち込み気味。そんな時、彼は必ずラーメン屋の松葉に行って、そこのマドンナ、しのぶと話すことにしていた…(第2話)。▼手塚治虫の好意でトキワ荘に入ることができた満賀にとって、彼は神のような人。その後も手塚はいろいろ世話をやいてくれ、たった1本の連載が打ち切られそうになり落ち込む満賀を慰めてくれたのも、手塚だった…(第3話)。●その他の登場キャラクター/石森章太郎(第1、2、4、7話)、手塚治虫(第1、3、7話)、赤塚不二夫(第2、7話)、つのだじろう(第3話)

感想・レビュー・書評

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  • 漫画道の、恋に興味出てきた編。

    藤子不二雄の20歳くらいの頃は、やはり、女の人に対してこれくらいの距離感があったのだろうな。
    としみじみ。

    今だったら、純朴な中学生くらいの感覚。
    明治の文豪とかの小説も基本的に似た感触を受ける。
    (ただし、明治の文豪たちは、プロの女性とはぐいぐい遊ぶ感じ)

    なので、初恋のような感触を持ちながら、漫画も頑張っているという、まさに青春の爽快さが味わえます。
    今の時代の設定だと、ここまで純な爽快さはないだろうから、貴重ですね。

    歌声喫茶とか、要は男女が集まる場所だったのだなと。
    娯楽が多様ではないと、皆おなじようなところに行くから、色々な出会いもあってよいのかもね、それとも趣味が細分化されている現在の方が効率的に自分に合う人
    が見つけられるのだろうか。
    と余計なこと考えたり。

    本家の漫画道ほどの熱さはないけど、ある意味、引いた目線(ずいぶん大人になってから書いているから)で恋愛をほのぼのと書かれているのが良いなーと思いました。

  • この昭和感はクセになる。
    いちいちキュンとする。

  • まんが道に続く青年期の藤子不二雄の自伝漫画。おなじみのときわ荘・新漫画党のメンバーに会える。神様手塚治虫は相変わらず一歩先を突っ走っていて憧れの存在。その中でも少しずつ環境は変わり始めて時間の経過を感じる。スローペースだがいつまでも読んでいたい作品。

  • 『まんが道』の続編と位置づけられる作品。
    昭和30年代、漫画黎明期をトキワ荘で過ごした若き漫画界の巨匠達の青春期が、当時の社会情勢などとともにリアルに描かれている。
    作者の藤子不二雄A氏ご自身も、「この作品はライフワーク」と語っておられるとおり、ゆっくり、じっくり執筆されている。だいたい1年に1巻のペースで単行本として出版されている。
    読者も、時折、前の巻を読み返しながら、慌てずじっくり、楽しみながら読み進めたい作品。

  • ご存知、まんが道の続編、、、なんだけど不覚にも今年に入るまで知らなかった。。ビッグコミックオリジナル増刊で今でも連載中なんだ!相変わらず、まんが道なトーンですごくいい。

  • まんが道続編、青年編。まんが道好きにはたまらないけど、まだ完結してないってのがまたたまらない。

  • 「まんが道」の続編です。あの後、この二人はどうなってしまったんだろう!トキワ壮のみんなはどうなってしまったんだろう!!そんなふうに思った方にオススメです。

    「愛…しりそめし頃に…」では「まんが道」では一心同体のように常に一緒にいたF先生の描写が少し少なくなり、A先生自身のことに内容がよりクローズアップしています。漫画のことだけではなく、恋や仕事についても描いてあって、「まんが道」とはまた違った楽しみ方のできる作品です。

  • 藤子不二雄Aの代表作「まんが道」の続編のような作品。単行本形式で作られました。「まんが道」よりも人物表現がリアルになり、コミカルな部分のほとんどない、自伝的な作品といったほうがよいでしょう。
    昭和30年代初めにときわ荘に集まった、昭和を代表するマンガ家の姿がよみがえる作品です。

  • 僕はこういう漫画を読んでます。しのぶちゃんだった・・・!

  • テラさん!

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