Sエス―最後の警官― (5) (ビッグコミックス)

  • 小学館
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091840462

感想・レビュー・書評

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  • 本日4冊目、すっかりハマッた。ナイクラッド弾を使って自殺幇助の罪に問われた板橋の最期はあわれだが、一號のおかげで人間らしく死ぬことができた。古橋の子どもにまつわるエピソードは、バスジャック事件へと導く。一號が言うとおり、警察の縄張り意識、刑事と警備の敵対意識が事件解決の足かせにならないことを、実際の事件でも願う。

  • 不気味な空気を残し終わった4巻。
    本巻では神父の正体が明かされる。

    肩透かしとも言える結果。
    悪人と言い切れない神父の思いと行為、
    そしてマスコミに踊らされ悪魔と思い込み、沸く正義厨。
    ありえないとも言い切れない展開に身の毛がよだつ。

    ドラマ版では板橋に眼鏡をかけてやるものの
    それ以上の行為はせず、もう無駄だと一號を止める伊織。
    心臓マッサージだけで人工呼吸も無く、呼吸の有無についても言及がないことに違和感があったが
    原作では一號に言われてではあるが、伊織が人工呼吸を行う。
    常日頃から伊織がSATに救急救命が出来る人員が必要と言っていた。
    一號は一號で同じ考えをイダキ、日頃から講習を受けているという。
    こういうところでも、二人が近いものだと思わせる設定が良いなと思う。



    バスジャックのエピソード。
    史朗君が健気で偉い。
    なんだかんだ言って父親の血が流れているのだという展開が、
    お約束ではあるものの、熱い。

  • 現在テレビドラマで放送中のバスジャックの回までイッキ読み。ドラマで省かれたエピソードや聴き逃した台詞も多々あるのでよりドラマの内容を肉付けする意味で面白いです。一巻のレビューでも書きましたが、一號自身のトラウマにすることで、犯人確保に拘る彼の心情がより伝わる内容になっています。
    そして真逆の意思を持つ蘇我が一號と出会う事で少し変わり始めてきています。とゆうかいつでも蘇我は一號の事を考えていますww 恐らく彼の固い殻を破るのは一號なのだろうなぁと期待しつつ次巻バスジャック編クライマックスに続きます!

著者プロフィール

1953年東京都生まれ。東京大学教授、全国「九条の会」事務局長。主な著書に、『ことばの力 平和の力――近代日本文学と日本国憲法』(かもがわ出版)、『記憶せよ、抗議せよ、そして、生き延びよ 小森陽一対談集』(シネ・フロント社)、『あの出来事を憶えておこう 2008年からの憲法クロニクル』(新日本出版社)など。

「2018年 『手塚マンガで憲法九条を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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