アイアムアヒーロー 7 (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1199
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091840509

作品紹介・あらすじ

剥き出しになる人間の狂気…注目展開巻!!

比呂美が人類を救う希望になるかもしれない――

逃げ込んだアウトレットモールの屋上で出会った謎の女性・藪の提言。
戸惑いながらも、英雄は藪と絆を深め、共闘することに。
しかし屋上のテント村では、反逆者を殺害する独裁政治が敷かれていた…


狂気を孕んだ比呂美、銃を携える英雄、
不敵な集団の支配者、眼下に群がる感染者たち……

奇妙な力関係の中、生殺与奪の権を握るのは、誰だ―――!?


【編集担当からのおすすめ情報】
各紙誌で話題騒然!
花沢健吾氏による「極私的サバイバルパニックホラー」最新刊が発売します。

今巻では、花沢氏が活写する人間同士のやりとりが最大の見所です。
新しく登場したキャラクターが英雄たちの周りを続々取り囲み…ストーリーは更に緊張の方向へ!!
I
ますます目が離せない『アイアムアヒーロー』にご期待ください!

感想・レビュー・書評

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  • アウトレットモールは攻撃的なサンゴと打算的な伊浦という男たちによって支配されていた。
    口減らしと称してサンゴたちは反抗的な態度を取る初老の男を処刑し、ZQNの行動を観察していた。
    ZQNは音に引き寄せられる性質を持つが、その中に高い跳躍力を持つものがいた。
    伊浦とサンゴは、英雄の銃を奪う作戦を実行し、パワーバランスは崩れてしまう。
    奪った銃を使い、食料を確保するためフードコート突入計画が敢行される。

  • おお、「ありがちな展開」とがっかりした前巻とは対極で、また面白い展開になってきた。
    モールのやつらの卑劣さが、とてもうまくかけていて良し。

  • ゾンビに対抗する人間の集団がいれば、そこはやっぱり暴力中心になっちゃうよなぁ、ということで生き抜くためには協力してゾンビを倒すというのが恐怖に縛られては出来ないんでしょうね。もう先には悲劇しか無い感じだけど、どう生き残っていくのかを楽しみに読むことにしよう

  • 世間の評判から、内容を知らずに一巻を購入し、なんじゃこりゃ?意味が分からん、なんて思ったのは、つい先日の話。
    あっという間に七巻まで読み進めてしまった。
    それなのに、いまだに落ち着けるシーンなし。
    まだ、最終回が描かれていないみたいなので、この後の巻を購入するべきか、待つべきか。
    悩みどころです。

  • 御殿場アウトレットモールの屋上の避難組に合流した英雄たちだったが、もはや正常な人間たちもまっとうな状態ではなかった。自分の身は自分で守らないと、正常な人間とも一緒にはいられない。
    英雄の持つ散弾銃は大きな武器になるため、彼らに狙われるが…。

    今回もグロいシーンが出てきますが、屋上にいる男「サンゴ」がなかなかの異常人ぶり。いったいこの御殿場編はどうなっていくのか気になるところです。

  • もうどきどき食いつきで一気読みしました。怖い話は苦手だったのですが、最近虜になっています。

  • ゾンビものはやはり、
    クズな人間どもが繰り広げるヒューマンドラマが面白いんですよねっ。

  • アウトレットモールでは攻撃的なサンゴと、頭の切れる裏ボス伊浦が独裁政治を行っていた。
    食いぶちを減らすため、気に入らない人間を生きたまま下に落としてゾンビに襲わせ、ゾンビを観察するシーンは怖かった。

    予想通り、英雄が銃を取られる。パワーバランスが崩れ、銃を手にしたサンゴが仕切るようになる。
    サンゴは周りの反対を押し切り皆を銃で脅して、フードコートへ。
    ゴーグル越しに、フードコート内を進んでいく様子が描かれて、めちゃくちゃ怖い!
    案の定、バカがリーダーになるとこうなるという見本のような展開に陥る。


    比呂美は英雄が銃を取られる際に、ボーガンで頭を打たれ、瀕死の状態。
    そこへ、高跳びしていたゾンビが屋上へ飛んでくることに成功。
    ハラハラする。

  • 食料に逼迫し、ショッピングモールの中を探索しなければならないという
    ゾンビ物だけでなくサバイバル系の物語ではお約束の展開でドキドキする。
    ゴーグル越しの視点描写も面白い。
    展開が遅いという感想もあるようだが、自分は丁寧に描写されているだけで
    遅いとは感じていない。

    なんだかんだで英雄が良い人で、普通に恰好よく見えてくる。
    所謂ヒーローのようには動けなくても、銃口を向けられて
    比呂美たちの盾になる位置に入って相手を説得しようなんて、
    そうそうできることじゃない。

    藪は仕方なく伊浦たちに従って、酷い目にも遭わされてきたけれど
    人として間違わずに生きようとしていて、芯も通っていて恰好良い。
    恐らく看護師さんなのだろう。

    生前は高跳びの選手だったであろうZQNが失敗しても高跳びを繰り返し
    それを見て屋上にいる人間たちは馬鹿にするだけで深刻に捉えず
    というのも、じわじわと恐ろしく、遂にこのタイミングで成功してしまう。
    そもそも屋上だから安心な訳はなかったのに、慣れて甘く見てしまっていたのだろう。
    伊浦たちが合わない人間を下に落とすやり方も、結局敵を増やすことにもなり
    そもそも排除しようとする時点でありえないが、本当にナンセンスなやり方だった。
    目白がしてきたことが許されるとは思わないが、
    最後に言い残したい相手として母親をあげようとしたり
    ZQNが屋上に入ってきた時自ら音を立てて囮になり、藪たちを逃がそうとしたりしたのは
    心が動かされた。

  • 怖いんですけど。
    あと、脇毛を剃ってる表紙ってのはスゴイ。

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