MOON―昴 ソリチュード スタンディング― 9 (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
3.96
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本棚登録 : 410
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091841766

感想・レビュー・書評

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  • ※『昴』と本作『Moon』合わせてのレビュー。


    これまでにも、様々な漫画関係の記事や漫画好きな個人のblogなどで使われてきた言葉だけど……自分も何度も使ってきた表現だけど……、あえてもう一度使おう!

    『曽田正人は、天才を描く天才』


    まず…。

    “バレエ漫画”って……誰が読むの?って(笑)。

    本気でバレエをやってるような“高尚な”人がビッグコミックスピリッツ(連載雑誌)を愛読してるイメージは湧かないし(笑)。

    観るのが好きな人でも“漫画でバレエを表現できるかい”って思うだろうなと。

    バレエ自体に興味の無い人間だったら、なおのこと!……と。


    実際自分も、作者が曽田正人でなかったなら手に取ることも無かっただろう。


    でも、そこはさすがの曽田さん。
    やってくれちゃった……。

    いや、ヤラれちゃった。
    熱い、アツい、熱すぎる天才の物語に、ただただ引き込まれてしまった。
    途中、何度涙ぐんだことか…(苦笑)。



    『昴』の最終巻での唐突な恋と意味不明な(必要あったのか疑問)別れについてだけは、不満は残るけれどね。

    というわけで、本作だけなら無駄の無い完成度に文句なしの満点なのだけれど、やはり“合わせて”の作品であるので…

    ★4つ、限りなく10に近い9ポイント半。
    2013.04.24.了。

  • 悲しい~!とうとう終わってしまった!!
    曽田さんの漫画はどれをとっても感情移入してのめりこんでしまうけど、この『昴』『moon』はまた格別!パワーをたくさんもらいました!!!
    曽田さんの次の作品も期待してます!!!

  • 踊るってこと
    バレエ
    たかがバレエ
    ただのバレエ
    って言えばそれまでなんだけど
    ナーバスになってしまうことなんだろうね
    この場所、
    この国には
    日本に昔からある伝統芸能の世界に
    日本で生まれてない人が
    最高峰になるとしたら
    その時どんな気持ちになるのだろうか
    って逆を考えてみると
    なんか面白いような気がする
    相撲だと勝負がはっきりするから理由がいらないのかもしれないけど
    芸能になると勝ち負けではない世界な分
    どんどんと神経質になっていく
    のかもしれないね

  • 最終巻は盛り沢山、ともかくめでたしめでたし。ラストのニコとの結婚、パリ・オペラ座でエトワール指名待ちまでめでた尽くしでしたね。
    「昴」第11巻で、アレックスが言っていた「あの娘をマークするなら、10年後さ。」この数学的予言が現実になるのでしょう。

  • バレリーナ昴の物語、とうとう完結。ヴァルナの成功、母との邂逅、プリシラとの舞台で得たパッション。そして、外国人初のオペラ座エトワールへの夢をかきたてるラストまで、ワクワクしっぱなしの最終巻。

  • 続編。
    ライバルがなんだかんだ良いやつなのはどうなのよとか思ったけどラスボスが強すぎて・・・。
    物語の終盤でラスボスはどうしたもんか。
    個人的にはカティアの扱いが可愛そうなのですよ。
    あと、男にも嫉妬する真奈ちゃんが可愛いっす。

  • 一時はどうなる事かと思った昴ちゃん。
    収まる所に収まってよかった。

    迫力ある画と、ストーリーにぐいぐい引き込まれて
    一気に読んでしまう。

  • 完結

  • ラスト加速したというか、ミンミンとプリシラが主役すぎる(笑)
    でも、昴にとって、物語にとっても、脱げない赤い靴が消えたような、ほっとする読後感である。

    ところで真奈ちゃんの扱いが可哀想すぎて笑った(笑)
    完結して良かった!

  • 「昴」の頃に比べると激動はいつも通りだけど救いというか道ができててほっとした。よかったよかった。

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著者プロフィール

 1968年6月18日生、東京都出身。『ドカベン』『サーキットの狼』に影響を受けて、小学校2年よりまんがを描き始める。
 大学中退後、漫画アシスタントを経験後、1990年週刊少年マガジン増刊「マガジンSPECIAL」にて『GET ROCK!』でデビュー。以後、秋田書店、小学館、講談社で人気漫画を連載し続ける。
 代表作は、熱い自転車ロードレースストーリー『シャカキ!』、若き消防士たちの奮闘を描いた『め組の大吾』、バレエに魂をささげた少女の物語『昴』とその続編『MOONー昴 solitude standing』、F1を目指す少年と仲間たちの成長を描く『capeta』。1997年に『め組の大吾』で第42回小学館漫画賞を受賞。2005年に『capeta』で第29回講談社漫画賞を受賞。2012年1月現在、「月刊少年マガジン」で『capeta』連載中!

「2012年 『capeta(28)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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