- Amazon.co.jp ・マンガ (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091843999
作品紹介・あらすじ
名作『怪物くん』は、こうして生まれた!
昭和30年代の漫画黎明期をトキワ荘で過ごした、漫画界の若き巨匠達を描いた青春群像劇の最新刊! 実写映画化もされた名作『怪物くん』誕生秘話や、長嶋茂雄選手の伝記漫画執筆など知られざるエピソードが満載です!!
今集は特別付録として、1972年に『月刊現代』に掲載された短編読み切り漫画『負けてたまるか 松平康隆』(全32ページ)を収録しました。先日、惜しまれつつこの世を去った故・松平康隆日本バレーボール協会名誉会長。彼が、監督として72年のミュンヘン五輪・男子バレーボールで金メダルを獲るまでを描いた傑作です。藤子不二雄Aの作品としては珍しいスポーツ・ノンフィクションもので、ファン待望の単行本初収録作品。是非、お手にとってみてください!
【編集担当からのおすすめ情報】
『嵐』の大野智くん主演のドラマ化、映画化で再注目された傑作『怪物くん』は、どうやって生まれたのか? 当時のスーパースター・巨人軍長嶋茂雄選手の半生を、どう描いたのか・・・など、主人公・満賀が漫画家としてぐんぐん伸びていく課程を描いた最新刊! 自らの”まんが道”を模索中の赤塚不二夫、石森章太郎、寺田ヒロオらトキワ荘のメンバーも、活き活きと描かれています。
感想・レビュー・書評
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『怪物くん』執筆のエピソードは、時代がずれていて残念(実際の連載開始は1965年で、オバQの連載開始よりも後)。
しかも、事実では『怪物くん』の第1回はA先生はペン入れをしていないという話を聞いたことがあるのだが(こんなに長く愛される名作となったのに、第1回が先生によってペン入れされていないというのはそれはそれでとても面白いエピソードだと思うのだが)、作中ではまるで逆の話になっていた。これはこれで逆に面白いのかもしれないけれど^^;
また、テラさんの『『漫画少年』史』の発行も、実際には1981年なので、こちらのほうがかなり時代がずれてしまっている。
両エピソードとも前倒しして描いたほうがよかったのであれば、一時的に少しだけ時代を進める手法にしたほうが、時系列が入れ替わらなくてよかったのではと思う。
巻末収録の『負けてたまるか 松平康隆』はド迫力の傑作。本編では『長嶋茂雄物語』が取り上げられている巻なので、取り上げる作品としてもぴったり。
また、松平康隆氏はこの作品を今回単行本に収録することを快諾した後で亡くなられたのだという。
金メダルの勝利を祝して描かれた作品が、追悼の意味も伴って単行本に初収録されることになるとは、なんともタイミングの不思議さが感じられる話だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
挫折や嫉妬などを描くことはなく、ただの回顧録になってきてしまっているのが残念。
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『まんが道』の続編と位置づけられる作品。
昭和30年代、漫画黎明期をトキワ荘で過ごした若き漫画界の巨匠達の青春期が、当時の社会情勢などとともにリアルに描かれている。
作者の藤子不二雄A氏ご自身も、「この作品はライフワーク」と語っておられるとおり、ゆっくり、じっくり執筆されている。だいたい1年に1巻のペースで単行本として出版されている。
読者も、時折、前の巻を読み返しながら、慌てずじっくり、楽しみながら読み進めたい作品。 -
ついに怪物くんが登場した!
付録の松平康隆のも良い -
ようやく知ってる漫画が出てきた。
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ついに怪物くんまで来たか…。待ち望んでた11巻!早く12巻が読みたいw