美味しんぼ: 野菜が危うい (69) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091844897

作品紹介・あらすじ

▼第1話/野菜が危うい(キュウリのぬか漬け)▼第2話/浮気計画! ?(クサヤ、スルメ、レアステーキ、エビフライ、ホタテフライ、メンチカツ、チーズ、刺身)▼第3話/寿司に求めるもの(ウニのキュウリ軍艦巻き)▼第4話/スランプの原因(ヴァイス・ヴルスト)▼第5話/カツオのへそ!?(牛肉丼、カツオのへその煮つけ)▼第6話/家庭崩壊防止計画(ソース焼きそば、肉焼きそば、広東風焼きそば、白味噌・八丁味噌・仙台味噌の味噌汁) ●登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員・膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員・夫の山岡とともに「究極のメニュー」を担当する)、海原雄山(名だたる陶芸家にして、食の探求者。「美食倶楽部」主宰。山岡の実父)。 ●あらすじ/ゆう子の実家へ帰っていた山岡夫妻は、家の前を生産者直売の移動式八百屋が通り過ぎる音を聞き、早速様子を見に行ってみる。そこで売っていたのは、普通の流通経路には乗らないような、形はいびつだが安全に育てられた自家製の野菜の数々だった。するとそこへ、ここで野菜を買った主婦たちがキャベツの虫食い穴に文句をつけに現れる。彼女たちの野菜に対する間違った考えを正そうと、山岡はその八百屋で売っているキュウリと、一般的に流通しているキュウリの比べるようと、それぞれのぬか漬けを用意する。(第1話)▼たま代の友人・大柱さんが、手作りの野菜を手に栗田家を訪れた。ホウレンソウの出来栄えを自慢するが、山岡はこれに異を唱える。その野菜がとても安全だとは言えないという山岡は、大柱さんの菜園を訪れる。そしてそのホウレンソウを調べてみると最近の野菜が含む“硝酸態窒素”を大量に含んでいることがわかる。これを体内に取り込むと、「ニトロソアミン」という発ガン物質を作り出すのだ。窒素肥料をやり過ぎると、植物がタンパク質を作る源となる硝酸態窒素が残留してしまう。必要以上の窒素を摂取した野菜ほど、形は大きく見栄えよくなるが、硝酸態窒素を含むのだ。(第2話) ●本巻の特徴/妊娠中のゆう子は食べ物の好みが変わってしまい、山岡は大好物の“くさや”を食べられずに沈みがち。聞けば山岡の周りの男たちも、同じような悩みを抱えていた(第3、4話)

感想・レビュー・書評

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  • この本を読んで衝撃を受けたこと:
    野菜に窒素肥料をやりすぎると、硝酸態窒素を野菜が使い切れずに、発がん性物質を生む硝酸態窒素が残ってしまう。

    この本を読んで実行すること:
    野菜を作る際には、肥料はやりすぎないようにする。ほぼやらないくらいで。
    また牛丼のようなもののレシピが美味しそうだったので、牛肉を食べるときに作ってみようと思う。

  • ランダム再読。野菜の安全性やウニの扱いなどはなかなか良かった。でもなんでこう皆さん血気盛んで喧嘩っ早いのかなあ。

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著者プロフィール

本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。東京大学教養学部基礎科学科で量子力学を専攻。卒業後、電通入社。3年9カ月で退社後、劇画原作者として活躍。1983年より『美味しんぼ』(画、花咲アキラ)連載開始(第32回小学館漫画賞受賞)。1988年より「教育難民」として、オーストラリア・シドニー在住。
原作担当漫画に『まさかの福沢諭吉』『マンガ日本人と天皇』(画、シュガー佐藤)、『男組』(画、池上遼一)、『野望の王国』(画、由起賢二)ほか多数。著書に『美味しんぼの食卓』(角川書店)、『雁屋哲の美味しんぼ列島』(日本放送出版協会)、『日本人の誇り』(飛鳥新社)、『美味しんぼ塾』『同 II』(小学館)、『美味しんぼ食談』(岸朝子と共著)、『シドニー子育て記』、『頭痛、肩コリ、心のコリに美味しんぼ』、『美味しんぼ「鼻血問題」に答える』(遊幻舎)など。

「2017年 『さようなら!福沢諭吉 Part2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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