ピンポン (5) (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
3.98
  • (278)
  • (92)
  • (283)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 1354
感想 : 92
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091847409

作品紹介・あらすじ

時速140kmで飛び交う白球。地上最速の球技・卓球にかけた少年の物語。

▼第45話/学園熱血スポーツ根性物語▼第46話/ヒーローになるための試練その2▼第47話/カザマノココロ▼第48話/星と月と▼第49話/Play▼第50話/Fly▼第51話/High▼第52話/PM3:30~4:00▼第53話/復活劇▼第54話/ピンポン▼最終話/春が終わる。 ●主な登場人物/月本誠(通称・スマイル、片瀬高校1年生。右シェイク、両面裏ソフトカット主戦型)、星野裕(通称・ペコ、片瀬高校1年生。右ペン、表ソフト速攻型)、風間竜一(通称・ドラゴン、海王学園2年生。右シェイク、裏ソフト ドライブ主戦オールラウンド型)、小泉丈(スマイルとペコの属する片瀬高校卓球部の顧問。昔はバタフライジョーとして名を馳せた幻の名卓球選手) ●あらすじ/インターハイ予選県大会、準決勝の第一試合、月本vs猫田戦。スマイルは圧倒的な力の差を見せつけ、準々決勝で当たった海王の真田、そして猫田の2人をもってしても彼から1セットを奪うことさえできないのだった。そして、準決勝第2試合、風間と対戦することになっている星野だが、前の試合で悪化した膝の状態がよくない。コーチの道夫は棄権を進めるが、もうずっと長いこと、スマイルに待たれていると感じ続けていた星野は、試合を強行する(第45話)。▼星野の棄権を予想していた風間だったが、動揺をみせることもなく、第1セットでは圧倒的な力を見せつける。一方、月本は試合を観戦せず、小泉に「ヒーローを信じるか」と問う。ピンチのときには必ず現れて、助けに来てくれる。そのヒーローは今日、帰ってくるのだと…(第46話)。 ●本巻の特徴/幼なじみの星野(ペコ)と月本(スマイル)が、長い時間を経て、再び相まみえるのか? 遊ぶ相手が強いほど高く飛べるペコ。その力で風間を乗り越え、スマイルの待つ決勝へと駆け上がる!? ●その他の登場キャラクター/孔文革(中国からの留学生で卓球の選手)オババ(田村卓球クラブの主)、キャプテン大田(片瀬高校卓球部部長)、田村道夫(オババの息子、卓球のコーチ)佐久間(ペコとスマイルの幼なじみ。元海王高校卓球部所属)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ピンポン!それは不朽の名作!
    感情下手で人との付き合いが苦手なものも、憧れにたどり着けないものも、泣くものも、人生レベルの出会いを果たせるものもそうでないものも、高校世界には様々な人間がいる。全員主人公であって、そうでない。


    一番好きなキャラはアクマとその彼女ムー子。
    当時、ピンポン読みながら、アクマは誰かに支えてもらった方がいいんだろうなと思ってたら、なんと突然彼女が出てきた!
    アクマは、誰かに支えてもらった方がいい。

    (なお、引用文は第4巻)

  • 卓球部じゃなくても大丈夫。

  • 卓球を通して5人の男のスピリッツがかいまみれます。 才能 責任 努力 意地 そして楽しむこと。
    これはね。 実は深いですよ。 ある意味、人生の哲学書です。 ペコとドラゴンの対決シーン最高です!!

    いつも思うんですけど 松本大洋の作品って もう出来上がってから連載しているんじゃないかと思うほどさりげない伏線の嵐。 感覚に訴えかける描写でありながら 計算されつくされてます。 まさに天才です。(全5巻)

  • くうう、たまらん。

  • すごい漫画だった
    絵の力
    を感じます。
    ものすごい
    一枚絵でも見たくなるのに
    漫画の形で描いてくれるから
    頭の中で動いてくれる

  • たまらん・・・・
    夏の匂いしかしない

  • 今更ながら、5巻まとめ読み。特に何かきっかけがあった訳でなく、ふと思い立ったから。いつか読まなきゃ、ってのは前からあったんだけど。題材に卓球を選んだり、主人公が一癖も二癖もあったり、サブキャラたちの個性も立ちまくってたり、ってことで相変わらずの松本大洋世界観は満点。粗筋だけを取り出すと、ただの青春スポ魂漫画ってことになっちゃうけど、そのあたりはキャラの個性でカバー。卓球シーンは迫力満点で、かなり魅せられました。

  • そらもう、間違いなく、めちゃんこオモロイいですね。最高ですね。

    全5巻。長すぎず、短すぎず、書き足らずではなく、書き過ぎることもなく、いやもう、この全5巻の中に、全てが詰まっております。絶妙。あまりに絶妙過ぎて素敵。いやはや、素晴らしいですね。

    単行本全5巻でいいますと、オリジナルのBig Spirits Comics Special版でいいますと、単行本1巻の表紙、スマイル。2巻、チャイナ。3巻、アクマ。4巻、ドラゴン。5巻、遂に、ようやく、満を持しての、ペコ!最初がスマイルで始まり、最後がペコで終わる!っていう持っていきかた、凄い。超好き。1巻の表紙がペコでない。っていうね。で、ちゃんと、この5人で綺麗に終わる、っていう感じがね。凄いよなあ。松本大洋さん、この並びも、計算していたのかなあ。すげえぜ。

    あと、映画との比較になるんですが、
    「この星の一等賞になりたいの卓球で俺は!そんだけ!」
    とか
    「アツがナツいぜ!」
    とかの名言。映画では、正にココ!!みたいなカットで、バシッと抜いて表現されていた気がするのですが、漫画では、思いのほか、あっさり流されてるコマなんだなあ、とか、思いました。アレは、映画化した際の脚本家の宮藤官九郎さんか、監督の曽利文彦さんが、「映像としては、ここでこの名ゼリフを、バチっとクローズアップしたい!」って思いが、あったんでしょうかね?どうなんでしょうね?気になるなあ。気になるんだなあ。そんなことも、漫画を読み返してたら、思っちゃったりしたんですよねえ。

  • 面白い。意外な展開…5年後ってどういうこと?と、全5巻とは知らずに読了。これ以上ない終わり方なのかも。
    個人的には全てが意外な作品だったかなー。異色、独特です。伝えたいことが凝縮されている感じ。よく、これだけのことを上手く伝えるよなーと感心する。

  • 1997-00-00

全92件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

漫画家。代表作に『花男』『鉄コン筋クリート』『ピンポン』『GOGOモンスター』『竹光侍』『Sunny』『ルーヴルの猫』(すべて小学館)などがある。現在「東京ヒゴロ」、シリーズ「むかしのはなし」連載中。

「2022年 『劇場アニメーション「犬王」誕生の巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松本大洋の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
魚喃 キリコ
冬野 さほ
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×