ケンガイ (1) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
3.66
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本棚登録 : 264
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091847904

作品紹介・あらすじ

話題沸騰! 「電波の届かない」恋愛モノ!

就活をドロップアウトして、
レンタル屋さんでバイトを始めた主人公の伊賀くん(23)は、
1コ上の先輩・白川さんに一目惚れ。

ぱっと見、悪くないルックスの彼女。
ところが、職場の先輩達からは
「マニアックな映画にしか反応しない変わり者」という評判しか
聞こえてこない。

さらにが、彼女がいつもつるんでいる同僚と
2人セットで「圏外」と呼ばれており、
恋愛対象からは完全に除外されていて…!?

白川さんにあれこれ接触してみたり
オールナイトの映画を二人で観に行ったりしてみても
進展があるのやらないのやら…という感じの
もどかしい毎日。
おまけに
職場の先輩達との雑談のネタにもできない
ビミョーな恋心を抱えて
今日もバイトに向かう伊賀くん、、、

はたしてこの恋、アンテナの立つ日は来るのか…??

【編集担当からのおすすめ情報】
たとえば部活。たとえばサークル。たとえば職場。

どういうわけか、仲間うちでは
恋愛対象として「ないわー」と言われている女性が、
外から見る分には意外と魅力的…。
そんな経験、誰しも一度はあると思うのです。

新しい環境に入った途端、
まさにそんなタイプの彼女に一目惚れしてしまった
主人公・伊賀くんの運命やいかに!?

「月刊!スピリッツ」誌に突如として登場した新人作家の
連載1作目とは思えない高い画力、そして
インナー系なメンタルにザクザク切り込む鋭いセリフの数々。

浅野いにお氏、日本橋ヨヲコ氏らも注目する
「ありそうでなかった」世界観を描く恋愛物語、
ぜひ味わってみてください!

感想・レビュー・書評

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  • ゆかりのある都内某所が複数出ててテンション上がる。
    あと映画好きにはたまらん。
    全3巻だけど、続きが読みたい。

  • 女を装うのは大変だ。8割方は素材で決まってしまうのに、残り2割のためにお金も手間も掛けて、綺麗になる努力を続けなければならない。正直、面倒臭い。恋愛のために頑張るより、大好きな趣味の世界に埋没してしまいたい…。
    これを潔く実行しているのが白川さんです。映画オタク。趣味のために最低限の衣食住で我慢し、女であることを拒絶している。そんな白川さんを好きになった伊賀くんが恋愛作法の通じない相手に奮闘する物語。
    なぜ白川さんに惹かれたのかがわからないなぁ。ここが納得できれば、もっと面白い恋愛漫画になると思うのだけど…。

  • 読み始めての第一印象は「君に届け」の青年誌版?だった。
    しかし、こちらはなかなか業が深い。

    オビに浅野いにお氏の名前があったのが、この作品を手にとったきっかけだった。
    しかし氏の作品ほど内向きに尖ってはおらず読みやすい。
    個人的に「モテキ」が好きな人なら楽しめるかもしれないと思った。

    例えば「君に届け」の爽子は後に周囲に受け入れられるが、こちらの白川さんにそういう展開はないだろうし、読み手も望まない気がする。
    別に周りに溶け込まなくても、恋愛しなくてもそれはそれでいいんじゃないかと思う。
    反面、映画以外にはゾンビな白川さんに生きてほしいとも思う。
    無難な青年という感じの伊賀くんには今のところあまり愛着を感じていないが、少し悪い男になって頑張ってくれることを期待してしまう。

  • 全3巻

    白川さんの屈折ぶりが他人と思えないっていうか自分も同じセリフ言ったことある。
    こういうヒロインが出てくる漫画ってコメディタッチに描かれるけどこれはそうじゃない。
    こういう漫画は今後も出てこないかもと思ってる。
    猛烈に好き。

  • ヒロインの魅力がワカラン、まだ小島のがマシなのだが…

  • ずっと読みたかった\(^o^)/
    私と白川さん異常なるシンクロ率をなんとかしたい。
    つか、播磨ケンジ君だよね?

  • 元旦に「モテキ」と交互交互に読んでいったこともあるのですが、こちらこそがまったくモノスゴイ恋愛漫画。特に第一巻の白川さんが一部理解不能すぎて怖くて、彼女の価値観に共感する箇所もある一方で、生身の人間に「そういうのめんどくさいから あげるよ」なんて言われたらマジで女性不信になりそう……。そして伊賀くんが、どちらかというと的外れなアプローチを繰り返すのが非常にいいのです。変に「解ろうとする」んじゃなくて、「自分をぶつける」ことこそが振り向かせるのだ。その意味で、気持ちいいくらい王道のお姫様×王子様モノ。続きを気にさせる良作。最後までいい意味でブレないので、一気読みがオススメです。

  • ケンガイの女って…失礼だなあ~…。自分も周りの男性からそう思われていたりして??彼女は何故自身をあそこまで卑下してしまうのか?簡単に行きそうにない恋の行方が気になる。

  • バイト先のレンタル屋の一個上の先輩・白川さんに一目惚れの伊賀くん(23)。しかし、彼女は恋愛対象「圏外」の女だった…!かなりの映画好き(しかもマニアック)で、自分が圏外であることを自覚し、しかも気にしない白川さん。どうしてこの人が好きなのか?
    伊賀くんの苦悩の恋愛物語。

    一応「恋愛」カテゴリにしましたが、かなり特殊な物語です。普通の話が読みたい人にはオススメしません(笑)。。。

  • ちょっと気になっていたマンガ。ケンガイ=圏外 どういうわけか(特別ルックスや性格に難ありというわけでもなく)男から「ないわー」と言われる女。 白川さんのような、一見ふつーぽくふつーでなくな、ねじれを抱えた女性は実際にいる。そういう女性を好きな男性も一定数いる。
    ちょっとあたらしいなと思ったのは、これ、逆パターンはたくさんあるのだけど(所謂DQNやダメ男を好きになる女性キャラという)、白川さんのような女性をヒロインにしたマンガはまだまだ少ないように思う。
    1巻では伊賀君がとにかく押せ押せでわかりやすいのだが、対する白川さんの内面に立ち入った描写は、ほぼ無い。何を抱えているのやら。 でも案外、何も抱えていなかったというのもリアルかも。

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