くーねるまるた 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

著者 :
  • 小学館 (2013年1月30日発売)
3.67
  • (43)
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  • (13)
  • (3)
本棚登録 : 790
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (130ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091848475

作品紹介・あらすじ

ポルトガルから来た食いしんぼー女の子!!

マルタさんはポルトガルから来た貧乏だけど食いしんぼーな女の子。
築70年のおんぼろアパートで、慎ましいながらもエンゲル係数高めな
一人暮らしを満喫中。

紅茶チャーシュー、鶏油炒飯、パン耳タルト、蟹風味のディップ・・・等々
お金はなくても丁寧に。
マルタさんの美味しい日々!!

【編集担当からのおすすめ情報】
夏みかんの皮からジャム、金魚鉢で桃のカクテル、
風邪をひいた時にはポルトガル流の卵スープごはん・・・と、
マルタさんのレシピはどこかすこし変わっているけれど、
どれもとても美味しそう!!
ご近所さんや、同じアパートの住人たちに囲まれて
のほほんと暮らしているマルタさんを見ていると癒されます。
マルタさんの特製レシピもついて大満足の一冊です!!

感想・レビュー・書評

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  • ポルトガルから
    東京の大学院に留学した
    食いしん坊な女の子、
    マルタさん。

    二年の滞在予定が
    すっかり日本を気に入り、
    築70年のアパートで
    貧乏だけど
    エンゲル係数の高い一人暮らしを
    満喫中なのです…。



    食を扱った漫画は数あれど、
    その中でも群を抜いて
    ヒロインのキャラが魅力的なのが
    この作品。
    (絵の上手さもピカイチです!)


    とにかく貧乏女子マルタさんが
    食べたいものを食べた時の
    これでもかという「美味しい顔」の
    キュートなこと!
    (その美味しい顔見てるだけでお腹が減ってきます笑)


    その殺人的なまでの
    トロける笑顔の破壊力と、
    貧乏留学生ならではの
    安い食材を使って
    いかに美味しく食べるかを追求したコンセプトが
    シンプルでいて絶妙なのです。
    (しかも毎話僅か6Pという制限の中で、食の雑学を織り交ぜつつ起承転結をしっかり備えた構成力も見事!)


    眠れない夜は
    風鈴の音色に耳を済まし、
    虫たちの鳴く声に風情を感じる
    日本人よりも
    日本の心を理解するマルタさん。


    彼女は読書好きの設定なので
    梨木香歩や井上靖、幸田文、ヘミングウェイ、あまんきみこなど
    本好きならニンマリする
    作品のウンチクにも
    ニヤリとすること請け合いです。


    そして紹介される料理が
    普通のグルメ漫画とは一線を画している
    言わばB級創作グルメなんですよね。


    肉厚な鱈を塩漬けにしたポルトガルの代表的食材
    バカリャウとジャガイモを使った
    一口コロッケ。

    高価な蟹缶が買えず(笑)、
    川で釣ったザリガニで代用した
    サワークリームディップ。

    高価なチャーシューラーメンを
    どうしても食べたい思いから作った、
    豚肉の紅茶煮。
    (ラーメン屋にタッパーに入れて持参して
    素ラーメンにこっそりトッピングするシーンが笑えます)

    他にも
    夏みかんの皮で作ったマーマレード、
    鶏油(チーユ)を使った鶏皮入りチャーハン、
    パンの耳のタルト、つぶあんまんと塩昆布など、
    貧乏暮らしに泣く人たちには(笑)
    参考になるレシピも
    盛りだくさん♪



    食べることと本が好きな人、
    (一人暮らしで貧乏ならなお良し!笑)

    和の心を理解する
    外国人の話が読みたい人、

    可愛い女の子に目がない人に
    オススメです。


    3巻が発売されたところなので
    今ならまだ間に合いますよ~(笑)

  • ポルトガルからやってきたマルタさんのほっこりライフ。

    紹介されるものは故郷のポルトガルにまつわるものであったり、
    文学作品にゆかりのあるものだったりするんですが、
    レシピに挑戦したくなったり”元ネタ”もチェックしてみたくなったりするという意味で、
    日々の生活に広がりを持たせてくれる楽しい作品ですね!

    マルタさんがとにかくキュートなのと、
    単行本ではエピソードの最後にレシピ(手順の時もあり)が載っていて、
    挑戦しやすくなっているのが嬉しいです。
    一番挑戦しやすいのは、風呂上りのビールでしょうか(笑)。

    (2013年2月2日購入・読み始め・読了)

  • 日本人より日本を愛す留学生と、同じアパートに住む女の子や近所の商店街の人たちの日本を楽しむ美味しい日常。出てくるのは日本料理だけではなく、日本人でも知らないような行事の由来とか、読んでいて結構びっくりすることも多い。お腹がすく。最近食べ物系のマンガばかり読んでいる。

  • 5巻まで読破。

    なんかこういうアパートの隣近所の人とご飯を共有するのに憧れてしまう。

    そして結構いいものをおすそ分けでいただいてるよなぁ、と。

    食べてみたくなりますし、文学にも少し触れているところもあるのでこの本読んでみようかな、という気にもなります。

    あと各話最後に出てきた料理の内どれかの作り方も載ってるのですが、中にはユニークなものもあって思わずツッコミを入れてしまう事もありました。

  • 読むと必ずお腹が減ってしまいます・・・笑
    お金をかけなくても工夫次第でおいしいものはつくれるし、気持ち次第で幸せな毎日を過ごせるんだなぁってまるたさんを見ていると気づかされます。おいしそうにご飯を食べているまるたさんが好きです。

  • ポルトガルからの留学生マルタさんが、自分流のレシピを活用しながら貧乏暮らしをエンジョイする話。

    干し鱈の塩漬けやコリアンダーなど独特の食材やスパイスが出てきて、ポルトガル料理とはなんぞや?と興味が湧いた。

    美人で巨乳で料理上手、おまけに日本の文学や映画にも造詣が深いマルタさんは一体何者なんだ!?
    マルタさんが可愛いというだけで、何回も読み直し宅なるタイプのものでは無いと思うが、一人暮らしの男性・女性には参考になる物が多い。

    一巻に出てくるレシピの中では、「豚肉の紅茶煮」と「桃のブランデー」が特に美味しそうだった。
    どれも直ぐに実践出来そうなところがポイント高し。

  • 2014 6/25読了。Kindle版をiPad miniで読んだ。
    これも話題になっていることは知っていた食マンガ。
    ポルトガルからの貧乏留学生・マルタちゃんが節約しながら日本での食生活を楽しんだり文化を楽しんだりするマンガ。
    マルタ可愛い+ちょくちょく出てくる文化とか文学とかいい味。続きも買うべか。

  • 貧乏というか、清貧な一人暮らし女子の、清貧グルメ?マンガ。

    レシピを追っていくというよりも、安いもので、またはあるものでなんとかしていく姿勢が、ポルトガル人設定だけどすごく日本人ぽい。

    そういえば、虫の音を楽しむ民族って、日本人を含めて二つしかないと聞いたこともあるけど、虫の音を楽しむマルタさんは、もう日本人そのもの。

  • 1.2巻読了。可愛らしい絵柄とキャラクタで読みやすい。
    料理も貧乏という設定なので、面白い食材使っていたり簡単な調理法だったりしてその辺も軽くて良いなと思いました。ただ内容と関係ない部分が多少気になる(その状態で日本に住み続けていて大丈夫なの?とか奨学金返さないで大丈夫?とか)

  • 最初セイバーかと思った笑
    貧乏くいしんぼうグルメまんがだけど悲しい雰囲気はないです。
    マルタちゃんのどんなときでも明るけ食を考えてる姿はなんか癒されるし勇気が出ます!
    絵も丁寧だけどサラッと描かれてて読みやすいよー!
    仕事遅くなって夕飯食べれなくてフラフラで帰ってきた時に読むともっとお腹減ります!!!

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著者プロフィール

高尾じんぐ: 「第5回YGコロシアム」でブロンズ賞を受賞し、デビュー。その後、ヤングガンガン(スクウェア・エニックス)にて『んぐるわ会報』『オシエシラバス』を連載。現在は「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて『くーねるまるた ぬーぼ』、「ゼノン編集部」(コアミックス)にて『土曜日のランチメイト』を連載中。

「2021年 『土曜日のランチメイト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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