重版出来! 1 (ビッグコミックス)

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著者 : 松田奈緒子
  • 小学館 (2013年3月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091850409

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重版出来! 1 (ビッグコミックス)の感想・レビュー・書評

  • 書店を舞台にした作品、出版社の編集者を描いた作品、マンガ家を主役にした作品は色々あるけど、書店×出版社×マンガ家の現場をバランスよく描いた作品ってなかなかないと思う。元書店員としては当然食いつきましたとも。
    主人公は新米編集者、大学では女子柔道に没頭していたバリバリ体育会系の黒沢心。一見ゴツめで、面接時には「小熊」とあだ名されてた逞しい女子。こういう熱血系キャラって、まぁありがちな感じがするけど、ちょっと斜め上をいってるというか…その熱さが鬱陶しくならず、場面によってはすごく新鮮に感じる時がある。そこが松田奈緒子さんらしいかも。逞しいけど愛嬌があって、意外と着ている服がかわいいところもまたよい。彼女を始め、クセのある濃~いキャラ達が次々登場。キャラといえば、心が所属する青年マンガ誌「バイブス」の先輩編集者、五百旗頭(いおきべ)さん。彼は松田さんの「少女漫画」にも編集者として登場していたので、再会が嬉しかったわ。
    作品を生み出し、本として形にし、売り出す…。その過程過程のシビアさをかなりリアルに表現し、その都度「売れる」ことの重要さについて考えさせられる。マンガ雑誌単体での黒字部署は殆どなく、単行本の売り上げとの収支で利益を出している現実。
    「雑誌がなくなるってことは多くの人の人生が変わるってことだ。」
    五百旗頭さんが発したこのセリフの重さを、誰よりも松田さん本人が身に沁みて感じているのではないだろうか。「少女漫画」のあとがきでも、惜しまれて惜しまれて休刊となったとあるマンガ誌のことに触れていた。そして、私が松田さんを知るきっかけとなたマンガ雑誌も、それとは別の、残念ながら短い命で休刊となった雑誌であった。休刊となったときの無念さは読者とて同じである。
    売れる本を世に出す。そして、全力で売る。
    そのための努力というものは、本当に地道なものである。書店と出版社との連携。先を読みながら発注数を決め、コーナーを作り、手書きPOPを作成し…。そんな現場を離れて幾年がたつだろう。このマンガを読んで、あの日々が昨日のように甦り、一つの作品を売るために奔走するたくさんの人々の懸命さに、目頭が熱くなった。
    彼らの熱さが、励みとなります。一読者となった今は「重版出来!」の言葉が飛び交う現場に少しでも貢献したい。本に詰まったたくさんの「想い」を、書店の店頭で感じたい。
    出版不況といわれて久しいけど、こういうパワーみなぎる作品に出会うと、まだまだこの業界も捨てたもんじゃないなと思います。どんどん読むぞ、買うぞ!って気にさせられます。続刊が本当に楽しみ!!心ちゃん、どんどん暴れて、この業界でも「一本」見せてください!!

  • 漫画ってこうやって世の中に生み出されるのね。安野モヨコさんの「働きマン」とかぶる部分もありつつ、、

    コグマちゃんは真っ直ぐで熱い良い子だな。
    絵柄がとっつきにくいけど、社長のエピソードはじんときますね。

  • 本を売ろうとする出版社の人達、書店の人達の熱い想いが伝わって来る。
    一冊の本を売り出すことの大変さを感じた。
    面白くても売れない本は沢山あって、売れるものと売れないものの差って何だろうと改めて不思議に思った。

  • 内輪ネタなので世間的にどの位ウケてるのかわからないけど、曲がりなりにもその内輪にいる身としては、面白かった。
    もちろん「体育会系の主人公が思いっきり文化系の世界に飛び込んできた」っていう面白味もあるのだけど、自分の仕事を客観視できるのが良い。

    本に携わる仕事、というとどうしても編集者にスポットライトが当たりがちなんだけど(そして実際社内における権力も強いのだけど)、今回は営業メインの話。
    もちろん営業の努力なくしてひとりでに売れてくれる、手のかからない本もあると思います。けど、そうでない本をどうやって1冊でも多く売るか。それを考えるのが営業の仕事です。
    地味ではあるし、この漫画みたいにトントン拍子に上手くいくことは少ないけど、この仕事の「やりがい」は理解してもらえるとは思う。

    ただ、まだまだ自分には努力が足らんと思い知らされます。ムム!

  • 【重版出来―じゅうはんしゅったい】
    出版業界の全員が幸せになれる魔法の言葉![笑]

    書籍そのものの魅力はもちろんだけど、その本を見出す人、
    よりいい本へと共同作業で作っていく編集さん、
    いろんな人に魅力を伝えて協力者を探す営業力、
    本への情熱を読者に伝えようとがんばってくれる書店員さん。

    本が好きな人たちの苦悩と喜びが詰まっていて、
    興味深くておもしろかった。

    同じものを作る側の人でも立場が違えば見据えるところも
    目指さなきゃいけないところも違ってくる。
    根底にある想いは同じでも答えは1つじゃない分難しい。

    仕事に対して誠意も熱意もある人だけで仕事ができるなんて
    当たり前のことが奇跡のように難しく、成り難い。
    熱意のバトンが繋がっていく瞬間が見れて
    がんばろうという気持ちが湧いてくる。

    主人公の心ちゃんの強さと熱意、真っ直ぐさがステキ!!!

  • 職人技という感じの、よくできた漫画。

    働きマンから、女子っぽさ抜いて、業界、働くことへ重心を移した感じか。

  • ドラマからの後追い、中古本でまずは1巻購入。

    …といいつつも、実はしばらく前に新聞広告で目にして、出版されているのは知っていた。チビ絵(?)とタイトルのみの表紙を見た限り、お仕事あるあるエッセイ漫画だと認識していたのだ。まさかストーリー漫画だったとは。さらにこの漫画が出た時期は、「百姓貴族」や「ママはテンパリスト」といった大型サイズのエッセイ漫画が華やいでいたように思う。近所の本屋でも新刊というくくりだったのか、確かそれらと同列に扱われていたような…。
    皮肉にも…「仕掛ける話」「表紙の話」を活かせなかったのでは?と思ってしまった。

     それでも手に取ったのは、ドラマの余韻にまだまだ浸りたかったからだ。
    そもそも連続ドラマなど気にも留めないのだが、主題歌がユニコーンだというのでたまたまチェックしたのがきっかけだ。そして出演者の面々に魅力を感じて観はじめた。すぐに、個性的な登場人物たちによる、いち言動やいち心理表現の、細かさ、上手さ、巧みさにぐいぐい惹き込まれていった。私には傑作だった。

    さて漫画はというと、人物設定や着眼点がものすごくいいと思う。この人たちが今後何かやらかしていくぞ?とわくわくさせられた。知らない業界を見ることができて、知的好奇心がうずいた。
     
    しかし…いかんせん読みにくいのだ。コマの流れというか、見たい、見せてほしい場面があっさりとした小さいコマだったり、小さいコマの中で、カギとなるセリフが言われていたり、不要かと思われる「描写の補足文字」がぎゅうぎゅうに詰められていたりする。各所でストレスを感じ、違和感ばかりが残る。これが作者の作風なのだろうか?それとも1巻だからなのだろうか?これまで漫画は人並み程度には読んできたつもりだが、こういったストレスは初めてだった。

    どうしても理解できないのは、主人公が「小熊」と称される場面。あまりに唐突すぎて、どこか読み飛ばしたのかとざっとめくり直すも特に説明や背景は見当たらず…。2巻以降にでてくるのだろうか…?
    残念ながら絵柄にも魅力を感じず、好感を持てなかった。

    個人的には漫画としては2巻以降は手に取らないだろう。
    ただ、ドラマは大満足だったので、ドラマでの続編を期待して☆3とした。

  • 柔道女子が漫画の編集の仕事に就く。
    持ち前の明るさと、柔道で鍛えた精神を武器に編集者として成長していく。

    1巻は『タンポポ鉄道』の話で漫画家、編集者、営業の頑張りに涙した。

    面白いと思うけれど、この漫画で語られている精神論はあまり好きではない。
    出版社に勤めるのはたしかに厳しくて並の心じゃやっていけないのは確かだとは思うけれど。

  • 絵とノリはあまり好みじゃないけど
    マンガ好きなので面白かったです。
    マンガ業界のマンガ増えましたね~

  • 新聞の書評でも取り上げられていて、読みたいなあ、と思っていた。
    期待をうらぎらず、面白い。
    作者の松田さんの、対象への愛情がすごく感じられるところもいい。

    私はこの人の作品を初めて読んだと思っていたが、実は違った。
    「えへん、龍之介」の作者の松田さんだったのね。

  • 3巻まで一気読みした。
    あー苦手そうな絵だなと思ったけど引き込まれた。図らずも「たんぽぽ」コーナーで泣きそうになった。
    一所懸命仕事する小熊の熱量がすごい

  • 業界の事知らない素人だけど勉強になるわぁ

  • 出版業界が舞台のお仕事漫画。
    漫画ってこういう風にして店にならんぶんだなと感慨深かった。

  • 新入社員におすすめシリーズの筆頭にあるような作品。
    出版社で漫画雑誌の編集者になった新人女子ががんばるお話。
    主人公がとにかく前向きで、あまりウジウジしたりしないタイプなので読んでいてすがすがしいです。
    どちらかというと、主人公の周囲の人の心理描写とか悩みの描き方のほうが詳細。それを単純明快で前向きな主人公がいつの間にか癒してしまっている、という感じでストーリーが進みます。
    「周りの人を元気にできる人」って本当にいるなあ、と思いながら読んでいました。まずは自分が前向きに楽しむことですね!

  • 本がどうやってできるか分かるので、本好きならおもしろく読める。
    絵柄で読まず嫌いしてたけど、読んでみたらおもしろかった。

  • 突っ込みどころが多くてあまり楽しめなかった
    リアルな内情を描いてくれればよかったのに

  • 漫画や本を愛するすべての人におすすめしたいお仕事マンガ。
    別にマンガが好きじゃなくても、仕事に対する姿勢が変わるので読むべき。

  • 面白かった! 知らない漫画家さんのはほとんど読まなくなっているけれど、これはタイトルと絵柄にひかれて購入。第一話からもうグングン惹きつけられて、あっという間に読んでしまった。繰り返して読んでも本当に面白い。

    主人公のキャラが立っていて、脇役も個性豊か。見開きを使った決めぜりふとか、青年誌っぽい感じは苦手だけれど、少女漫画出身の方らしくきれいに描かれているので○。エピソードがよく練られているなあと思う。

    何と言っても出版業界のお話だものね。本(漫画を含む)を愛する人たちの思いがいろいろな形で語られている所にジーンとくる。

  • 表紙が目につくし、すごくかわいい。

  • 1〜2巻
    先日読んだ「校閲ガール」に続いて出版業界をテーマにした作品を読みました。
    タイトルの「重版出来」は「じゅうはんしゅったい」と読む。これを目指して日々、編集のお仕事に励む新米編集者の話。マンガ・雑誌作りの裏側を垣間みることが出来てとても面白かったです。そして主人公の黒沢心の全力投球して仕事を楽しむ姿に刺激を受けました。こうでなくちゃ!と感じた次第です。
    2巻の終わりは続きが気になります。
    早く3巻読みたい。

  • 松田なおこさん、少女漫画もおもしろかったけどコレもすごいな! まさに女性版バクマン 少女漫画の男性作家より女性作家のギャラが激安って話の時も思ったけど今回の話もふわっとテイストでぶっちゃける事実がとても興味深いです

  • 社長の「運ため」、心に刻んでおこうと思う。

  • 売れる漫画は愛されてる、本当にその通りだと。好き、面白い、を越えて愛されるのが漫画だなあと。
    もっとマニアックというか地味な話かと思ってたら王道だった。現実と理想の割合は如何程?
    心ちゃんが微妙な存在感なので次巻は活躍してほしい!1話ではあんなにドーンと出たのに!

  • ゴリ押しされていたので思わず敬遠してしまっていたが、面白かった!
    もっと早く読めばよかった〜と、後悔。

    絵やコマ割りが雑(あえて?)で読みにくいところもあるが、エピソードやここぞの絵の強さがとても良かった。
    見せ方がとてもうまい。そして、キャラがみんなおもしろい。阪神の勝敗で機嫌が変わる人、いるよね〜。笑

    どこか古き良きな雰囲気の人情漫画です。
    好き!続きも早速読みます。

  • 頑張るということを受け止める強さ

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重版出来! 1 (ビッグコミックス)の作品紹介

マンガに関わる人々の超骨太人間ドラマ!

「マンガ」は、漫画家だけのものじゃない。
編集者、営業、宣伝、製版、印刷、デザイナー、取次、書店員…。
数えきれないマンガの裏方たちのリレーで、読者の手に届くもの。
そう、裏方の熱き想いがあるからこそ「マンガは売れる」んです!

マンガに関わる一人ひとりの人間ドラマをぐいっと描く本作、
全ての仕事人へのエール漫画です!!!

【編集担当からのおすすめ情報】
このマンガ『重版出来!』は、多くの取材を重ねて作っています。
取材のたびに、マンガに関わる誰もが愛情を持って働いていることを
痛感します。その熱を著者の松田さんが吸収して描かれる本作、
担当は毎回毎回そのドラマに泣かされています!
「マンガという商品はどうやって作られるのか?」に興味がある方も、
ぜひぜひお読みください!!

重版出来! 1 (ビッグコミックス)のKindle版

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