重版出来! (1) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
4.03
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感想 : 257
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091850409

感想・レビュー・書評

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  • あなどってました、ごめんなさい。
    本屋で見つけて、ここしばらく書店モノが自分の中で続いているなぁと思いながら購入。
    でも、いわゆる「業界モノ」なんだろうなぁと思っていたら、凄かった。
    作る人と売る人とそれをサポートする人、それぞれの思いをきちんと感じられる作品。
    また泣いた。
    最近、涙腺ゆるいなぁ…。

  • 201304/松田奈緒子作品は好きなんだけど、これはちょっと内輪受け感があって若干温度差。とはいえ、出版業界に限らず働く上で当たり前のことを大切に頑張っていこうという胸熱な展開で読んでて楽しい。初見のかたには絵柄で損しそうかな。

  • 三月読む。必ず!
    いろいろな視野や気づきを頂けそう、、

    書店員さんが前のめりで熱く!面白いと勧めてくれたので、とても読みたくなった。

    たったひとり。
    売れるぜという自分の利益のためにただ押し付ける販売員ではなく、その顧客の嗜好を深く知り、いま読むべき、読むと道筋が開けるだろうという利用者想いの視点と書店員自身の経験と知識から渾身の一冊を差し出してくれる。
    そんな店員さんがいてくれれば、とても生きるのに前を向いて居られそうだ。

    そんな存在に出逢えてよかった!
    思い返せば、住む場所場所で、必ず数人地域サポーターと呼べるまちのお母さん、お父さん、お兄さんに出会ってきたなぁ。
    またあの街に会いに行こう。
    おにぎりセットとしあわせのお味噌汁を頬張りに。桜の咲く頃に。

    私も、だれかにとってそんな存在になれたらいいな。
    読んでくれたひとが輝ける。自ら輝きを放つはじめの一歩をそっと押せる。そんなきっかけづくりを叶える選書員になりたい。

  • 心ちゃんの魅力と社長の見る目の良さから始まり
    一気に心ちゃんにハマってしまう展開が好きだ。

    三蔵山先生のエピソードはとても好きだ。
    老化が理由であれば徐々にのことなので
    自分でも気づきにくいだろうし、
    心ちゃんが解決策を見つけてくれて本当に良かった。
    あのアシ以外はみんな良いお弟子さんたちだし
    デジタルに挑戦しようというのも偉いし
    五百旗頭さんもこれからは相談するよと言ってもらえて
    編集冥利に尽きるだろう。

    フィクションだからと流すべきところなのだろうが
    紙をヤギに食べさせるのはやめて欲しい。
    体を悪くしてしまう。捨てるよりよほど罰当たりな行為だ。
    換金してから寄付でもすれば良いのに。

    普通にハラスメントが出てくるが、業界的にはこんなものなのだろうか。
    締め切り破りにしても一般的な企業であればありえないことなのに
    なんとか原稿を取ってきて印刷機も止めさせて何とか入稿する
    というのももう古い慣習のような気がする。
    人気でもきっちり締め切りを守っている作家さんも当然いるわけだし。

    希望の部署に配属されず、それでも自分なりに一生懸命やっているのに悔しい気持ちは分かるが
    心ちゃんのことを知らずに勝手に女はいいよななどと
    言い出す根性が小泉の良くないところなのではと思う。
    書店員さんが本人に幽霊みたいというのは失礼極まりないが
    正直言い得て妙ではある。

    心ちゃんが何も知らなくて子供っぽいまっすぐさではなくて
    今まで自分の領分で積み重ねて苦労してきたからこそのまっすぐさなのが良い。

    面白い漫画が売れるとは限らない。
    人気商売のものはどれもそうだろう。
    本当は良いものはみんな売れて欲しいが。
    書店さんがはりきってディスプレイしてくれて、
    それを見て担当さんと作家さんが喜んでくれる流れが素敵だ。

    最終的に小泉が化けたのが気持ち良い。
    岡さんの奥さんがサインをもらっておいてくれるのもさりげなく良かった。

  • 柔道ひとすじに頑張ってきた心ちゃん。
    怪我でその道をあきらめたあと、
    就職したのは出版社。
    その理由が「漫画を見て柔道に憧れたから」
    だって!
    自分がワクワクしたように
    世界中の人をワクワクさせたい…
    ええやん、ええや〜ん。ベタだけど。

    で。お仕事です。
    編集部の営業さんって
    こうやって売り込みかけるんだ。
    漫画に限らず、他の出版物もだろうけど
    たくさんの人の手が橋渡ししてるんですね。
    そんな裏側も見れて楽しい。
    あと編集長が阪神ファン(笑)

  • ドラマから参入。
    面白い。こんな上手くいくことは実際あんまりないのだろうけれども、それでも頑張ろうと思わせてくれる。自然と応援したくなる主人公が魅力的。

  • 勧められて3巻まで読む。10年ぶり位のコミック。あまり上手じゃないけど、絵もネームも昭和の香りプンプンで。これが売れているなら、今時の…も捨てたモノじゃないかも。

  • 学生時代柔道一筋で育った主人公・心が出版業界に携わることになって接した様々な人とのやりとりを軸にしたお仕事漫画
    出版チームの理想とは?良い営業像とは?

    勢いで行動するところもある主人公像、とか漫画家のスランプとか題材自体はベタでもストーリーの肝になっていく着眼点が新しい

  • ひとまず1巻。
    表紙から想像していた絵柄が本編は違ったので意表をつかれました。
    よくあるお仕事エッセイ的なものだと思っていたら、人間味あふれるストーリーマンガだったんだもの。
    これは嬉しい裏切りではある。が、食わず嫌いな人も多いのでは……

    そして、なんといっても勢いがすごいです。
    柔道で日本代表を目指してた心ちゃんの、いい意味でのスポ根と素直さがとても好ましい。
    かわいい服着てたりして意外と女子力高そうな心ちゃんが、もりもりご飯食べちゃうとか、かわいすぎるでしょう。

    本ができるまでに、そしてその本が売れて「重版出来」されるまでには、作者はもちろん出版社の人間(編集の人や営業の人)や書店員など、様々な人の手が携わっているんだなぁ、と改めて考えさせられました。

    久しぶりに面白いマンガに出会えました♪続きも読むぞ~!

  • 様々なプロフェッショナルの連携で商品、サービス、ビジネスはなりたってる。この世界観だいすき。

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著者プロフィール

漫画家。1996年デビュー。『えへん、龍之介。』『花吐き乙女』など独特の感性が光る作品を多数発表。2016年春にドラマ化された『重版出来!』で一躍人気作家に。2016年、デビュー20周年を迎えた。

「2017年 『【特典付き】レタスバーガープリーズ.OK,OK! 完全版 【全3巻】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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