黄昏流星群 (20) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 43
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091856500

作品紹介・あらすじ

▼第1~9話『恋する星霊』●主な登場人物/稲本浩(銀座のホステスを車で送り届ける仕事をしている。15年前に離婚して妻子と別れた)、ケイ子(銀座のホステス。幼少の頃父親に虐待を受け、身体に火傷の跡がある)、矢沢世津子(稲本の別れた妻)、矢沢大吾(稲本の息子)●あらすじ/銀座のホステスを家まで届ける“送り”の運転手をしている稲本は、家族に逃げられ社会からもドロップアウトした“最低のオヤジ”。女達にも不愛想に接していたが、なぜかホステスの一人が彼に興味を持ち自宅へと誘惑する。ベッドで稲本が見たものは、胸から脇腹にかけ大きな火傷の跡が残る彼女の肢体だった…(第1話)。●本巻の特徴/オリジナル誌上で4か月半に渡って掲載された「恋する星霊」全9編を一挙収録。15年も投げやりな生活を続ける中年男・稲本と、幼児虐待を受け、心と体に傷跡を残すホステス・ケイ子。いつしか惹かれあい、関係を深めていく二人だが…。そんな折、母の遺骨を抱えた稲本の息子が突然現れて!?

感想・レビュー・書評

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  • 1-20巻セットで20.00

  • 「恋する星霊」キャバ嬢の送りをするバイト。実際は車持ち込みだからやったことはないのだが、ちょっとやってみよかなと考えた事あるし、この主人公のおじさんが前の駐車場のバイトのおじさんに似ていて草。その人とアメ村の横の駐車場で大声を張り上げて口喧嘩したなあ。何をしとるんやオレは(笑)あんまり覚えてないけど「先輩やから敬え」ってイチローみたいな事言われた記憶だけはある。それはともかく元嫁の霊が普通に出て来て霊とヤろうとしてるおじさんの裸が面白い。最近の朝ドラも内田有紀の霊が普通に全編通して重要な役をやっていたしよくある手法ではあるのかも。最後は女の人だけ残される形にはなってしまったがちゃんと死んだことは伝えられたし、おじさんは元嫁と一緒に天国へ行けたのだから幸せっちゃ幸せやなあ。最後、死際がやはり大事なんやろな、人生。最後の最後で笑えたらそれでいい(東野)ということなんやろなあ。

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著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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