- Amazon.co.jp ・マンガ (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091857347
作品紹介・あらすじ
▼しあわせなら手をたたこう▼リボルバー[原作/狩撫麻礼]▼夏でポン!▼鈴木さん▼ピース▼ファミリーレストランは僕らのパラダイスなのさ!▼だみだこりゃ
感想・レビュー・書評
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男の子なんて嫌いだ。
彼らの青春は 青い匂いで眩しくて。
女の子におすすめしたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
青春って男の子のためにあるんだな。
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不良本。
映画の青い春が好き過ぎて好き過ぎて。
この漫画からブラッシュアップされたのがあの映画なら
かなり優秀だと思う。けど、映画から入ったからそう思うだけなのかな?どうかな? -
松本大洋好きには堪らん。
昭和生まれの先輩を見てきた
平成初期生まれには刺さる内容。
昭和生まれにも刺さると思う。
行間を読む力もいらない。
青春のアホで整理のつかない衝動と興奮を掻き立てる。
青春は短編集である。 -
90年代初期に鈍く輝く「黒い大洋」を見よ!!
3つのあとがき
「当時そうした一連の間抜けた行動を奇天烈に感じた私にとって彼らの一挙手一投足は常に興味の対象でした。理屈に対しては拳で答え〜ツッパリ君達の本能は私の憧れで有り一番身近にいたヒーローだった様に思います」1993
「それはたぶん夜明け前・街の姿がおぼろげにあらわれる時の青色なのだと思います」1998
「漫画の技術もすさまじく稚拙で、正視に絶えぬコマやら演出も多々あり、穴があったら放りこんで隠しておきたいような気持ちも正直あります。しかし今では決して描くことのできない台詞や展開があることも事実で、それはそれで力を持っているように思います」2011
解説
「作家の処女作にはその作家のすべてが表れる、とはよくいわれることですが、松本大洋の小学館デビュー作である『しあわせなら手をたたこう』にも、松本大洋というマンガ家のもっとも根源的な部分が表出されています。それはひと言でいって、〈死〉への関心です。」
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・松本大洋は一作も見たことなかった。率直な感想は、漫画なのに酔いそう。
・不良たちの青春をテーマにした短編集。人物たちが感情的ではなく冷めてる感じが岡崎京子っぽいというか、この時代っぽいのか。
・大体の話のテーマが「死」で、作品自体も青い。物語は個人的に魅力的では無かったが、青春のダラダラした雰囲気が良い。最後の方の「だみだこりゃ」は分かりやすくてすき。私はこれくらいで分かりやすい方がいい。 -
フォルダ分けにもっと自由度があるとなおいい
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松本太陽大先生の短編集。ぜんぶいい。
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曇天の空が広がる梅雨の放課後、部活の先輩の執拗なイジメに嫌気がさして、公園で慣れない煙を燻らせ、大声で言葉にならない何かを叫んだあの日を思い出しました。
「どれだけ情熱を燃やそうと、血潮をたぎらせようと、青春とはやはり青いのだと僕は思います」 -
ひたすら漂う虚無感。
タイプは違えど、
夢中になることがなかった人や
あっても達成できないままだった人には
きっと同じ空気を
感じていたと思う -
ああ、ただただ不快。残念なヤンキー君たちの行動もさることながら、彼らの周りの淀んだ空気を通して世界を観ると、バカな大人は益々薄汚く、爽やかなカップルや普通の人々ですら白々しく映る。ここまで汚く世の中を描けるのは、松本大洋ならではか。あとがきまで読んで、読後のストレスを一気に解決でき、清々しい思いだ。
この短編集の中で、救いの有無という視点、つまりどうしようもない手詰まり感から次に進むことが出来たであろう話が一つだけあった。野球部の話だ。淡々と描いて行く自由は、もちろん本にあるものの、野球部の話、それも短編集の中盤にあるのだが、で一息つくことができたのは、自分が無意識のうちに前向きさを望んでいたということだろうか。 -
映画を観てから、この原作を読みました。
不良男子校生たちが危ない橋を渡りまくる短編集。
ファミレスの話が好きです。 -
不良たち…
実際は絶対関わりたくないけど、この本の中の彼らにはなんだか魅力を感じる。
倦怠感が伝わってくる。
絵が大好き。
壁の落書きをひとつひとつ見るのが楽しいです笑
「ファミリーレストランは…」と「だみだこりゃ」が気に入っています。 -
本編も素敵ですがあとがきも凄く素敵です。
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映画版青い春を観てこちらを読みたくなった。はてさて
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バラバラなようでいてどこかで繋がっているストーリーも、主人公不在の構成も、全てが心に訴えかけてくる。
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くやしいくらいわからなかった。
でも心のどっかに突き抜けるようにつよい印象だけは残って、
やっぱ凄いのかなあとわからないなりに何度も読み直したりしてる。
この人の絵、というか表現が最ッ高なのは確かです!! -
何じゃコリャアと(映画の主演は松田龍平らしいし)思った僕はたぶん間違ってない。
よくわからんけどなんかいいなあ、ああそうか、あいつらがカッコイイのは、ふり返らないからか。過ぎたことも先のことも。疑わないことが、強さか。ちがうかあ。まあ、ちがっても、いいかあ。
「どれだけ情熱を燃やそうと血潮を滾らせようと青春とはやはり青いのだと僕は思います。
それはたぶん夜明け前、街の姿がおぼろげにあらわれる時の青色なのだと思います。」(作者あとがき其の弐より)