ありがとう 上 (ビッグコミックス ワイド版)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 194
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784091857712

感想・レビュー・書評

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  • 上下巻セットで購入。以前から気にしつつ、なんとなく避けていた山本直樹氏の漫画。ただどぎつい性描写や暴力シーンの多い漫画かと思っていたら、ぜんぜん誤解でした。この人はホントに人間の中身を描くのがうまい。

  • 凄く重い内容のはずなのにコミカルに描かれている分、読後感はわりとすっきりしてました。
    お父さんの額にLoveの刻印が押されたあとから、お父さんがなんかのモンスターに見えて仕方なかった笑
    家族への執着度合いも怪物並笑
    お父さんの執着に反して家族のあっさりした感じが見てて辛かった

  • ひたすら鬱の展開が続くのに、最後の爽やかさは何なんだろう。たまに無性に読み返したくなる。

  • この作者の他の作品をかつて読んだことがあるので、有る程度心の準備をして読みました。

    にもかかわらず、冒頭いきなり私の胸を大きくざっくりえぐって行ってくれやがりました。

    しかし、全てを読み終わる頃にはえぐって行ったところを再構築してくれます。
    ただし、元通りに再構築する訳ではありませんでした。
    感動しました、というような感覚ではなく、
    読む前とは違う人になったかのような感覚になりました。
    人によってはまた違うかもしれません。
    ですからこれから読もうと思っているなら覚悟を決めて読んで見てください。
    多分、アラフォーより上の人達が読むべきです。
    そんな作品でした。

  • 凄惨な導入から繰り広げられるホームドラマ。ありきたりのホームドラマへの皮肉なのだろうか。あたしたち親友でしょ、と自分に酔って気持ちをおしつけてくるクラスメイト。なんでも社会のせいにして自分を正当化する不良たち。理屈を並べ立てて事なきを得ようとする教師。そして、昔ながらの父として家族をたばねようとして、力んで、うとまれて、こっけいだけど、それでもなんとかしようともがく一郎。人のいやらしいところをえぐりながら、その先にあるものを提示しようという試みなのだろうか。

  • 再読 昔読んだ印象とだいぶ違ってたから
    親の年になってもう1回読んだらまた違うんだろうな
    おでこのLOVEがね 笑えてたのにだんだん痛々しくなってくる
    古くささとか全然ないなあ やっぱりこれは傑作だと思う

  • 冒頭から衝撃的なシーンではじまります。
    でもそこで、エロ漫画と決め付けないでほしい。
    ある家族が離散するまでの物語。
    最後は泣きました。でも救われない涙ではありませんでした。
    読み返したいけど、子供のいる家にはちょっとおいておきにくい漫画です。

    ちなみにこの漫画・・・映画化されましたが、原作の足元にも及びません!!
    映画しか知らない方は、ぜひ原作を読んでください。

  • 良い漫画だった。
    本当に救いのない場面から始まるのです。
    そこで奮闘する父親。
    宗教問題、いじめ、家族、近隣の関係等、現代の問題にも大きく触れています。
    悪名だけで読まないとしている人はおかしいと思う。

  • 島根、青森などを舞台とした作品です。

  • 全巻読了
    何も救われない、空しい。

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著者プロフィール

カルフォルニア大学サンタバーバラ校助教授 
専攻=映画理論・日本映画
Dialectics without Synthesis: Realism and Japanese Film Theory in a Global Frame, University of California Press, 2020, “Eye of the Machine: Itagaki Takao and Debates on New Realism in 1920s Japan,” Framework 56, no. 2 (Fall 2015).

「2019年 『転形期のメディオロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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