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- Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091864239
感想・レビュー・書評
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戊辰戦争終幕。
敗軍が歴史に何を残したのか、ということを兵馬通して書きたかったのかな、と思います。敗軍・賊軍のイメージとして、時代を逆行させる存在というのがありますが、そうではないよと。
勝者がいて敗者がいるから、歴史が動く。旧体制の清算という意味もあるし、先取りゆえの相容れなさもありますし。
何を信じて、何のために戦って、何を伝え継いでいくのか。
それが兵馬の場合は共和政樹立か。
エンタメ性は薄かったですけど、読むたびに違う発見しそうかなと思います。幕末関連の書籍を新たに読むごとに。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
二股口の地形が現物と違い過ぎて、そこは失笑した。が、作品全体を通じては、徳川側の宇津木兵馬と薩摩側の村田新八郎という架空の人物を通じて戊辰戦争前後の時代を描いた点では『獅子の時代』かわぐちかいじ版という感じ。脇で出てくる大鳥圭介が土方歳三と結構いい関係で、史実ファンとしては結構嬉しくなる。